岸孝之単語

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岸孝之(きし たかゆき1984年12月4日-)とは、宮城県出身のプロ野球選手投手)である。現在東北楽天ゴールデンイーグルスに所属。

概要

宮城県名取高校では甲子園出場はなし。

東北学院大学ではエースになり、18年ぶりのリーグ優勝に貢献。

2006年希望入団で、尊敬する西口文也がいることを理由に西武ライオンズに入団。背番号は11。

西武時代

2007年に11勝7敗と2桁勝利を達成するが、東北楽天ゴールデンイーグルス田中将大に新人王を奪われた。


2008年2年目のジンクスを感じさせず12勝4敗と2年連続の2桁勝利8月にはMVPも獲得。さらには後述する読売ジャイアンツとの日本シリーズでの大活躍で大いに知名度を上げた。


2009年WBC代表補として選ばれるが、WBC公式球に対応できなかったため、補から外れた。
一方でペナントでは開幕6連勝を挙げるなど、好調なスタートを切る。
シーズン終了時には13勝を挙げ、松坂大輔以来となる『プロ入りからの3年連続2桁勝利』の快挙を達成。


2010年は開幕3戦で敗れたが、2試合登板から7連勝。ナイトゲームでは13連勝を記録。しかし6月下旬に離脱。9月20日中継ぎ登板したが、敗戦。その後25日にプロ入り初セーブ記録公式戦最終戦先発登板し、10勝西武ライオンズ史上初となる『プロ入りからの4年連続2桁勝利』を達成。西鉄時代を含めても池永正明以来42年ぶりの快挙となった。


2011年は不振に陥り、8勝9敗と初めて負け越し、二桁勝利も逃した。


2012年は2年ぶりに二桁勝利を挙げたが、終盤で勝ちに恵まれなかった。


2013年は初めての開幕投手を務めるも序盤はさっぱり勝てず、二軍落ちしてミニキャンプを組むまでに追い込まれたが、これを契機に復活6月8日以降は1敗もすることなく11勝をあげて投の大柱となった。シーズン終了後には通算6度の二桁勝利という安定感を評価されて3年の複数年契約を結んだ。


2014年は2年連続の開幕投手を務める。5月2日QVCマリンフィールドでの千葉ロッテマリーンズ戦で、史上78人(89回)のノーヒットノーランを達成(初回の1四球のみの準全)。西武では1996年渡辺久信以来18年ぶりの達成となった。その後自己最多タイの13勝をマークし、初のタイトルとなる最高勝率を獲得した。


2015年は左を痛め、開幕を二軍で迎えたため、開幕投手牧田和久が務めた。その後6月4日に一軍昇格した。シーズン終盤に左斜筋の離れを起こすなど、この年は故障に泣かされた。無援護もあり、5勝6敗に終わった。


2016年は開幕を一軍で迎え2連勝と好スタートを切ったが、4月の下旬に右足の内転筋を負傷し1ヶ戦線離脱。6月中旬に一軍に昇格した。8月16日福岡ソフトバンクホークス戦で通算100勝を達成した。オフ海外FA権を行使し、11月18日東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍することが発表された。背番号は11。11月24日NPB示された。移籍の理由は故郷仙台への恩返しの他に、西武ドームのマウンドが再三の要望にも関わらず修されなかったからとされる。

楽天時代

2017年は開幕を一軍で迎えた。当初は開幕投手の第一補だったが、インフルエンザ登板を回避した。5月7日西武戦では敵地の大ブーイングの中で先発登板し、8回2失点で勝利を挙げた。前半戦終了時点で8勝3敗だったが、チームが打撃不調になった後半戦は援護を得られずに尽きる試合が続き、リーグ5位の防御率2.76ながら8勝10敗と負け越してしまった。
西武とのクライマックスシリーズでは第2戦で登板し、またもや大ブーイングに曝されながら6回失点で勝利投手となった。


2018年は開幕から好投を重ねたが、9月23日以降はクライマックスシリーズ進出の可性がなくなったため登板しなかった。23試合に登板し、11勝4敗、防御率2.72記録し、最優秀防御率タイトルを獲得。オフゴールデングラブ賞も受賞した。オフ日米野球日本代表に選出される。


2019年開幕投手を務めたが、5回途中に左太もも違和感で降し、その後は二軍で調整。5月25日オリックス戦で復帰した。その後も短期間の抹消を繰り返したため、15試合の登板に留まり、自己ワーストの3勝5敗に終わった。


2020年りで開幕に出遅れ、7月に復帰したが防御率7点台と炎上して3試合で二軍落ち。9月に復帰後は復帰初戦こそ炎上したがその後は安定感を取り戻し、10月11月は5勝0敗、防御率1.38で4度MVPを受賞した。この年は11試合の登板に留まったが、炎上した試合でも援護に恵まれたり降後に負けが消えたりで、7勝0敗と敗でシーズンを終えた。


