平成25年台風第26号とは、平成25年(2013年)10月11日3時(日本時間)に発生したこの年26番目の台風である。
アジア名は「ウィパー(Wipha)」、タイによる提案で女性の名前より。[1]
日本の気象庁における表記は「平成25年台風第26号」、
海外では最盛期の勢力から「Typhoon Wipha (2013)」などとされる。
ニコニコ動画においては「平成25年台風第26号(ウィパー)
」がタグとして普及しているので、or検索を記載しておく。
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また単純に「台風26号
」としている場合もあるので、こちらも注意する必要がある。
台風26号の発達過程は以下の通り。 ※記載内容は気象庁発表の速報値 日時は日本時間
関東地方に接近する台風としては「10年に一度の強い勢力」として警戒が呼び掛けられ、
千葉県銚子で46.1m/sの最大瞬間風速や東京や千葉・茨城などで
観測史上最大の24時間降水量を記録するなど東日本各地で大雨や暴風の影響を受けたが、
特に大きな被害を受けたのは伊豆大島であった。
伊豆大島では16日8時20分までの24時間に824.0mmの猛烈な雨を観測、
台風が接近通過した0時から6時迄の1時間雨量はそれぞれ
69.5mm, 92.0mm, 118.0mm, 118.5mm, 97.5mm, 29.5mm に至った。
この猛烈な雨で三原山外輪山で土石流が発生、
麓にある元町地区の集落を襲い死者行方不明者39名に及ぶ大きな被害を出した。
なお島内には大島空港(大島北ノ山)にもう1か所アメダスの観測点が整備されているが、
こちらの24時間雨量は412.0mmとなっている。
こちらも猛烈な雨が降った事を示すには十分すぎるデータではあるが、
両観測点が4kmほどしか離れてない点を加味するといかに局地的な大雨だった事が推測される。
台風から変わった温帯低気圧が日本の東を通過した事で北海道上空に寒気を呼び込み、
旭川などで早い初雪を記録する一因ともなった。
またこの台風では、離島など島嶼部における「特別警報」の在り方が問題となった。
伊豆大島における雨の降り方は特別警報の基準を満たすものではあったが、
特別警報には「都道府県程度の広がりで災害が発生する可能性がある」という前提があり
他の伊豆諸島や東京本土では極端な数値が観測されていなかった事もあって
東京都に特別警報を発表するには至らなかった。
これに対し改善を求める声が出されたが、現時点において基準の変更はなされていない。
但し離島などに対してはこの様な際は気象台から各自治体へホットラインで連絡を行う等の措置が執られた。
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最終更新:2025/12/08(月) 03:00
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