工藤新一とは (クドウシンイチとは) [単語記事]

工藤新一とは、名探偵コナンの主人公で、「見た目は子供、頭脳は大人」の大人の方である。

概要

帝丹高校2年生の天才高校生探偵。
同級生で幼馴染の毛利蘭と付き合っている。遊園地に遊びに行った帰りに"黒の組織"の取引を目撃したため、抹殺に用いられた毒薬の副作用で体が小さくなってしまった。
それからは組織から身を隠す為に"江戸川コナン"と名乗り、蘭の父である毛利小五郎のもとで黒の組織の正体を追っている。

工藤新一としては、海外で事件を追っている事になっている。漫画が長期連載である為、もう何年も帰ってきていない印象がある（稀に肉体が元に戻る事があり、その際だけ帰国している扱いである）が、作中の時間経過は数ヶ月である。

公式のビジュアルブックでは「母親譲りの整った顔立ち」、「美形」などと紹介されている。ちなみに怪盗キッドである黒羽快斗と瓜二つの顔という設定がある。

探偵としての能力

古今東西の名探偵と同じく、チートじみたステータスの持ち主。

世界的な推理小説家の父と、元ハリウッド女優の母を持つ超金持ちのボンボン。豪邸に一人暮らし。
拳銃の撃ち方やヘリ等の運転方法などを習得している。→ハワイ万能説
身体を鍛える為に行っていたサッカーではJリーグからスカウトが来るほどの上手さ（相当なサッカーファンであるが、探偵志望なのでプロになるつもりは無い）
語学に堪能で何か国語もしゃべれる（ただし関西弁はひじょーに怪しい）
音痴だが絶対音感持ち。（音階は聞こえるが、発声ベタ）
自他共に認める相当なシャーロキアン（シャーロック・ホームズオタク）でもあり、その他にも推理小説全般を嗜み、その内容を諳んじている。
デートにいってもホームズの話しかしない程の推理オタク。

金田一一との関係

金田一少年の事件簿の主人公である金田一一とは、漫画の連載が同時期に始まり、かつてアニメが同じ局で同じ曜日に連続して放映されていたことや、同じ高校生探偵ながら互いが正反対なタイプの探偵であることからかネットでよく比較される。

工藤新一：推理オタクで興味本意で事件に首をつっこむ。「東の高校生探偵」としてメディアに取り上げられ、一般に名を知られている。サッカー部のエースでスポーツ万能。トリビア的なものまで知識が幅広い。純粋な理詰めの推理を基本とする。真相は誰かにしゃべらせる（子供のコナンの推理では信用されない為）。犯人の自殺を許さないポリシーを持つ。宿敵は怪盗。

金田一一：無関係な事件になるべく首を突っ込まない。警察関係者には多少知られているが一般には無名。文化系サークル（ミステリー研究会・演劇部）所属で運動音痴（身体能力は低くない）。IQは高いが赤点常連。証拠品をスリ取る、カマをかけて自白させる等の搦め手も使う。結果的に犯人に死なれてしまうことが多い。宿敵は殺人者。

逆に共通点としては、グラマーな相思相愛の幼馴染がいること、山口勝平が声を当てている（金田一の方は劇場版に限る）ことなどだろうか。

ちなみに金田一とは『名探偵コナン&金田一少年の事件簿めぐりあう２人の名探偵』で共演するが、この件で合計28名が亡くなっている。

そのせいかコナン＆金田一コンビを「巡り合う二人の死神」や「死神コンビ」といわれる事が多い。

口癖

バーロー(バーロ)

新一＝コナンと知る者

基本的には周囲への被害を防ぐ為、正体を明かす事を避けているが、組織を追うための協力者たちには正体を明かして協調している。(阿笠博士、灰原哀等。両親には阿笠博士が説明した為伝わっている)
また、服部平次をはじめとした一部の人間には正体を見破られており、特に服部とはそれをきっかけに「工藤新一」として話せる数少ない友人同士となっている。

コナン＝新一までには至っていないが大和敢助、諸伏高明、上原由衣、羽田秀吉、安室透、黒田兵衛には「眠りの小五郎を操っているのは江戸川コナン」である所まで看破されておりバレるのは時間の問題である。

また、劇場版等の登場人物には（本編に影響が無いため）クライマックスで正体を知られ、その直後に死亡する事が多い。

アニメ

声優は山口勝平…だが、コナンの「内心」や「独白」はコナン役の高山みなみがそのまま演じる事が多いため、あまり山口が工藤新一を演じる機会はなかったりする（海外向けの英語吹き替え版ではモノローグ部分が新一の声になっている）。なお、劇中でもそっくりさんと呼ばれている怪盗キッドも山口が演じている為、山口といえばキッドの印象が強い人もいるかもしれない。