岸波白野とは、Fate/stay nightを原作としたPSP専用ソフト『Fate/EXTRA』及びその続編である『Fate/EXTRA CCC』の主人公であり、さらに続編のPS4 & PS Vita用ソフト『Fate/EXTELLA』でも主人公として続投している。
CV:阿部敦(男主人公)石川由依(女主人公)
なお岸波白野という名前はデフォルトネームでありゲームではプレイヤーの好きな名前を入力可能。
ちなみにこの名前の名づけ親はFateシリーズの生みの親である奈須きのこ。一説には「君の名白紙(キミノナハクシ)」のアナグラムだと言われている。
CCCでのデフォルトニックネームは男主人公は「キシナミ」、女主人公は「はくのん」。ファンからの愛称は「ザビエル」(男女区別する際は「ザビ男」「ザビ子」等になる)。
男主人公 |
女主人公 |
自分が何者なのかも分からないまま、どんな願いも叶えるという聖杯<ムーンセル>を巡って月の霊子虚構世界を舞台とした戦い「聖杯戦争」にマスターとしてその身を投じていくことになる。
聖杯戦争においてマスターの剣となり盾となるサーヴァント。
主人公は「セイバー」「アーチャー」「キャスター」のいずれかを選んで、電子と霊子が入り乱れる月の海で運命を共にしていく。
周囲の状況どころか自分自身の素性ですら定かではない状態で命を賭けた戦場に訳も分からぬまま放り出され、召喚したサーヴァントの霊格も不完全だったため聖杯戦争開始当初は自他共に認める最弱のマスターという扱いをされている。
聖杯戦争中に謎の存在により月の裏側へ落とされた主人公。
事態を収拾し聖杯戦争に復帰するため、同じく月の裏側に落とされたマスター達と協力し月の表側を目指すことになる。
今回、主人公のサーヴァントとなるのは前作三名に加えて月の裏側に封印されていたサーヴァント「ギルガメッシュ」を含めた四名。
この中からいずれかを選び、サクラメイキュウに響き渡る月を焦がす愛の詩を主人公と共に駆け巡る。
また、主人公は月の裏側へ落とされた時に自身の聖杯戦争中の記憶とサーヴァントの力を奪われているため物語開始時は最弱状態に逆戻りしてしまっている。
「Fate/EXTRA」で聖杯<ムーンセル>を巡る戦い「聖杯戦争」の覇者となった主人公とセイバー。
二人は王の証である指輪"レガリア"を授けられ、かつて聖杯戦争で戦ったサーヴァントたちを臣下に加え、新たな月の世界の開闢を始める。
しかし、新たなる脅威ヴェルバーにより絶体絶命のピンチに陥り、レガリアを使用することで難を逃れるも「魂」「精神」「肉体」の三つに分離しネロ、玉藻、アルテラの三勢力に散り自分同士で争うことになる。
そして、三つの勢力とは別に新たに召喚されるサーヴァント……
一万四千年周期で訪れるムーンセルのシステム更新が今この時に迫り、メンテナンス技師として召喚された「アルキメデス」。
どの陣営にも属さない無所属として現界したセイバー「アルトリア・ペンドラゴン」。
混迷を深める月の新世界で、三つの陣営による世界の存亡をかけた戦いが開幕を告げる。
前作で倒され力を失いロリ化したアルテラが失踪。それと同時にカール大帝軍が侵攻を開始。ネロや玉藻と共に新たな脅威へ対処することになる。
ここから下は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 自己責任で前進してください。 |
実は何かのエラーにより自我を確立するに至った「過去に存在した人物の再現」というのが主人公の正体である。
元となった人物(本体)は確かに存在していたが、主人公自体は霊子虚構世界のみに存在し、元々の人物と繋がっている訳ではない別の存在である。ただし、EXTRAのエンディングで判明する事だが実はオリジナルの人物は生存しており、現在は不治の脳の病の為コールドスリープを施され眠り続けている。
なので記憶喪失というのは厳密には間違いであり、実際は主人公自身が聖杯戦争開始と共に生まれた存在なのでそれ以前の過去は元からない、というのが正しい。
上記の理由により物語初期は自己というものが薄く個性や覇気にも乏しいが、物語が進むにつれ自サーヴァントや他マスター等との交流により自分の意思と存在と確かなものとしていく。
性格は基本的にお人好しで、損得勘定抜きで行動することも多い。
初期状態では最弱のマスターという触れ込みで、魔術師として見ても魔術回路の質は高いがそれまで魔術に触れてこなかったため宝の持ち腐れになっている。
だが、その戦術眼には目を見張るものがあり、最高レベルの他マスターからも自分達と同等以上との評価を受けている。
年齢は17歳。
身長と体重は男主人公で170cmの63kg、女主人公で160cmの45kg。
「クラスで三番目にかっこ(かわ)いい美形」をイメージしてデザインされた。
……が、後に多くのユーザーから「あれで三番目ってどんだけレベル高いクラスだよ!」と指摘されたらしい。
見た目で大人しい印象を与えるため、強気な相手にはナメられがち(でも、ちゃんと自分の話を真面目に最後まで聞いてくれるのでEX慎二には気に入られている)
漫画版では激辛麻婆を平然とした顔で黙々と食していたり、「コンソメしるこ」なる飲み物を好んで飲んでいる個性的な味覚の持ち主。
ただし、アーチャーやキャス狐の手料理を美味しいとも言っているので、普通に美味しい物も好きだが変わった物も好きということだろう。ただし赤ランサー、お前のテロい金星料理はダメだ。
