小鳥さんのGM奮闘記Rとは、ブリッツPの投稿するTRPG動画である。
前キャンペーンが蛮族と響き合うTRPGと言われていたのに対し、今卓はヤンデレが響き合うTRPGと言われることが多い。
2012年7月8日、連載開始。2013年7月8日をもってシリーズ投稿一周年を迎えた。
なお、こちらの記事では初見の方、まだ最新作に追いついていない方等に配慮し、極力大きなネタバレを避けて編集を致します。ネタバレ前提で情報を整理したい方等はこちらからどうぞ→小鳥さんのGM奮闘記R(ネタバレ)
ソード・ワールド2.0を題材としたものとしては「続・小鳥さんのGM奮闘記」「続・小鳥さんのGM奮闘記~外伝~」に続く三作目となる。今回の主な舞台はダーレスブルグからはるか南、フェイダン地方は"集いの国"リオス。
拠点こそ異なるものの、自由奔放ティダーンズが活躍した世界と同一のものであると思われ、シド・アドルファス侯爵の登場や、彼女達の活躍が「邪竜王大戦」として伝説となった後である等、相変わらず過去作ファンもニマニマできる作りとなっている。
参加メンバーはSession10-3現在で、天海春香、如月千早、双海亜美、日高愛、水谷絵理、秋月涼の6名。
このメンツは、ブリッツPがTRPG動画として初めて投稿した作品「小鳥さんのGM奮闘記」のメインキャストであり、いわゆる「無理無茶無謀のノーキンズ」の面々である。
選択技能もほぼ当時のそれに倣っており、旧ソード・ワールドで活躍した彼女らがソード・ワールド2.0の世界に転生したと見ることもできる。そういった点から、Rにはリターンズ/リトライ等の意味合いが込められているのだろう。
他にも日高舞、桜井夢子ら旧太陽組も、途中サブマスターとして参加している。演じきれないキャラクターを演じてもらうとのことなので、彼女らに限らず他の面子も今後出番はあるかも知れない。彼女らのファンは期待して待とう。
小鳥さん(ひいてはブリッツP)の更に進化し洗練されたシナリオと従来通りテンポのよい会話、オオバコ氏による超ハイレベルなドット絵に後押しされた、常に工夫を怠らない戦闘演出等相変わらず多くの見所があるが、今までの作品として決定的に違う点が存在する。
その一つがPC達の立ち絵が、一般的な改造タイプのものから絵師による完全一枚絵に変化したこと。
主にpixivで活動する絵師:コウサク氏によって作成された一枚絵をRPパートに使用。見慣れた普段着のアイドル達をPL同士が話し合っている、相談している場面に使用。
この使い分けによってファンタジックなストーリー部分と、現実世界でプレイヤーが「演じている」部分の対比がかなり印象強く残り、結果、より「プレイヤーがキャラクターを演じるゲーム」であるTRPGの「らしさ」を出すことに成功している。
余談であるが、このコウサク氏、なんとSession1-1投稿前に、すでにメンバー全員の一枚絵を差分込みで作成したというブリッツPに負けず劣らずの電撃支援を行っている。その後の差分追加速度もハンパでなく、pixivには差分まとめや、その他アイキャッチまとめ等も挙げられているので、興味を持ったら是非見に行ってみよう。
最近ではニコニコ静画での活動も多いため、pixivを見慣れない方等はそちらを利用することを薦めたい。
なお、使われている立ち絵は本来「小鳥さんのGM奮闘記」の面々、すなわちノーキンズをイメージして描かれていることを氏が静画コメントにて述べている。拳で戦うアミがもつ短剣や、エリザベートの見慣れない盾、特によく言われるリョウの弓等はその名残。
それを踏まえて、静画を見る際はあまり変に突っ込みすぎることの無いよう注意されたし。
また、本卓の最大の特徴として、一部キャラクターが衝撃的とも言える性格付けをされている事も挙げられる。
前述の響きあっている部分から、どんな感じになっているのかは察して欲しい。
通してド安定のあの子もいれば、毎度の方向転換をぶっちぎっちゃった子もおり、かと思えば安定の苦労人が天然ド畜生になっていたりもする。
今までシリーズを通して見てきた方でも、間違いなく新鮮な気持ちでキャラクターを見ることができるだろう。
特に胃薬から開放された彼の姿は、ブリッツPの作品や卓M@Sどころか、アイマス作品全てを通してかなり珍しい部類に入る。一見の価値はありだろう。ただし彼の振る舞いを見て卵を投げつけたりしてはいけない。
他にも特殊システムとして「拠点の成長」という卓オリジナルの要素が加えられており、ブリッツPがゆっくり実況として投稿した作品「ルセッティア」の影響を思わせる部分も。
このシステムは店自体の規模、評価のみならず客層等にも影響し、騎士から冒険者、果てはマフィアからモヒカンまで集まる店の愉快な惨状成長も楽しむことができるようになっている。
・・・・・・なんて言うんだろう。
売れ残ったワゴン品の中から渋々選ぶ感じ?
