山陽VSJR西とは、山陽電鉄とJR西日本で行われている電車バトルである。
1987年、国鉄が分割民営化された。
JR各社はバブル景気の到来に合わせ、それまでの国鉄にはなかった豪華さをもつ特急型車両の製造に注力していた。そのような中、ただ一社だけが新型の通勤・近郊型車両に投資をする者がいた。
その後アーバンネットワークを擁し、かつての関西私鉄王国を粉砕してしまうJR西日本である。
国鉄時代、国鉄本社―鉄道管理局体制下で地域内輸送より各地方間の輸送を優先させていた。
後のJR西日本(当時の大阪鉄道管理局)は東京本社の方針に逆らう形で、153系新快速、のちに新造の117系新快速で、私鉄王国の盟主たる阪急など私鉄各社に立ち向かっていた。首都圏では競合路線という概念があってないような状態であり、前述の方針も加え、あまり通勤電車の速達化は注力されなかった(債務増加もあって出来なかった)。
しかし、民営化で東京本社の呪縛から解き放たれたJR西日本は、他社が安易に利益増収が出来る特急型を増備するのに対し、私鉄に対抗すべく、新型の通勤・近郊型増備に注力した。
その際、JR西日本がJR神戸線に送り込んだ刺客221系は、阪神大震災を機に223系にパワーアップ。
最高速度は117系が115km/h、221系が120km/hであったのに対し、223系は通勤電車初の130km/hの爆走を行うこととなった。
というような形で私鉄にとってあまり脅威ではなかった国鉄は民営化され、スーパージェイアールに変身してしまった。
準大手私鉄 山陽電車もJR西日本の脅威にさらされることになる。
山陽電車の明石駅-舞子公園駅間はJR西日本と線路が併走しており、車窓から併走する車両の乗客が読む雑誌の表紙などが伺えるほどの車間距離で100km/hを超える電車バトルが展開される。
かくして今日もまたJR西日本と山陽の熱いデットヒートは繰り返されるのである。
なお、直通特急として乗り入れている阪神電鉄車両も、自社線内より速く走っている(阪神本線は105km/h)。
山陽の運転士にかかれば限界まで性能を引き出すことが出来るのだ・・・多分。
あと、さすがに新快速には勝てない。高速域加速性能は山陽電車が上ではあるが速度制限がJR西日本より20km/h下なのでマスコンを緩めるしかないのである。
しかし、快速側の線路は120km/hがMAXなので多数うpされているような電車バトルが展開できる。
山陽電鉄側山陽電鉄阪神電鉄
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JR西日本側JR西日本智頭急行JR貨物 |
おなじみの併走バトル
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最終更新:2024/04/25(木) 08:00
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