岬百合亜とは、宇宙戦艦ヤマト2199における新規デザインされた女性キャラの一人である。担当CV:内田彩
船務科士官候補生で、ヤマト乗員の中で最年少に近い17歳である。階級は准宙尉で森雪専務長の指揮下に入る。
小柄でツインテール、可愛らしい顔立ちと愛嬌のある外見だが、初期の頃は古代と島を「タナボタ就任した戦術長と航海長」と、意外と辛辣に評価している。居室は衛生士の原田真琴と同室で、二段寝台の下を使っている。
年齢の近い保安部の星名透准宙尉と一緒にいることが多い。
「開かずの間」と言われている自動航法装置区画近隣の幽霊怪談にも、あまり動じていない。彼女は霊感体質が強く、地球にいる頃から「見えてしまう」体質のようで、そういったものは慣れてしまっているようである。
航海中は船務長の交代要員として、99式空間電探などによる周辺捜索を主に担当する。
また、士官候補生だけに応急治療の心得もあるようで、メ2号作戦でヤマトが偽装沈没で身を隠している時は、真琴の指揮下に入り、多数の負傷者への応急処置の補助にも当たっていた。
太陽系赤道祭以降は、艦内のレクリエーションのために相原通信長の許可のもと、通信室を使用。
「YRAラジオヤマト」という艦内放送も担当している、真田さん(PN:シロシンタさん)のリクエストした、21世紀末の古典文学「観測員9号の心」などを、普段とは打って変わった落ち着いた声で朗読するなど、パーソナリティの技量も高い。
但し数回、彼女はこのラジオ関係でとんでもないミスもしでかしている(こちらは「音泉」「響」のWebラジオドラマ)。
艦内ラジオをやろうとしたはいいが、最初に通信室と副制御室を間違えてしまい、保安部員から厳重注意を受けた。また、ドッキリ企画で熟睡中の原田真琴を叩き起こし、「鬼の側面を見た」と半泣きになるほど激怒させている。
このようにどちらかといえば目立たない日常担当キャラであったが、12話以降、少しずつ様子が変わる。
睡眠中、森雪船務長そっくりな綺麗な女性の夢を見たなど、怪談話に強い彼女をして恐怖せしめる悪夢を見るなど、ガミロイドオルタが口にしていた「女神」に近い何かを見たようであるが…
そして第4章14話以降、自動航法装置の本来のコアことイスカンダル人のユリーシャに憑依されることが多発する。
その時には普段のツインテールの髪留めを外し、ストレートヘアになった上で、前髪をいじる癖を生じる。当初はヘアチェンジを行った、あるいは波動砲に関してよく勉強していると、周りも変化に気づかなかった。
…真田さん、自分と同じ領域で会話できて嬉しいからって、もう少し女の子には気を使いましょう。
やがて16話のヤマト艦内クーデターを経て、沖田十三艦長はユリーシャが自動航法装置で眠っていることを公表。
それとともに百合亜は憑依されたユリーシャの依代、そしてイスカンダルの代理人として、沖田艦長と会話する場面が多くなる。その件に関して相原などからは「彼女は元に戻れるのだろうか」と、身を案じられていたりもした。
但し完全に彼女の意識が消えてしまったわけではなく、そのことは19話で判明する。
この時、ユリーシャは百合亜の深層心理である星名への仄かな恋心を、よりにもよって星名当人の前で「百合亜はあなたにギュッとして欲しがっている」と、プライバシーも何もない形で暴露されてしまった。リア充だし仕方ないね
そんな彼女が本来の意識を取り戻すのは、一種のショック療法に近いような、戦闘中の事件であった。
ヤマト艦内にザルツ人からなる第442特殊小隊がヤマト艦内常装を着用して侵入した際、保安部の星名が誰何したためにいきなり撃たれ負傷する場面に出くわし、その心理的なショックで「岬百合亜」としての意識を完全に取り戻したのである。
それと同時にユリーシャの意識も本来の肉体に戻り、物語は一挙に佳境へ転ずることになる…。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2025/05/22(木) 23:00
最終更新:2025/05/22(木) 23:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。