幕内(まくのうち、まくうち)とは、大相撲の番付における階級の一つである。
階級の構成は一番上が『横綱』、次いで『大関』、『関脇』、『小結』、『前頭』となる。『前頭』については東西共に現在は16人ずつ、合計32人の枠があり、『大関』の人数などで変動する。『大関』、『関脇』、『小結』を『三役』と呼び、厳密には『横綱』は『三役』ではない。
定員は決まっており、現在は42人までと定められている。『横綱』2人、『大関』が4人いるとすれば、『関脇』、『小結』は最低2人ずつとなり、『前頭』の16枚目までが『幕内』の相撲に上がれる。
幕内の取組の事を一般的に『中入後(なかいりご)』と呼ぶ場合もある。幕内土俵入りの後、10分少々の休憩が入り、その間に立行司が明日の取組を発表する。
幕内はは前半と後半があり、概ね前頭7~8枚目くらいの格の力士が登場するのが前半、横綱や大関など、上位力士が登場するのが後半。この間に勝負審判の交代があって、5人の勝負審判が総入れ替えされる。
幕内で優勝すると『幕内最高優勝』として、天皇賜杯と優勝旗が授与される。また、NHKが大相撲を中継しているため、NHKから優勝インタビューを受ける。優勝を果たした力士には後に毎日新聞社から優勝額が寄贈され、その特大サイズが国技館に4ヶ月に1回飾られる。6年間36場所の優勝額が飾られているが、2006年初場所の栃東の優勝額が外されて以降、日本人での幕内最高優勝が無いため、現在は外国人のみの優勝額掲示となっている。
幕内に入ると有名なのが『懸賞』で、懸賞が懸けられていると『懸賞幕』が掲げられる。永谷園などが有名で、企業や法人のみでしか懸賞を懸ける事が出来ない。相撲に勝つと白星を挙げた力士には懸賞が与えられ、懸賞6万円のうち3万円を手取りで受け取る事ができる。残り3万円は日本相撲協会などに本人名義で天引きされる。
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最終更新:2025/03/25(火) 21:00
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