巽完二とはPS2版ゲーム「ペルソナ4」、及びそれに関するメディアに登場するキャラクターである。
稲羽の美しい大自然が生んだ暴走特急ッ!破壊力は無限大ッ!
稲羽市中央通り商店街に存在する染物屋「巽屋」の一人息子。
ゲームの舞台となる稲羽町で暴れまわる不良男子高校生として有名。しかし徒党を組むタイプではなく、今時珍しい「硬派な不良」のようだ。粗暴な振る舞いを見せ、学校もフケがち。その腕っ節は大変強く、昔、実家近辺を暴れまわっていた暴走族を一人で壊滅させたという伝説を持つ。
しかしそんな粗野な部分だけが彼の全てではない。
実は彼は子供や動物及び可愛いものが大好きで、裁縫や編み物が趣味という一面がある。いわゆるオトメンなのだ。彼が不良の道に走ったのは、そんな趣味を昔周囲の人間、特に女子にからかわれた過去が一因だったりする。
また、ガサツな態度をとるものの、情には厚い。件の暴走族の一件も「族の出す騒音のせいで眠れない母親を救う」ためだったりする。先述の裁縫の特技を生かして近所の子供に手製のあみぐるみのクマをプレゼントしたりといった、彼の優しさを感じさせるエピソードも数多い。
言ってみれば硬派と軟派が同居している男である。彼のコミュニティイベントは、そんな相反する内面にどう折り合いをつけていくかが中心となっている。
高校1年生であるが、番長たちにマヨナカテレビから救出されて以降は、同年代よりも彼らとつるむことが多い(元より同年代に友人がいなかったというのもあるが)。番長たちのことはきっちり「先輩」とつけて呼び、敬語を使って話すものの、気が動転するとタメ口になることもしばしば。
ちなみに特別捜索隊のメンバーの中で唯一、テレビの中でかける眼鏡がサングラスになっている。中々にイカす。
好物は「おっとっと」、及び「ホームランバー」。
コミュニティイベントを進行する事で会得する追撃コンボは、「衝撃波で敵全体を気絶させる」という技。
陽介や雪子達の技と違い命中率が少々心許ないものの、上手くいけば敵全員を気絶状態にでき、そのまま一網打尽にする事も可能。
巽完二というキャラを語るにあたり、絶対ついてまわる疑問。「こいつ、ガチホモじゃね?」
特にアニメ版視聴者の方は未だ疑っている方も多いだろう。ゲーム版既プレイ者の間でも、一部意見が別れるほどである。(事実、後述のダンジョンをクリアし彼を救出した後も、それらしい様子を匂わせる(疑われる)シーンがある)
しかし、あえてここで宣言しておきたい。違う、完二は同性愛の気があるわけではない。
そもそも、マヨナカテレビに登場するシャドウは本人の隠したい一面を極度に誇張した形で登場する。
また、雪子や完二等、「番組」持ちのシャドウは特に面白おかしくなるようにねじ曲げられて誇張されてしまうのだ。
つまり、よしんば彼が同性愛の気があったとしても、本来であればそれはごくごく小さなものでしかない。
完二は自分の裁縫などの趣味を女子に笑われたという過去があり、そのせいで「女が苦手」という感情をもっている。さらに、誘拐前日に出会った少年(白鐘直斗)に対し、妙にドキリとしてしまったことから、自分が同性愛の気があるのではと疑ってしまった。それが誇張された結果があのシャドウというわけである。
(ところで直斗にドキリとしたかというと…… それはゲームをプレーするか、アニメを視聴されたし。)
完二がマヨナカテレビの世界に入ることによって誕生したダンジョン。
マヨナカテレビのダンジョンは、元になった人物の想像がベースとなって作られている。つまり、あのダンジョンはあくまで「完二が想像するハッテン場」なのだ。
彼の同性愛に関する知識がベースとなった結果が薔薇と「男子専用」のノボリ、そして蒸気立ち込めるサウナだったというわけだ。外装等の部分がただの銭湯に近いのは、彼の知識の乏しさゆえである。
余談であるが、このダンジョンのBGM「Sauna」はネット上のガチホモネタを参考に作られたという話がペルソナ4サントラのリーフレットに載っている。製作時期からレスリングシリーズの登場には早すぎるので、おそらくはヤマジュン辺りが参照されたのではないだろうか。
ダンジョンのデザインもそうだが、色々な意味で話題となっているのがボスキャラの「完二の影(シャドウ完二)」である。CVの関智一氏の熱演(怪演?)ぶりが炸裂した結果普段の完二とは全く違うキャラクターへと変貌しており、ファンの間でもキャラのギャップや関の強烈極まる演技が度々語り草になっている。
ゲーム版ではボスキャラとしての実力もかなり高く、序盤の山場として知られている。
……繰り返すが、本当に事情あってのこの描写である。安易にガチホモとか言わないように。
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最終更新:2023/03/23(木) 20:00
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