小川直也とは、日本の総合格闘家、プロレスラー、タレントである。
高校から始めた柔道で才能を開花させ、大学、社会人と活躍。92年にはバルセロナオリンピックに出場し銀メダルを獲得。当時は寡黙で口数の少ない男だったため、マスコミから「態度が悪い」とバッシングを受けることもあった。また同世代に古賀、後輩に吉田とスター選手が多かったため常に彼らと比較される続けていた。その後アトランタオリンピックに出場するも五位に終わり、97年に引退、フリーの格闘家となった。
97年にアントニオ猪木、佐山聡が創設した総合格闘技団体UFOの一員として新日本プロレスデビュー。当時IWGP王者だった橋本真也を下す大金星でプロレスデビューを飾る。しかしその後橋本とのIWGPをかけた試合に敗れたのをきっかけに勝ちからは遠ざかる日が続いていたのだが・・・
この日新日本プロレスは毎年恒例の東京ドーム大会を開催。大仁田厚の新日本参戦も相まって注目された大会だった。
それに先立ったこの三度目の対決で二人の因縁は白黒はっきりつくはずだった。ところが入場してきた小川直也を見て観客は驚いた。以前のような柔道着にどっしりとした体格は影を潜め、黒のタイツにレガース、そして何より以前とは見違えるようにビルドアップされた肉体を小川は作り上げてきた。さらにプロレスでは異例の「相手が入場してくるときにマイクアピールを行う」といった掟破りの行動まで行うなど以前の小川とは姿も中身も明らかに違っていた。
どこか異様な雰囲気の中試合開始。そして試合開始からすぐ、この試合が異常であることに多くの観客は気づく。キレのあるパンチやキックで攻め立てる小川に対してクリンチで逃れるしか出来ない橋本、そして小川はマウントポジションを奪うとそのまま橋本をボコボコにしてしまう。誰の目にもこれがプロレスの試合では無いことは明らかであった。
そのまま橋本が一方的に攻められ続け、流血のまま何もできないまま場外へ。そこでセコンドの乱入もあって試合はノーコンテストで終わる。
しかし、試合終了後も新日本レスラーとUFOの小競り合いは続き、長州力が事態の収拾に現れるも、火に油を注ぐ結果になってしまう。(めちゃイケの企画、めちゃ日本女子プロレスでパロディされているのはこの場面)
そのまま小川は表情を変えずリングを去り、東京ドームは「一体これはなんだったのか?」という戸惑いと怒号が飛び交う異様な空気となった。
諸説あるものの、この試合の真実は未だ明確に語られていない。しかし、この試合をきっかけに新日本プロレスは大きな変革を迫られることになる。
その後小川は総合格闘技団体PRIDEにも参戦して勝ち星を上げ、プロレスも並行して続け一度は橋本を引退に追い込んだ。しかし後に橋本がプロレス団体ZERO-ONEを立ち上げるとそこに参戦。橋本と「OH砲」を結成し戦友となる。
さらにZERO-ONEが手掛ける新たなプロレス団体ハッスルにも参戦、トップレスラーとして活躍。決めポーズの「3,2,1、ハッスルハッスル」は流行語にもなった。しかし同時にそのコミカルでショーアップされたスタイルは批判の声も少なからず受けることになる。
2005年には戦友、橋本真也が急逝。この年行われたPRIDE男祭りではかつての後輩、吉田秀彦と対戦。その際入場曲を橋本の「爆勝宣言」にするなどして注目を集めた。
小川の代名詞にして最大の必殺技。柔道の大外刈りを発展させた技で、相手の首に腕をかけそのまま脚を払いつつ前に倒れこみ相手の後頭部をマットに打ち付ける。単純ながらも非常に危険な技であり、何度も橋本真也を苦しめた。
この技を基本とした橋本との合体技に「俺ごと刈れ」「刈龍怒」などがある。
掲示板
3 ななしのよっしん
2019/07/20(土) 00:28:58 ID: AEwtUt+moq
小川直也に関しては「クソッタレ、マザーファッカーだ!」と侮蔑している。1999年1月4日の東京ドームで行われた橋本真也vs小川直也戦で試合後に小川がボコボコにした相手である橋本に対して偉そうにしたため、礼儀を重んじるゴルドーにとっては我慢ならなかったという。もし自分がその試合で小川のセコンドを務めていなかったら、自分が小川を殺していたとまで2019年の談話で怒りを露わにしていた。
4 ななしのよっしん
2019/07/20(土) 00:32:05 ID: AEwtUt+moq
2019年の時点で小川は不倫問題で世間を賑わせているが、ゴルドーは「アイツはそういう人の道を外れたことでしか注目を集められないんだよ!」と非難しており、さらに「あいつは今お人形遊びでもしているのか?何もしていないだろう」「ああいうふざけた態度を取ったから亡くなった橋本さんよりも生きている小川の方が忘れ去られてしまったんだ」と厳しい言葉を投げかけた。
5 ななしのよっしん
2023/01/21(土) 10:12:06 ID: uj895w2Yy0
以前、自分のお子さんが「ケンカでよその子をケガさせた」話を自慢げに語ってたのは流石に引いた
リップサービス的な「家族の武勇伝」だとしても、元オリンピアン・どちらに非があったかには触れてないことも含めてヤバい気がする
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最終更新:2024/04/25(木) 12:00
最終更新:2024/04/25(木) 12:00
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