平壌とは (ピョンヤンとは) [単語記事]

平壌（Pyongyang・평양）とは、朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）の首都である。正式名平壌直轄市。

概要

朝鮮語・日本語で「ピョンヤン」と読む。また日本語で「へいじょう」と読まれる場合もある。

朝鮮民主主義人民共和国の建国時より首都として機能していたが、法的にそうなったのは1972年のことである。台湾の中華民国政権が台北ではなく南京を首都と主張しているのと似ているのかも知れないし似ていないかも知れない。

首都であり人口が多いのは当然のことなのだが、21世紀では貴重となった社会主義国（実質的には封建的な金王国であるが）・北朝鮮のショーウィンドウとしての機能を負っている面があるため、他の地方への投資をそっちおきにしておいてでも、平壌においては建築物やインフラ整備に北朝鮮政府の熱が入れられている。

それゆえ、万単位の国民が飢えている状況下であろうと100階を越す柳京ホテルを始めとした新たな建造物が今なお生まれている。

北朝鮮の中では豊かな街、平壌に住むことが出来るのは、北朝鮮に忠誠を尽くすと政府に認められた者に限られると言われている。平壌の市民証を持つ者は北朝鮮の他地域住民とは異なり、国内であればどこでも比較的自由に移動ができるなど、特権が与えられているという。

が、それでも脆弱なインフラ状況から完全に市民が逃れることはできないようで、しばしば停電や断水は起こるらしい。

呼び方は「チュンくいき」。日本でいうと東京都千代田区のような地域かな。蒼光洞には朝鮮労働党の重要施設「朝鮮労働党中央委員会本部庁舎（1号庁舎）、通称墨田区役所」があり、金正恩豚児同志の執務室や朝鮮労働党組織指導部があるもよう。北朝鮮軍事パレードや北朝鮮年越しライブ会場でお馴染みの金日成広場（キムイルソン-）もここにある。年越しライブは日本人も観光客として観覧できるらしくYouTubeに動画がある。