平成狸合戦ぽんぽことは、1994年に公開されたスタジオジブリ制作のアニメ映画である。
原作・脚本・監督を高畑勲、テーマソングを上々颱風が担当した。
多摩ニュータウンを舞台に、宅地開発から住処の森を守るべく「化学(ばけがく)」と呼ばれる技術を復活させ人間たちに立ち向かう狸たちの奮闘を描いた作品。
劇中での狸たちは主に擬人化された姿で描かれており、声優に起用された芸能人や落語家たちの演技と相まって個性的で魅力にあふれたキャラクターとなっている。
前年の海がきこえるとは違いれっきとした劇場アニメ作品だが、ナウシカ並みに何度も金曜ロードショーで放送されているためテレビの印象が強い人も多いかもしれない。
狸を人に置き換えるとまるで強大な征服者に対抗しようとした原住民の様だとも言われる。
土地を奪われ、抗おうとするが敵わず、シャーマニズム(ばけがく)も否定され、敵側の社会に溶け込むしか生きる道は無いと諦める者と最後まで抗い続ける者で意見が分かれていき、最後には社会に溶け込んだ少数がひっそり生きていくと言った所が風刺と捉えられるようだ
掲示板
95 ななしのよっしん
2024/08/21(水) 17:34:11 ID: vHyy4Zjbq4
昔は「人間の住みやすい町をつくるより、自然を残すほうが大事」って価値観の作品が多かったよね
人口減少とか夢にも思わなかったんだろうな
96 ななしのよっしん
2024/08/21(水) 23:01:10 ID: /yhnmVBrZb
>>95
「成長か自然か」ってテーマはべつに過去のものでもなんでもない、
それどころか地球温暖化でますます緊迫度を増してきているテーマなんだが
日本が少子化してんだからもう自然破壊のこととか考えなくていいや~
とでも言いたげなその内向きの能天気さ、典型的な島国根性の丸出しだよ
97 ななしのよっしん
2024/08/21(水) 23:13:43 ID: /yhnmVBrZb
もっと言えばこの作品は移民問題の隠喩としても読める*ので(制作側が意図した・していないに関わらず)
そういう面からもぜんぜんテーマ性は古びていない
*もともと牧歌的な里山に暮らしていたタヌキたちが、人間の流入に押されて最終的に生き方を変えざるを得なくなった、ってのがこの話
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最終更新:2024/12/12(木) 20:00
最終更新:2024/12/12(木) 19:00
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