Session6-1 秋月涼の一言
「さあ、あたしのグレートソードとお兄さんのバタフライナイフ!正々堂々勝負しましょう!」
PL:日高愛
種族:人間 / 性別:女
技能:ファイター&エンハンサー
メンバーの主砲にしてパーティーの精神安定剤。
ブリッツ・テーブルにおける安定の脳筋娘であり、今RPでもそれは健在である。知力と知性は別ステ。
尤も、PL自身は多くのセッションを経験したことからか、時折鋭い発言をしたりといった成長が見られる。
愛ちゃん・・・こんなに立派になって(ホロリ
記憶喪失ながらも底抜けに明るく前向きな良い子で、自身を助け、そして鍛え上げてくれている店主「コトリス」を師と仰ぎ、日夜訓練と店の手伝いに精を出している。
剣の腕は立っても経営の手腕はからきしであるコトリスが遂にその借金で身売りされそうになった際、「冒険者になって金を稼げば?」との誘いを受け、冒険者としての第一歩を踏み出した。
★経歴
1.師と呼べる人物がいる →師であり恩人「コトリス」
2.一定期間の記憶が無い →拾われる前の記憶が無い
3.誰かを救ったことがある
「にひひ、これで食いっぱぐれることはなさそうだねぇ。アミってばついてるぅ ♪」
PL:双海亜美
種族:ライカンスロープ / 性別:女
技能:グラップラー&スカウト/エンハンサー
前作、前々作を通しても初となる蛮族PC。種族的には猫科系。
恵まれた種族特性によりステータスの初期値はパーティーメンバー中でも随一である。経歴から考えるとなぜ人族と生活をしているのか不思議なほどだが、PC的には深く考えていないから、らしい。
開始早々グラサイを使おうとしたりと、そのマンチ的プレイヤースタイルにも変わりは無い様子。
RPの方もノーキンズ時代から続く守銭奴として圧倒的な安定感を誇り、賭場にてサマで儲けていたところ、玄人と思われる人物によってそれを見破られる。
結果ボコられて店から追い出されたのだが、丁度そこで仲間を探していたアイ、エリザベートと遭遇。事情を聞き、「食いっぱぐれることは無さそう」との考えから、仲間になることを了承した。
メンバーの常識(?)人、その一。
★経歴
1.人族の文化が好き →ガメル最高や!
