小銃とは、銃器の一種である。
ただし注意として、かなり広義の呼び方である。例え同じ弾を使用する場合でもスポーツ射撃、狩猟用(猟銃)、軍用であったり、手動、単発、連射可能なものまで幅広い。取り扱う方々も、民間・警察・軍隊・テロリストまで幅広い。
脈絡のない会話や場所で単純に「ライフル」と言っても
相手が店員やマニアであっても、一瞬では出てこないため注意。
(基本的に用途などいくつかの質問され、特定してくれるが)
広義には 遠距離用の銃器 として扱われる場合が多い。
見た目・サイズは大きいものが多い。軍用の歩兵武器としても一般的。
基本としては、銃の中でも小銃弾(ライフル弾)と分類される細長く高速で強力な弾を使用し
銃床(ストック)や長い銃身を持つ大型の物で、個人で取り扱える範囲の物を指す。
拳銃弾や散弾銃と比較し、発射時の初速と発射エネルギーが大きいため
遠距離/長射程においても安定した破壊力・命中精度が期待できる。
軍用ライフルにおいては遠近を問わない射程の広さが魅力。(一定以上は狙撃銃の仕事)
フルオート(連射)可能なアサルトライフル(突撃銃)においては、近距離での制圧も可能。
※第二次世界大戦頃までは、かつては短機関銃が近距離制圧の役割を担っていた。
狭い場所での取り扱いや空挺降下(パラシュート降下)が容易となるよう
小型軽量化されたカービン(騎兵銃)や、元々短いもの、構造的に射程を犠牲にすることなく短くなるブルパップ方式の銃などもある。
小口径弾など、ライフル弾自体を少し小型化したものある。
射撃時・連射時の反動抑制が容易となり、装填数や携行弾数を増やせるといったメリットがある。
拳銃弾より破壊力・貫通力があり
多少の壁やボディーアーマーといった遮蔽物も無力化しやすい。
特に長距離の精密射撃(狙撃)に用いられるものは狙撃銃と呼ばれ
凄腕のスナイパーが使用すればひとりで大勢を足止め可能。(→狙撃手)
小銃・ライフル自体が拳銃・短機関銃より長く重い。
短いものを除き、ジャングルや狭い室内などでは銃を引っかけたりぶつける可能性がある。[1]
狭い車内や機内への持ち込みに苦労したり、長すぎて持ち込めない場合もある。
拳銃弾より火薬量が多いため、単純に比較しても反動が大きくなりがち。
さらに強力な弾薬を使用するものほど、反動が大きく特に連射時は銃が暴れまわる。
小口径化したものは反動制御も容易になるが、射程・破壊力は小さくなる。(それでも拳銃弾よりは強力)
破壊力が大きく貫通力も高くなりがちで、壁や人間をぶち抜いても破壊力が衰えず
流れ弾で余計な破壊や殺傷をするリスクもある。
前述の小口径弾や、全長が短縮化されたものは有効射程が犠牲になる。
ブルパップ方式においては全長を短縮しても射程が犠牲にならないが操作性などその他の問題も多い。
(→ブルパップ)
特に狙撃に特化したライフルは、連射が不可能であったり装填数が少ない、取り回しが悪い
照準が遠距離用のスコープしかないなど、近距離や大勢の敵に囲まれると圧倒的不利になりがち。
これを言ってはおしまいだが…
いくら射程が長いライフルとはいえ、射手の腕前によっては性能を生かしきれない。
個人が取り扱える武器・兵器としては今の所最も殺傷能力・射程のある物であり、銃器としての歴史も最も長く、その動作形式や使用弾薬と共に進化しつつ、軍・治安・狩猟・スポーツ等、様々な用途で用いられている。
時代によって微妙に変遷はあるものの、現代においては
射程・威力・命中精度・弾数・重量・サイズなどのバランスが良く
射手の技量によっては狙撃銃でなくともそれなりの距離まで対応できることから
一般的にアサルトライフル(突撃銃)が用いられる。
新兵教育の時点で銃の操作・分解整備・射撃などを習得させられる。
もちろん良好な成績がなければ狙撃銃は持たせて貰えないし
スコープさえ付ければ誰でもゲームのように当たりまくる訳ではない。
ライフル弾を連射することに特化したものが狭義のマシンガンである。(→機関銃)
二脚が標準装備されていたり、銃自体に重量があるため連射時も暴れまわりにくい。
警察の特殊部隊においても、軍用ライフルを流用して使用している場合も多い。
戦時中は大型で強力な弾薬を使用し、対戦車兵器として使用されていた時期もあった。
(→対戦車ライフル)ただし途中で戦車側の装甲が強化され完全に無効化されてしまう。
その後は優れた破壊力と弾道特性から超長距離狙撃に用いられるようになった。
(→対物ライフル)
ただし、どちらにおいても、非常に長く重く、射撃や運搬時の負担はある。
現在でも狙撃銃など、一発撃つごとにカチャカチャ前後させて
弾を装填している銃があり、不思議に思うかもしれないが時代遅れではない。
詳しくは → ボルトアクション
なお、上述の通り、個人が用いる銃器としては最も大型な分類であるが、「小」銃である。
この語の発生には諸説あるが、複数人で運用する「大」砲等の「大」型火器に対して「小」を充てたという説が有力である。
なお、動作形式や使用弾等により細分化されキリがない為、ここでの分類についての記述は避ける。
ニコニコ大百科に個別の記事がある銃器は銃の一覧の該当綱目を参照。
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最終更新:2023/09/26(火) 23:00
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