「干将」(かん・しょう ? ~ ?)とは、中国の春秋時代の名剣の刀鍛冶であり、妻の助力を得て鋳造した雌雄の名剣「干将・莫耶」を制作した伝説の名刀匠。
稀代の剣匠「欧冶子」に師事して腕を磨き、呉の国を拠点に創作活動を行った。
妻は剣の名にもなっている「莫耶(ばくや)」。眉間尺の通称で呼ばれる息子の名は「赤」。
なお、干将と莫耶の物語には、二人に対して仕事を発注したクライアントによる二つのメインルートが存在する。
ある時、伍子胥に見出された干将は、呉王の闔閭(こうりょ)より
越の国より送られた三振りの宝剣よりもすばらしい二振りの剣
依頼を請け負った干将は、中国全土より最高の材料を集め、鋳造剣造りに最適な
の環境が整った炉を用意したが、材料を溶かそうとしても炉の温度が上がらず困り果てていた。
この時、妻の莫耶は、
今回は類い希なる名刀を作らなければならず、そのためには神の助力が不可欠でしょう。
太古の昔より、神の加護を得るには神への貢ぎ物が必要です。
として協力を申し出、莫耶の協力により剣を完成させるのだが、妻の協力シナリオには二つのルートが存在する。
出来上がった雌雄剣の出来は、「干将・莫耶」と自分達夫婦の名前をそのままつける程のできばえだった為、干将は陽剣(雄剣)の「干将」は手元に残し、嫁自慢?陰剣(雌剣)の「莫耶」のみを闔閭に献上した。
このルートでは、ルート選択によっては、干将と莫耶は悲劇を回避することができます。
なおその後、陰剣(雌剣)「莫耶」は、呉王闔閭が、使者として訪れた魯の季孫に与えようとしたが、鞘から抜かれた「莫耶」には刃こぼれがあった為、季孫は受け取らなかったばかりか、闔閭の子・夫差が覇者となった後に、夫差の大きな判断ミスにより呉の国が滅亡することを予見したと言われている。
ある時、楚王に呼ばれて参内した干将は、
今までにない、最高の宝剣
の製作依頼をうけ、妻の助力をうけて3年がかりで雌雄剣「干将・莫耶」を完成させた。
しかし、
と、どのルート選択でも死ぬしかない状態を察知した干将は、逃げようとすると身重の妻・莫耶と、生まれ来る我が子に死亡フラグが立つとでも思ったのか、陽剣(雄剣)の「干将」を隠し、身重の妻・莫耶に
私は必ず殺されるだろう。
もし生まれた子が男ならば、大きくなったら「戸を出て、南に山を望み、松の生える石の上、その背に剣あり」と伝えよ。
と言い残して、死が待つ地へと向った。
干将が、陰剣(雌剣)の「莫耶」のみを献上した事や、こんな名剣もうこれ以上つくらせねーと思った事から、楚王はやっぱり干将を殺してしまった。
・・・そして・・・干将と莫耶の子・眉間尺(赤)の壮絶な復讐劇が始まった・・・
▼干将の名剣「干将・莫耶」を携え、「赤」色の服をまとった英霊。
関連項目 |
関連コミュニティ |
|
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/23(火) 21:00
最終更新:2024/04/23(火) 21:00
スマホで作られた新規記事
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。