川内新幹線車両センターとは、薩摩川内市にあった新幹線の車両基地である。
九州新幹線鹿児島ルートが部分開業(新八代~鹿児島中央)するにあたり、全線開業後熊本にできる総合基地が稼働するまでの間使うために建設された。通常検査を担当するがオーバーホールできる設備は無い。所属略号は「幹セイ」。
川内駅から鹿児島中央駅方面に少し行ったところにあり、一号車に向かって右側(海側)の座席に座ると速度もそれほど出ていないので見やすい。熊本以南のほとんどトンネルの風景の中にあって、筆者の数少ない楽しみの一つであった。
部分開業前から全線開業までの間に落成した全ての新幹線は同市の川内港まで海路で運ばれ、そこからはトレーラーに載せられ陸路を用いて運搬、川内新幹線車両センターで組み立てられたが、陸路を通る際に大通りからでは曲がり切れないことが分かり遠回りをして住宅地を縫うように走った。開業前の当時、新しい新幹線を見ようと地元住民が集まり祭りのようになり、この様子はテレビでも取り上げられた。
上記の通り、オーバーホールはできないので、検査の際は機器と台車を取り外し、トラックに乗せて別の基地に運ばれた。
毎年秋もしくは冬に川内新幹線フェスタとして一般に基地を開放しており、この中では地元の特産物や、JRのグッズ、800系新幹線の内装(座席や内装パネル等)の販売、新幹線の運転席の試乗などが行われていた。
開業後はほとんどの機能を熊本総合車両所に移し、車両の留置を行う程度に規模を縮小している。川内車両基地所属だった全ての車両は熊本総合車両所へ転属を完了している。つまりいらない子である。
留置線と化したことで一般公開は2014年に「新幹線ミニフェスタ」として開催された程度となっている。
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最終更新:2025/12/07(日) 19:00
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