2.大きな嘘をついている →蛮族であることを隠している
3.忘れられない恐怖体験をしたことがある →目の前で育ての親を冒険者に虐殺されている
PL:如月千早
種族:ドワーフ / 性別:女
技能:ファイター&エンハンサー/アルケミスト
ノーキンズ時代から引き続き、ペッタンドワーフとして最前線を構築するメイン盾。メインウェポンも斧と、こちらもノーキンズ時代を受け継いでいる。
敏捷度、及び知力が完全に死に、一方で筋力・生命力が並外れている典型的な脳筋ステータスだが、PL自身が常識的な人物故か、PC自体は思慮深く経歴どおりの旅馴れた人物として振舞うことが多い。知力と知性は別ステ。
後述するリョウ・コーラルブルーの護衛役として雇われ、共にラスベートに訪問する。その後の一悶着の後、たまたま寄った宿がコトリスの経営する冒険者の店だったことをきっかけに、アイ、エリザベート、アミらと接触。特に誘われたわけでも意志を見せたわけでもないのだが、アイの一言に流されるようにしてパーティーに参加した。
メンバーのまとめ役にして、常識人筆頭。
★経歴
1.魔物を倒したことがある
2.未だ叶わない夢がある
3.大切な人と生き別れている
PL:水谷絵理
種族:人間 / 性別:女
技能:プリースト&セージ
パーティーの要たる神官。信仰は"水の神"ルーフェリア。
その経歴を武器にしたセージ技能と回復魔法で、戦闘の根本を支える非常に重要なポジションを務める。が、一方でそれ故の世間知らずやお人よしさを垣間見せることもあったり。
絵理自身も、初心者だったノーキンズ時代から妖精郷を経て随分と卓になじむようになった。
主にノリ的な方向で。
リオスの首都"十本足の蜘蛛の街"ラスベートに存在する名門「紫露草女学院」の新入生として生活していたが、自由活動で街に繰り出した際、街のゴロツキと接触。案の定因縁を付けられるも、そこに割って入ってきたアイに助けられ、その出会いに運命を感じ、そのままアイについていく形で冒険者としての道に足を踏み入れた。
★経歴表
1.規律に厳しい環境で育った →名門女学院「紫露草女学院」に通っている
2.裕福な家に生まれた
3.旅をしたことが無い
PL:天海春香
種族:ナイトメア / 性別:女
技能:ソーサラー&コンジャラー
ウィザードとして後方から強力な一撃を放つ、高火力支援のエキスパート。
前回ティダーンズから続く大惨事表の被害をまたも被ったキャラクターであり、同時に本作のイメージを強烈に決定付けていると言える人物である。ある意味被差別種族らしいとも言えるが。
PL曰く、「前作のアイちゃん(ナイトメア)がすっごくヒロインぽかったから」という理由で、今回の種族選択となった。
お前、それでいいのか?
ラスベート郊外に位置するゴロツキ達のたまり場で管を巻いていた所、"鉄血商人"こと、コトリスの借金返済先である「リッツ」に誘われ5人と対面する。そこでの質問に答えたアイに対し、半ば病的な意思を持ってパーティーへの参加を決めた。
★経歴
1.命を助けられたことがある
2.体に傷痕がある
3.濡れ衣を着せられたことがある
PL:秋月涼
種族:エルフ / 性別:男
技能:フェアリーテイマー&スカウト/アルケミスト
パーティーを背後より支援するフェアリーテイマー。火力としても、補助としても、回復補佐としても生きる後方の何でも屋である。
相変わらずパーティー唯一の男であるが、今回はめでたくメンバー中最もか弱い男となってしまった。
これまでのPLとは打って変わって天然の入った、とてもではないが前世で胃薬を常備していたとは思えないキャラクターとして、日々を楽しく過ごしている。が、どうやらPL自体は外で突っ込み役をやっている様子である。涼が真に胃薬から開放される日は来るのだろうか・・・
自身の婚約者と会うために単身故郷を出る。その際雇ったチハヤと共にラスベートを訪れるが、そのチハヤが原因で(主に自業自得だが)婚約者の怒りを買い、着いて早々追い返されることに。とりあえず一晩を過ごそうと立ち寄った宿でアイらメンバー達と遭遇。会話の流れからそのままパーティーの一員となった。
★経歴
1.大怪我をしたことがある
2.異種族の友人がいる
3.許婚がいる →ラスベートの大商会「ブロッサム商会」の令嬢「ユメコ・ブロッサム」
職業:冒険者の店"ガラクタの"音無亭店主
種族:人間 / 性別:女
ラスベートの一角、ゴールドコースト中央部に居を構える冒険者の店、通称"ガラクタの"音無亭の女主人。自身の店の現状に右往左往する、可愛そうでそこが可愛い、この世界におけるGMの代理人である。
記憶喪失だったアイを拾い上げ住み込みの形で住居を提供している他、同時に剣術の師匠でもあり、彼女からは絶対的な信頼を得ている。半ば親とも言うべきポジションといえるだろう。
