帝舜とは、中国の伝説上の帝である。五帝の一つに挙げられる(入らない場合もある)。殷族の神である。
帝舜は殷族が祀る祖神である。似たような神話の残る帝俊、帝嚳も元は帝舜と同一とされる。ただ殷は周にとって代えられたので、周の上帝である黄帝がもっとも上位の神となり、帝舜の伝説は、道徳的に正しいことを行った古代の聖王という位置づけに変化していった。現在では、義理の父である帝堯とともに聖帝とされ、堯舜と並び称される。
帝舜の氏は有虞、名は重華である。帝舜は瞳が2つずつあったとされ、重華という名はそれに由来する。有虞氏であることから、虞舜とも呼ばれる。
舜という字の起源についてはいくつか説がある。中国の後漢のころの字書である〔説文解字〕に花の象形とあるが、神像の象形であるとする説もある。また帝舜と同一視される帝俊の俊の字も、鳥頭もしくは耜を頭にした神像の象形をもとにする字とする説がある。
舜の父は盲人の瞽叟である。〔史記〕によれば瞽叟は帝顓頊の子孫である。舜の異母弟に象(ショウ)がいる。
舜は、親孝行で知られており、当時自分の跡継ぎとなる賢人を探していた帝堯に、跡継ぎとして推薦された。帝堯は、舜を試すために、自分の二人の娘を舜に嫁がせたところ、舜が実際に誠実であることが分かったので、その臣下に加えた。いくつか仕事を任せたところ有能であったので、舜に天子の位を禅譲した。帝舜は帝堯にひき続いてよく国を治めた。また帝堯と同じく、自分の息子ではなく家臣で治水に功績のあった禹に禅譲した。
南方に巡歴したとき蒼梧の野で死んだ。死後は九嶷山に葬られた。
帝舜は、象を愛した瞽叟と継母、象の企みによって何度も殺されそうになっている。その度に、帝堯の娘である2人の嫁の神秘的な力や贈り物によって難をくぐり抜けている。
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最終更新:2026/08/19(水) 05:00
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