EXTRAの時点では、TYPE-MOON主人公の中でも比較的毒も尖った部分も少な目の(それでも選択肢次第で「フランシスコ・ザビ……」などの奇行は見られたが)落ち着いた主人公という印象『だった』。
しかしCCCにおいて個性の掘り下げが進み、魂がイケメン、魂がオヤジ、一級フラグ建築士、女運の悪さ:EX、不堯不屈って言葉でも生温いレベルの前進精神など、色んな意味で「あ、こいつTYPE-MOON作品の主人公だわ」と思わせてくれる存在となった。
特に女運の悪さと精神力は某弓兵さんが「生前の自分以上」と評しており。
フラグの数は男主人公の場合、実に9つにもなり(女主人公はフラグがひとつ潰れて8つになる場合がある)その中の3分の2がヤンデレ(『元』や予備軍含む)という酷い状態となっている。
そして、漫画:Fate/EXTRA CCC FoxTailにおいて男主人公のフラグ数はさらに増加した。
(なお、増えたフラグはまたヤンデレばかりな模様)
前進精神についても
「もう俺に力はない、あきらめよう(前進)」
「腹が吹き飛んで風穴が出来た? 体が軽くなって丁度良い(前進)」
「このペースなら辿り着く頃には頭ぐらいはギリギリ残るな(前進)」
「人類が絶滅した、希望など欠片も見出せない……よく考えればその程度のこと大した問題じゃないな(前進)」
と、こっちはこっちで凄まじいことになっている。
主人公を語る上で割と避けて通れない話題が「ザビエル」という愛称である。
元々の発端はFate/EXTRAの三回戦で、主人公は対戦相手であるありす/アリスの固有結界の術中に嵌る事になる。
その効果は、記憶を消されて自我を薄められる事により相手の存在そのものを消すというものであり、主人公はその固有結界内で存在を保つために予め手に自分の名前を書いておくという対抗策を講じた。
そしていざ固有結界内で手に書かれた自分の名前を読み上げようとした瞬間、プレイヤーの前に現れた選択肢が
→フランシスコ…ザビエル!
○○○○(プレイヤーがつけた本名)
の二択だったのである。
しかもその場で思いついた突発的なネタかと思いきや。
「このフランシスコな単語の下に書いてある、控えめな単語の方を口にしよう」と主人公が語っている事から、わざわざ事前に仕込んでいたネタだという事が判明する。
(しかも本名の方をザビエルより控えめに書くという徹底ぶり)
このイベントの余りのインパクトに、プレイヤーからの主人公の通称が「ザビエル(派生でザビ男、ザビ夫、ザビ子、ザビーズ)」で通用するほどに広まったのである。
また、Fate/EXTRACCCでも桜の名前をフランシスコ・ザビエルと間違えそうになったり(主人公の精神状態を把握している桜によるとわざとらしい)、サントラ特典の用語集では菌糸類の人からもザビ夫/ザビ子と呼ばれているし、さらには漫画版できのこの人に主人公の名前をつけて欲しいと頼んだところ「ザビエルじゃ……ダメ?」と返された逸話も存在している。
ちなみにその時に決まった名前が「岸波白野」である。
・是非もない。確認せずに何がマスターか。
・ピンときた。間違いない、この少女の名前はフランシスコ・ザビ……!
・そのミニスカはいかがなもものか
・はいてないって本当か?
・潰すって、どこで?
・爆ぜて、アーチャー!
・口だけ……英雄王は口だけ……
・何度も出てきて恥ずかしくないんですか?
・逆鱗!そういうのもあるのか
自分には戦う力なんてない。できる事はただ、前に進む事だけだった。
それだけを頑なに守ってきた。それだけが、自分の誇りだったのだ。
だから────前に進めるうちは、体がまだ動くうちは
自分から止まることだけはしたくない────!
────そうだ。未来には死しかなくても、
自分には死しかなくても、立ち止まってはいられない。
だいたい、そんな結末で諦めるくらいなら、
あの未熟な惑星で生き物なんか、とてもやってはいられない────────!!!!!
────失われたものへの追悼はあるけれど
なに、地球が無くなったわけでもない。
道があるのなら、自分はきっと歩いていける。
温かいものを信じていたい。
温かいものを守っていたい。
そういう未来を夢見て、永い眠りについた自分を知っている。
だから────────この体はきっと、そういうもので出来ていた。
掲示板
657 ななしのよっしん
2023/05/03(水) 21:06:23 ID: JLki2G4dsA
その両者ともファンとは言わんわ
ただの荒らしだわ、比較が悪ってのをFGOやってても理解できんのかってなる
658 ななしのよっしん
2023/05/04(木) 20:10:38 ID: pLTKnvbE51
改めてこちらもとんでもねえお人好しだわあ、ってなった
ただ、いきなり臨終間際のビーストとパス結ばれるとビースト側もビックリなんですがねえ!?
(魔獣赫のおかげでたまたま状況が重なったからやったんだろうけど)
659 ななしのよっしん
2023/05/06(土) 01:33:25 ID: VT9Nhql+mZ
>>652
多分だけど、「ノ」の音に「野」の字をあてているのが苗字っぽいのよね
白乃とか白之なら名前に見える気がする
ただ実態を考えた場合「下の名前が名前っぽくない」のも、
なんというか意味を見出せる気がするので、これでよかったんだとおもう
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/20(土) 08:00
最終更新:2024/04/20(土) 08:00
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