山城博治とは (ヤマシロヒロジとは) [単語記事]

山城博治（やましろひろじ）とは、沖縄県の平和活動家である。沖縄平和運動センター議長。
革新派からは「ヒロジ」、ネット上では「くるさりんど山城」などと呼ばれている^[1]。

概要

沖縄平和運動センター議長
山城博治
基本情報
居住地	沖縄県沖縄市海邦2^[2]
生年月日	1952年 9月20日
職業	沖縄平和運動センター議長
役職
沖縄平和運動センター議長（2013.9.20 - 現在）

1952年 9月に沖縄県具志川市（現在のうるま市）豊原の農業兼軍作業員の家に生まれる。
中学1年の時にB-52 爆撃機が嘉手納基地に飛来し、先生に連れられデモに参加。この時、人生で初めて社会の矛盾を感じる。

前原高校時代には生徒会長として、米軍の事故や犯罪に抗議活動を行った。2年の時には150人と共にハンストを1週間続け、マスコミや警察が来るほどの大騒ぎとなる。
3年の時に基地付きでの本土復帰に抗議するため、校舎をバリケードで封鎖したことで除籍処分となってしまう。

兄の勧めで大検を受け、大学へ進学。法政大学社会学部を卒業する。
1978年に沖縄県庁に中級職で入庁し、学校事務を担当するも沖縄全体に関わるような、思ったような仕事ができず2年目に離職。
司法試験を受けるため上京し専門学校に入学するも、学費が続かず帰郷。
1982年に今度は上級職で沖縄県庁に再び入庁する。
駐留軍従業員の離職対策、不発弾対策を担当した後、87年海邦国体の事務局職員に。日の丸の旗や君が代のテープを大量発注し配布準備するも、日の丸・君が代強制が問題となり学校の卒業式が大荒れとなってしまったことで意気消沈。残業する同僚を残して定時で帰ったり、国体反対のビラを職場で撒いたりもした。

国体終了後は県税事務所に異動し税務を担当した。最終的な役職は係長。
組合活動は1999年に県職労北部支部長に就任し、本格化する。2001年から組合専従となり、沖縄県職労副委員長、自治労沖縄県本部副委員長などを経て2004年より沖縄平和運動センター事務局長に就任^[3]。

2008年に県庁を退職し、2010年第22回参議院議員通常選挙で沖縄県選挙区から無所属、社民党・沖縄社大党推薦で立候補するも落選^[4]。

2012年に奈良市古市町で開かれた「沖縄高江・辺野古につながれ！沖縄の課題を私たちの課題にする11・25奈良集会」に山内徳信と供に参加し、登壇した^[5]。

2013年の第22回参議院議員通常選挙では比例区から社民党候補として立候補するも再び落選^[6]。

同年9月に沖縄平和運動センター議長に就任し、普天間基地の辺野古移設反対運動や高江ヘリパッド建設反対運動のリーダーとして、現地で反対活動を指揮している。

2015年には悪性リンパ腫を告白し病気療養^[7]するも、数カ月後に復帰した。

実態は・・・

平和活動家に似つかわしくない、非常に過激な言動や抗議行動を行うことで有名である。

警察官に対し「ゴキブリ恥を知れ！」「お前たちの家もわかるんだぞ！妻子だってわかるんだぞ、馬鹿者」など。防衛局職員に対し「ぐるぐる巻きにして谷底へ沈めてやるぞ！」などの発言が動画で確認できる。

また、抗議活動中に違法行為で逮捕されることもしばしば。
2015年 2月22日に米軍キャンプ・シュワブの敷地に侵入し刑事特別法違反容疑で逮捕^[8]。同年12月5日に再びキャンプ・シュワブの敷地に侵入し逮捕された^[9]。

2016年 10月17日には高江ヘリパッド建設現場の米軍北部訓練場内に侵入、有刺鉄線を切断して器物損壊の現行犯で逮捕^[10]。 10月20日には高江で防衛局職員に暴行したとして公務執行妨害・傷害容疑で再逮捕^[11]、起訴された。11月29日に米軍キャンプ・シュワブ入口にブロックを積み上げ、威力業務妨害容疑でも再逮捕された^[12]。
2017年 3月18日に保釈された^[13]。