市立吹田サッカースタジアム (Panasonic Stadium Suita) |
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基本情報 | |
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所在地 | 大阪府吹田市千里万博公園3-3 |
起工 | 2013年10月 |
開場 | 2015年10月 |
所有者 | 吹田市 |
使用チーム | ガンバ大阪 |
収容能力 | 39,694人 |
グラウンドデータ | |
グラウンド | 天然芝 |
経歴 | |
スタジアムテンプレート |
市立吹田サッカースタジアムとは、大阪府吹田市にあるサッカー専用スタジアムである。
日本初となる個人・法人からの募金・寄付金および助成金のみで作られたサッカー専用スタジアムである。建設費用は約140億円。設計・施工は竹中工務店が担当している。
2016年シーズンより、所在地の吹田市ほか大阪府北摂地区7市をホームタウンとするガンバ大阪(以下、G大阪)のホームスタジアムとなっている。
2018年1月1日からはG大阪の親会社であるパナソニックによる施設命名権が付与されており、「Panasonic Stadium Suita」(パナソニックスタジアム吹田)の愛称が付けられている。2018年シーズンはJリーグでの略称は命名権付与前同様「吹田S」であったが、サポーターやサッカーファンからは「パナスタ」と呼ばれることも多かったこともあり、2019年シーズンからはJリーグでの略称も「パナスタ」となっている。
G大阪はJリーグ開幕から万博記念競技場をホームスタジアムとしていたが、1972年の開場から時間も経ち、老朽化が進んでいた。国際試合の開催基準を満たしていなかったことから、万博記念競技場の改修も検討されたが、難しかったこともあり、2008年に自前でのスタジアム建設に踏み切ることとなった。
計画当初から万博記念公園内での建設を検討していたが、吹田市のスタジアム寄付受け入れ条件が厳しかったこともあり、一時は建設予定地の再検討まで行われた。その後、スタジアムの全体像が決まったことや吹田市の寄付受け入れ姿勢が示されたことにより、スタジアム建設の動きは一気に加速してこととなる。
2012年からは募金活動がスタートするが、その2012年シーズンにG大阪は初のJ2降格という最悪の結果となり、募金目標額の達成が一時は危ぶまれることとなった。しかし、2年ぶりのJ1となった2014年シーズンにG大阪は国内タイトル三冠(J1リーグ・Jリーグカップ・天皇杯の全てを優勝)を達成。チームの勢いと重なるように募金活動にも弾みが付き、最終的にはスタジアム建設費用の140億円を上回る額が集まることとなった。
募金活動と並行する形で2013年10月にスタジアムは起工。募金額に合わせて、スタジアムのスペックを段階的に上げていく方針であったが、上記の通り募金額が建設費用を上回ったため、スタジアムの仕様としてはフルスペックでの建設となった。スタジアムは2015年9月に竣工し、吹田市へ寄付された。
2016年2月にはこけら落としマッチとして、名古屋グランパスを迎えて「Panasonic Cup」を開催した。
4万人規模のスタジアムとしては非常にコンパクトな作りである。これは建設費用を抑えるのが一番の目的であるが、同時にピッチまでの距離が短い臨場感溢れるスタジアムの雰囲気作りにも一役買っている。一方でコンパクト故にコンコースが狭く、コンコース内に設けられた飲食店の行列と移動する観客により、混雑するマイナス面もある。その点については2017年シーズン以降、G大阪のホームゲームでは再入場を認めることにより、混雑緩和に繋げる運営面での改善もある。
観客席とピッチの距離は国際Aマッチ開催可能なスタジアムでは最短の7m。下層からは臨場感たっぷりの試合を観ることができ、上層からもピッチ全体を快適に眺められる。また、万博記念競技場ではメインスタンドの一部にしか無かった屋根もスタジアム全体にあるため、風雨に晒されることも最前列を除けばほぼ無くなっている。
ホーム側のゴール裏はG大阪サポーターの要望により、上層と下層が一体的な作りとなっている。G大阪のホームゲームには満員のサポーターによる「青い壁」が形成される。
アウェイ側のゴール裏は対戦クラブによって、割り当てエリアが変えられている。特にセレッソ大阪や浦和レッズといったアウェイサポーターの動員が見込める試合では、全面的に割り当てられている。
万博記念競技場時代同様、鳴り物の応援は21時までに制限されている。
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最終更新:2024/09/14(土) 13:00
最終更新:2024/09/14(土) 12:00
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