平手政秀とは (ヒラテマサヒデとは) [単語記事]

「平手政秀」（ひらて・まさひで 1492 ～ 1553）とは、織田信長の傅役を務めて斎藤道三の娘・帰蝶を信長の妻に迎えるように尽力したり、うつけ者の信長に散々苦労させられた上にHARAKIRIすることに定評のあるじいや。

概要

尾張の豪族・平手経秀の子に生まれ、織田信秀に仕えて上洛して内裏築地修理料として４千貫を献じるなど内政・外交・財政方面で活躍した重臣で、清洲織田氏と織田信秀の和睦の際には紀貫之の和歌を書状を添える等、歌道や茶道にも通じていた。

織田信秀が嫡男・織田信長に那古野城を与えた際に、林通勝（林秀貞）と共に織田信長の過労家老となり、うつけの代名詞として傾奇ロード爆走中の信長の傅役（養育係）として織田信長の元服や初陣に立会った。

織田家の長年の抗争相手であった斎藤道三との和睦を成功させた平手政秀は、織田信長と帰蝶（濃姫）をくっつけた。

嫁をもらってからも傾奇ぶりが直らない織田信長を度々諌める等、織田家のじいとして小言三昧の日々を送っていたが、織田信秀が亡くなった後に、後事を沢彦宗恩に託して自刃した。

法名は政秀寺殿功案宗忠大居士。

平手政秀の自刃を知った織田信長は、沢彦宗恩を開山として政秀寺を建立して平手政秀の菩提を弔った。

※その他「平手政秀」の詳細についてはWikipediaの該当記事参照の事。

HARAKIRIの真実

平手政秀の自刃は、一般的には

織田信長の奇行を諌める為の諫死

と言う美談として扱っている事が多いが、その自刃の理由は諸説あって定かではなく、

他の重臣との権力争いに敗れた為
弟・織田信勝に与して謀反を企んだ息子の助命の為

といった説や、

織田信長による旧来の重臣の粛清

と言うことで無能に定評のある林通勝（林秀貞）ではなく、功績があり高齢な平手政秀がターゲットになってしまったとの説もある。

※ゲームアーツの「HARAKIRI」では開始時から恥が80もあるのでHARAKIRI ダービーでは優勝候補となっている。

戦国大戦

「若ぁー！」

戦国大戦にもVer1.0から織田家で参戦している。決して高いとは言えないスペックの槍足軽であるが、その真価は計略にある。
計略は「切腹」。自分が撤退する代わりに撤退している味方の最大コストが高い程士気が上がる。
なお計略を使う度に上記の台詞を言い残して撤退する。何回ご老体にHARAKIRIさせる気だ。