幕 末 編
『 密 命 』
幕末編とは、スクウェアのゲーム『ライブ・ア・ライブ』の登場するシナリオの一つである。
炎魔忍軍に所属する若き忍「おぼろ丸」は、密命を受けて尾手城(おでじょう)に忍び込むことになった。
密命の内容とは、尾手城にとらわれの身となっている要人を救出すること。
おぼろ丸を操作し、尾手城に囚われている要人を救出することが目的となるシナリオである。
また、0人斬りや100人斬り、シナリオボスより遙かに強い隠しボスの存在など、やり込み要素が豊富なシナリオでもある。
キャラクターデザインは、青山剛昌が担当している。
幕末編にはいろいろなやり込み要素がある。
代表的なものを以下に挙げる。
妖怪や幽霊、カラクリなどの非人間キャラなら倒しても構わないため、手段さえ確保しておけばレベル上げに困るということもない。
大きなデメリットはなく、達成は比較的簡単である。
0人斬りとは逆に、全ての人間キャラを倒すことをめざすやり込みである。
尾手城には城主である尾手院王ととらわれの男を除いて100人の人間キャラがおり、それら全てを倒すことが目的である。(厳密には更に2人のキャラがいるが、彼らは100人斬りの対象には含まれない)
0人斬りとちがって達成するために留意するべき事項が多く、些細なことで達成不可能になるので、完遂するのはけっこうな難関である。
また、達成しても特にメリットがあるわけでもなく、むしろ強力アクセサリー兼回復アイテムの「いんろう」が入手不可能だったり、「五エ門」イベントが発生しないなどのデメリットが目立つルート。
幕末編に限定して遊びたい人向け。
おぼろ丸一人で城から出ようとすると、抜け忍ルートに入ることができる。
抜け忍になると炎魔忍軍の追手と何度も戦うことになり、最終的にハヤテとの戦闘になる。
十分レベルを上げていないとクリアは困難だが、特別メリットがあるわけでもなく、どうあがいてもゲームオーバーとなる。
詳細は個別記事を参照。
尾手城の隠し部屋に潜み、幕末編最強の刀であるムラマサを守る謎の剣士。
上記の100人斬りの条件には絡まないキャラであり、人間ではないと思われる。
詳細は個別記事を参照。
上記の岩間さまと魔神竜之介については、ファイナルファンタジーⅤのパロディである。(時田氏も明言している)
NTT出版の完全攻略ガイドブックの索引によれば、岩間さまは本来「いわまさま」と読むと考えられるが、重箱読みでは「がんまさま」となり、ギリシャ文字のγ(ガンマ)を彷彿させる。また、魔神竜之介は神竜という漢字を含み、(幕末編)最強の剣を守っている。
これは、ファイナルファンタジーⅤのギリシャ文字の名前であるオメガと、ラグナロクという最強の剣を守っているしんりゅうがモデルとなっている。名前以外の類似点は以下の通り。
岩間さま | オメガ | 魔神竜之介 | しんりゅう | |
---|---|---|---|---|
技 | 水呼び(津波) | はどうほう | 破道法 | タイダルウェイブ |
戦闘BGM | 通常 | 通常 | ボス | ボス |
消滅時のエフェクト | ボス | ボス | 通常 | 通常 |
逃亡 | 可 | 不可 | 不可 | 可 |
基本的に岩間さまとオメガ、魔神竜之介としんりゅうという対応だが、使用技や逃亡の可能性は逆になっている。(さすがに逃亡に関しては偶然のような気も)
余談だが、魔神竜之介を倒すと隠し通路が発生し、その道を歩く毎に小ばんが手に入るが、これはギルガメの洞窟のパロディであるという説がある。
また、魔神竜之介がいる部屋を出て画面の下に進むと、小判くれ壷という喋る壷が置いてある。この壷に6枚小ばんを与えると影一文字を、10枚与えると忍法矢車草をおぼろ丸のレベルに関係なく習得することができる。この、貴重なアイテムを渡す代わりに大きな見返りをくれるという設定は、マジックポットに通じるものがある(ファイナルファンタジーⅥにおけるエボシ岩の洞窟の喋る宝箱の口調も彷彿させる)。
このように、どういうわけか尾手城にはファイナルファンタジーⅤのパロディのような要素が数多く盛り込まれている。
掲示板
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最終更新:2025/03/25(火) 07:00
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