ヤマモトマサユキ
山本正之とは、タイムボカンシリーズなどのアニメの主題歌、そして中日ドラゴンズ応援歌を多く作詞・作曲し歌っている作詞家、作曲家、シンガーである。ドラゴンズファンと、ある程度の年齢の世代でこの人の曲を一曲も聞いた事ないなんて人はそうそういないだろう。
愛知県安城市生まれで大の中日ドラゴンズファンであることを公言している。また、名古屋圏で人気の高いつぼイノリオとタッグを組んだ「名古屋はええよ!やっとかめ」もFLASHなどを通して世間に知られるようになっている。
その一方で豊島区池袋に拠点を構えており、池袋をこよなく愛した歌をいくつも歌っている(中には都内の他エリアをディスってまで池袋が最高って歌った曲もある)。
彼の熱烈なファンである有名人に、『THE BLUE HEARS』、『ハイロウズ』、『クロマニヨンズ』などのVoをこなした甲本ヒロトが知られ、駆け出しのときに出待ちしていたほど。その後、念願のタイムボカンシリーズ主題歌も歌ったりしており、今も親交が深い。
デビュー曲は1974年の「燃えよドラゴンズ!」。その後、紳士の社交場「うぐいすだにミュージックホール」や間寛平の「ひらけチューリップ」を手がけ、70年代後半のコミックソング界を象徴する人になる。
75年からはアニメ「タイムボカン」の音楽に抜擢され、80年代前半頃までに様々なアニメで主題歌等を担当する。作風も次第に多様化していき、ボカンのコミカル路線や「黄金戦士ゴールドライタン」等の王道アニソン、「J9シリーズ」等に見られるロックテイストの強い曲も書く。
80年代中期にはボカンシリーズの打ち切りと国際映画社(J9シリーズ以外にもいろいろ書いてた)の倒産という立て続けの不幸に見舞われ、それ以降TVアニメの仕事は非常に少なくなるが、87年「究極超人あ~る」のイメージアルバムが大ヒットしたおかげで再び人気を獲得、CDのイメージソング提供等の仕事が多くなる。
88年には「あ~る」のヒットを受け、初のオリジナルアルバムを発売。現在はライブ活動とアルバムリリースをメインとしたシンガーソングライターで活動している。
なお、上に「アニソンオタクには有名」等と書いてあるが、実はTVの主題歌で「歌手」を担当しているのはタイムボカンシリーズだけなので、「曲は知ってたけど、この人がやってるとは知らなかった」という人は結構多いんじゃないかと思う。
その他、江頭2:50と一緒にオンエアしていたネット放送「ピーピーピーするぞ!」にてパーソナリティを担当していた早川亜希のCDデビュー曲を手がけたりもしており、スポーツ紙に採り上げられたことがある。
広すぎ。
アニソンを始めとした「仕事の曲」に限って言うなら、やはり王道路線の曲が多く、それぞれの作風に合わせた曲を提供している。
シンガーとしては、アコースティックギターの弾き語りを軸に、一度聴いたら忘れられない、ユーモアたっぷりで味のある歌声でこぶしを効かせながら軽妙に歌い上げる。
女性コーラスもしくは子供のコーラスを従え、山本節と言われる緩急と上下動を巧みに操るコードワーク、そしてキメで飛び出すビブラスラップ(演歌などで使われる「カーッ!」と鳴る楽器)などが特徴的。歌詞は「だるまさんがころんだ」に見られるように言葉遊びや韻を重視した作詞に定評があり、時おり飛び出す「アチョー!」「ホヨッ ホヨッ」などの奇声に見られるように自由奔放な組み立てが真骨頂と言える。
なお、オリジナル曲には「歴史シリーズ」「美少女シリーズ」等、独自にシリーズ化している曲があったり、曲の中のエピソードが他の曲にリンクしていたりするので、多く聴けばそれだけ深い世界が見えるようになっている。逆に言えば(作風の広さも含め)一見さんお断りな雰囲気も持つ。
また、編曲を自分でこなすこともあるが、本人もあまり上手じゃないってことは認めているようで、自信作には親しい藤原いくろうを呼んだりして編曲を担当してもらっている(初期作は田中公平編曲も多かった)
ほとんどはオリジナルアルバムで発表される、アニメソング以外の曲である。
山本正之タグは非常に多いため「タイムボカンシリーズ」「逆転イッパツマン」「J9」「銀河旋風ブライガー」「タツノコ」「国際映画社」「ライスシリーズ」などの、作品ごとか制作会社ごとのタグとand検索するのがオススメ。
ニコニコ動画においては、ゆうきまさみ先生も絶賛した「山本似之」や、アイドルマスター系の「山本M@S之」タグあたりもオススメである。
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最終更新:2022/05/17(火) 23:00
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