つぎはぎだらけの衣装と丸メガネが特徴のちょっとかわいい一般人。かつてはその名を知られる冒険者であったようで、今尚リオス国内で十本の指に入ると言われる凄腕の剣士でもある。もう最初からお前が出稼ぎに行けよと指摘されることもしばしば。
人柄も良く料理上手。見かけそこボロいが、店自体も中は小奇麗で立地良しとまさに理想的とも言える冒険者の店の経営者・・・なのだが、絶望的なまでの経営能力の欠如、そして前述の人柄の良さが悪い方に働いてしまい、現在は多額の借金を抱えることになってしまっている。そしてこの借金こそが、パーティー結成の大きな発端となった。
ラスベートを拠点に手広く商売を展開する、通称"鉄血商人"。前述したコトリスにとっては冒険者時代からの仲間であり、同時に借金の借入先でもある。彼女の一声がアイを動かしたことから、パーティー結成のもう一人の立役者とも言えるだろう。
その二つ名は伊達でなく、借金の取立てから有無を言わさずかつての仲間を風呂に沈めようとしたりと、色々容赦の無い性格。が、面倒見自体は非常に良く、パーティーを作るとなった際に自分から当を探してみたり、金次第ではあるが店の宣伝をしてくれたりと、店の発展とパーティーの土台に無くてはならない人物となっている。
イラストのモデルは秋月律子その人で、前世ではノーキンズという通り名ができる以前、結成そのときからのメンツとなる所謂最初期メンバーの一人であった。ちなみに最初期のメンバーは、天海春香、如月千早、双海亜美、秋月律子、日高愛の5人である。(涼は律子と交代する形で、絵理は途中加入という形で参加)
紫露草女学院に通う生徒の一人で、ラスベートの大商会「ブロッサム商会」の令嬢。エリザベートらとは学年がずれるようで、彼女らの上級生に当たる。
前述したリョウ・コーラルブルーの許婚であり、リョウ曰く「子供のころ交わした約束を両親達が本気にした」ためらしい。尤も本人はそれに関係なくリョウが好きなようで、またその分嫉妬も深い様子。一旦その炎が燃え上がれば、大切な許婚本人にも及ぶ・・・いや、むしろ大切な許婚を優先的に焼き尽くす、恐ろしい彼女の姿を拝めるだろう。
学園内等では淑女然とした立ち振る舞いと上品な言葉使いの、思い描くお嬢様そのものとも言える人物である。
当初一枚絵は無かったが、Session4-1から桜井夢子本人をモデルとしたイラストで登場。トレードマークとも言えるリョウ人形が色々と意味深なデザインとなっている。お前もリョウ人形にしてやろうか!
紫露草女学院に通う生徒の一人。エリザベートの同級生、そして親友である。
政治家の娘で、上流階級出身であることは間違いないのだが、お淑やかとは縁遠く活発かつ人懐っこい。エリザベート曰く、特殊なケースとのこと。人当たりも良くかなりの人脈があるようだが、一方で成績の方は芳しいと言えず、
しょっちゅうエリザベートに教えてもらっているらしい。
尊敬する人物としてダーレスブルグ公国の執政、シド・アドルファス侯爵を挙げており、いつか自身も政治の道へ進むことを考えているようだ。尤も、社交界へ出ることに関しては「想像できない」「冒険者の方が合ってる」などとコメントもしている。
Session5-1からイラストがついた。モデルは我那覇響と思われ、もともと小柄な響をもう一回り小さくした印象で、本卓ではチハヤと並び貴重な貧乳枠。ミニス=サンカワイイヤッター!
掲示板
725 ななしのよっしん
2016/07/06(水) 18:35:55 ID: x8OBNtkPWO
>>715
コウサクがツイッターで突っ込んでるけど
この御仁ころすきかきさまっつってるからやらんだろ
726 ななしのよっしん
2016/07/11(月) 23:04:22 ID: YHv2ovwAZL
>>724
続奮闘記みたいに荒らしにタグ消されてそのまま・・・ってのよりはマシっちゃましなんじゃねーの?(耳ほじ)
727 ななしのよっしん
2016/07/11(月) 23:43:05 ID: kg1EF3q4x5
最終回の種明かしを踏まえて本編で全部決着つけようとしてたのかな?
アイのカルマルートも実現してたとしたら一体どんな展開になっていたのか・・・。
タダで楽しませてもらっていた身としてはひとまず最終回に拍手っすわ。
伏線拾いながら見直してみよう
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最終更新:2024/03/28(木) 19:00
最終更新:2024/03/28(木) 19:00
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