2021年は25試合に先発登板したが、9勝10敗で、2018年以来の二桁勝利はならなかった。契約更改ではあと9勝に迫った通算150勝を達成したいとった。


2022年は22試合に先発登板し、8勝10敗と2年連続で負け越し。標としていた通算150勝に1勝届かなかった。


2023年4月16日ソフトバンク戦で通算2000奪三振5月2日ロッテ戦で通算150勝を達成。20試合に登板し、9勝5敗と勝ち越した。

プレースタイル・人物

2008年日本シリーズ

2008年日本シリーズ第4戦(読売ジャイアンツ戦)では初登板毎回奪三振完封勝利、第6戦ではリリーフ登板で5回2/3を失点に抑え日本シリーズMVPをとったことから一気に区に。日本シリーズでの胴上げではチームメイトに「どこまで上がるか」とか言われてかなり高く胴上げされたり(ニコニコ動画でもそれを基にしたコラあり)、スポーツ新聞にはシリーズ王子だのと新たな称を付けられたりしている。めん。

この活躍により『巨人キラー』として有名になり、巨人カモにしている。

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応援歌

球団 レス No プレイヤー
西武 応援歌のピコカキコ一覧 8583
8583

成績

年度別投手成績

年度 球団 登板 先発 完封 勝利 敗戦 セーブ ホールド 勝率 投球回 与四球 奪三振 失点 自責点 防御率
2007年 西武 24 24 2 2 11 7 0 0 .611 156.1 55 142 62 59 3.40
2008年 26 26 4 2 12 4 0 0 .750 168.1 48 138 65 64 3.42
2009年 26 25 2 1 13 5 0 0 .722 179.2 53 138 73 65 3.26
2010年 19 16 3 2 10 6 1 0 .625 113.2 26 110 41 41 3.25
2011年 21 21 3 0 8 9 0 0 .471 135.0 39 106 65 57 3.80
2012年 26 26 4 1 11 12 0 0 .478 187.2 40 150 52 51 2.45
2013年 26 26 3 2 11 5 0 0 .688 178.1 31 138 63 61 3.08
2014年 23 22 5 4 13 4 0 0 .765 161.1 36 126 48 45 2.51
2015年 16 16 5 0 5 6 0 0 .455 110.1 25 91 40 37 3.02
2016年 19 19 2 1 9 7 0 0 .563 130.1 36 104 42 36 2.90
2017年 楽天 26 26 1 0 8 10 0 0 .444 176.1 38 189 56 54 2.76
2018年 23 23 4 1 11 4 0 0 .733 159.0 29 159 52 48 2.72
2019年 15 15 0 0 3 5 0 0 .375 93.2 25 86 37 37 3.56
2020年 11 11 2 1 7 0 0 0 1.000 67.1 20 70 24 24 3.21
2021年 25 25 1 1 9 10 0 0 .474 149.0 34 131 62 57 3.44
2022年 22 22 0 0 8 10 0 0 .444 141.0 28 118 51 50 3.19
2023年 20 20 1 1 9 5 0 0 .643 120.1 20 76 44 41 3.07
NPB:17年 368 363 42 19 158 109 1 0 .592 2427.2 583 2072 877 827 3.07

タイトル・表彰・その他

タイトル
最高勝率 1回 2014年
最優秀防御率 1回 2018年
MVP 4回 2008年8月2014年5月2018年5月2020年10・11月
日本シリーズMVP 1回 2008年
JA全農Go・Go賞 1回 2010年5月
ゴールデングラブ賞 1回 2018年
その他
オールスターゲーム出場 4回 2009年2012年2014年2018年
開幕投手 3回 2013年2014年2019年
ノーヒットノーラン 1回 2014年5月2日

記録

登板 2007年3月30日 北海道日本ハムファイターズ1回戦 札幌ドーム
奪三振 北海道日本ハムファイターズ1回戦
木元邦之から
勝利 2007年4月6日 オリックス・バファローズ1回戦 京セラドーム大阪

完封
2007年6月13日 阪神タイガース3回戦 グッドウィルドーム
セーブ 2010年9月25日 東北楽天ゴールデンイーグルス23回戦 クリネックススタジアム宮城
ノーヒットノーラン 2014年5月2日 千葉ロッテマリーンズ6回戦 QVCマリンフィールド
1000奪三振 2014年7月1日 北海道日本ハムファイターズ9回戦
大野奨太から
西武ドーム
100 2016年8月16日 福岡ソフトバンクホークス16回戦 福岡 ヤフオク!ドーム
1500投球回 2018年6月7日 読売ジャイアンツ3回戦 東京ドーム
2000投球回 2020年10月22日 オリックス・バファローズ21回戦 楽天生命パーク宮城
2000奪三振 2023年4月16日 福岡ソフトバンクホークス3回戦
上林誠知から
楽天モバイルパーク宮城
150 2023年5月2日 千葉ロッテマリーンズ3回戦 楽天モバイルパーク宮城

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