山本祐大とは (ヤマモトユウダイとは) [単語記事]

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山本祐大（やまもと　ゆうだい）（1998年 9月11日-）とは、大阪府出身のプロ野球選手（捕手）である。現在は横浜DeNAベイスターズに所属。

概要

横浜DeNAベイスターズ #50
山本祐大
基本情報
国籍	日本
出身地	大阪府大阪市大正区
生年月日	1998年 9月11日
身長体重	178 cm 78kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	捕手
プロ入り	2017年ドラフト9位
経歴
京都翔英高等学校滋賀ユナイテッドベースボールクラブ横浜DeNAベイスターズ(2018年-)
プロ野球選手テンプレート

リトルシニアでコーチをしていた父の影響で小学校から野球を始め、中学時代に捕手として活躍。

京都翔英高等学校に進学。同期に石原彪(現：東北楽天ゴールデンイーグルス)がいたため彼に捕手を譲る形で外野手としてプレー。3年夏には全国高等学校野球選手権大会に出場し、チームは初戦敗退だったものの1安打を放っている。

卒業後は将来的なプロ入りを目標に中部学院大学に進学予定だったが、入学前に3日ほど練習に参加し『自分の思っていた野球とは異なっていた』事を理由に直前で入学を辞め、より高いレベルでのプレーを求め、ベースボール・チャレンジ・リーグに参入直後の滋賀ユナイテッドベースボールクラブ(現：オセアン滋賀ブラックス)に1ヶ月遅れで入団。

入団後、ポジションを捕手に戻し、一時阻止率.720を記録するなど持ち前の強肩を武器に正捕手の座を掴む。56試合の出場で打率.294、2本塁打、19打点。阻止率も.720からは落としたものの最終的には.448と捕手復帰直後とは思えぬ高い数値を残した。

この活躍がスカウトの目に留まり、2017年ドラフト会議で、横浜DeNAベイスターズからこの年の支配下登録対象選手としては最下位指名となる9位指名を受けて入団した。滋賀ユナイテッドベースボールクラブ所属選手として初のドラフト指名選手であり、高卒1年目のBCリーグの選手としても初の支配下登録対象のドラフト指名選手となった。背番号は50。

DeNA時代

2018年は5月25日のスワローズ戦の9回裏に、捕手として一軍公式戦にデビュー。その後8月19日のカープ戦8回裏に代打でプロ打席を迎えると、飯田哲矢からの代打2点本塁打を放ちプロ初打席初本塁打を記録した。しかし登録を抹消された後に、未成年にもかかわらず飲酒を複数回していたことが発覚。球団から厳重注意を受けた。結局この年はこの2試合の出場に留まり、最終的な成績は打率1.000、1本塁打、2打点だった。

2019年は5月6日、読売ジャイアンツ戦に8番・捕手でプロ入り初スタメン出場を果たす。その後二軍戦で頭部死球の影響で一時戦線離脱があったものの、復帰後再昇格。8月28日のスワローズ戦の延長12回裏、2死満塁からその日ベンチに最後まで残っていた野手として代打で出場、星知弥からライト前にサヨナラタイムリーを放ちその日のヒーローとなった。この年の最終成績は、13試合出場で打率.333、2打点。

2020年は出場機会に恵まれず、一軍出場は2試合に留まり、打率.000に終わる。一方、二軍戦の守備では、盗塁阻止率.619（企図数42、盗塁刺26）を記録した。

2021年は監督が三浦大輔に代わり出場機会を大きく増やす。自身初の開幕一軍をもぎ取るも結果を残せず二軍落ち。しかしこの間に配球面を見つめ直し、再昇格後は伊藤光・戸柱恭孝らと正捕手争いを繰り広げた。51試合の出場で打率.131、1本塁打、4打点を記録した。

2022年はシーズンの大半を二軍で過ごした。そのため17試合の出場に留まった。

2023年は自己最多の71試合の出場で打率.277、3本塁打、16打点を記録。この年最多勝利を獲得した東克樹と共に最優秀バッテリー賞を受賞した。

プレースタイル・人物

強肩を生かした高い盗塁阻止能力が最大の武器。送球も正確で、動作に無駄が少なく、オフにともに自主トレに励んだタイガースの梅野隆太郎からは「想像以上に能力の高い選手だった」と素質を高く評価された。
リード面では伊藤光・戸柱恭孝らと異なり、セオリーから外れた「型にはまらない配球」が特徴。
- 仁志敏久二軍監督が鶴岡一成二軍バッテリーコーチに「(山本の)キャッチャーとしての色を出してほしい」と持ちかけた結果、「自分のセオリーをつくるんだってぐらい、好き勝手にやっていい」とアドバイスを受け、独自のリード論を導き出した(関連リンク参照)。
打撃面では打率も低く課題が残るものの、思わぬ場面での一打など意外性のある打撃を持っている。
中学時代の1年後輩に同期入団の阪口皓亮がいる（所属していたシニアリーグのチームは別）。
キャッチャーとしてお手本にしているのは小林誠司。
トレードマークは守備時に着用する度入りのサングラス。21年度より着用している(関連リンク参照)。
- プロ入り後にチームメイトとの会話で初めて視力が低いことにに気づき^[1]、着用してからは捕逸が大幅に減ったとのこと。
  - なお打撃の際には、「ボールが見えすぎるのは気持ちが悪い」ということで着用していない。

応援歌

球団	レス	No	プレイヤー
滋賀	応援歌のピコカキコ一覧#1516	20303
DeNA	セントラル・リーグの応援歌のピコカキコ一覧#228	22500

成績

（2023年終了時点）
※青はリーグ最高、赤はリーグワースト。

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	犠打	犠飛	四球	死球	三振	併殺打	打率	出塁率
2018年	DeNA	2	1	1	1	1	0	0	1	2	0	0	0	0	0	0	1.000	1.000
2019年		13	12	12	0	4	0	0	0	2	0	0	0	0	3	0	.333	.333
2020年		2	3	3	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	.000	.000
2021年		51	111	99	4	13	2	0	1	4	7	0	4	1	27	0	.131	.182
2022年		17	32	29	1	3	1	0	0	1	0	1	2	0	4	1	.103	.156
2023年		71	200	173	18	48	7	1	3	16	7	1	18	1	26	3	.277	.347
NPB：6年		156	359	317	24	69	10	1	5	25	14	2	24	2	61	4	.218	.275

年度別守備成績

年度	球団	守備位置	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	捕逸
2018年	DeNA	捕手	1	1	0	0	0	1.000	0
2019年			5	8	0	0	0	1.000	0
2020年			1	4	1	0	0	1.000	0
2021年			49	220	25	4	4	.984	1
2022年			17	64	4	0	0	1.000	0
2023年		捕手	67	411	36	4	8	.991	1
通算		捕手	140	708	66	8	12	.990	2

外部リンク

yuudai.50

脚注

*検査をしたところ視力が右目：0.3、左目：0.5しかなかった事が発覚。

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