岩屋堂とは (イワヤドウとは) [単語記事]

岩屋堂とは、愛知県瀬戸市にある渓谷である。「岩屋堂公園」とも呼ばれる。

概要

岩屋堂（祠）

瀬戸市岩屋町の岩巣山麓を流れる鳥原川沿いに位置し、「愛知高原国定公園」の一角に当たる。瀬戸市の多目的保安林総合整備事業。

「岩屋堂」とは、紳亀2年（725年）に名僧行基が聖武天皇の病気平穏を祈願した霊跡「岩屋山薬師堂（現：浄源寺の奥の院）」の略称。現在は祈願の際に、三体の仏像を彫刻した場所といわれる天然巨岩窟の祠のことを指し、渓谷の象徴としている。

岩屋堂（祠）を始め、「暁明ヶ滝」「瀬戸大滝」の2つの滝や、自然と調和する「紅橋」といった名所がある。春は桜並木、夏は鳥原川での蛍鑑賞と天然プール、秋は紅葉と一年中行楽客で絶えない。

岩巣山展望台からの眺望

岩屋堂公園近くにある岩巣山登山口から約20～30分かけて登った場所に「岩巣山展望台」がある。ここからは名古屋市、一宮市、岐阜市を眺望することができる。

※登山口から展望台までの距離は短いとはいえ、ごつごつとした岩場を登ることになるので、最低限登山に適した靴を履いていくことをオススメする。