弱音ハクとは、ニコニコ動画のボーカロイドP達の神調教に刺激され、自らも「初音ミク」を購入しDTMにチャレンジするも自分のあまりにも才能の無さに気づき、いたたまれなく打ちひしがれダウナーになってしまっているニコ厨達の心象を表現した架空の擬人化キャラクターである。
『Voyakiloid』(ボヤキロイド)とも呼ばれている。広義には 『Vocaloid派生キャラ』又は『初音ミクの派生キャラ』に分類されている。後述参照のこと。
弱音ハクは当初2chのとあるスレッドで概要にあるような設定が定まり、その後キャラクターとしての設定も加味されるようになった。
その当時の項目は
……という必要最小限のものであった。
その後CaffEin(カフェイン)氏により2007年11月21日に弱音ハクはイラストで生み出され、Vocaloid派生キャラクターとなった。[1]
その後CAFFEIN氏により「キャラクター・ボヤキ・シリーズ VOYAKILOID 弱音ハク」という正式名称がつけられた(パッケージ風イラストから)また、ぱんかれ(pumpCurry)氏によりキャラクター名の(公式パッケージ風)ロゴが作成された。
※作者の個人的なイメージであり公式ではないので二次創作時には後述にあるPCL・ガイドラインに抵触しない限り改変は自由である
「後ろに束ねた長い白髪に赤い瞳、やや大人っぽいグラマーな体格、そして一升瓶を小脇に抱え、酒に酔いつぶれる女性」。
充てられる歌声は基本的にVocaloid2の初音ミク。亞北ネルも同様であるが、曲のイメージなどにより他のボーカロイドであったりするため、特にこれといって定まってはいない。初音ミクAppendの "Dark" という選択肢も加わった。
初音ミクの派生キャラであるがスレンダーな本家とは逆に、MEIKOと並ぶ巨乳という設定で認知されている。お色気が主となる場合は、お約束として「タマンネ」とコメントされ、さらには「トマンネ」までへと昇華させてしまう。ついにはそのセクハラすぎる内容から「セクシャルハラスロイド」という異名までつけられている。この呼び名を考えた人、怒らないから出てきなさい。
弱音ハク関連の動画で時折散見する「ツマンネ」というコメントだが、これは2007年11月24日に弱音ハクを題材とした初の投稿された動画【弱音ハク】ぼっこぼこにされてるよという動画内で「緑字のツマンネで埋まってる」という歌詞に由来する。
これは当時のニコニコ動画でコメントを表示する際のコマンドのテンプレートの1つに「green big」というのもがあり、これが動画を叩くモノにとって格好の弾幕の材料になってしまっていた。この動画はその様子を逆手にとってネタにしており、それを理解するユーザーはお約束的な賛辞の意味を込めて「ツマンネ」とコメントしている。決して悪意のあるコメントではない。
ただし、このことは他の弱音ハク関連の動画の全てに賞賛として通用するわけではないので、投稿者コメントや動画内で「ツマンネ」が使われているのを確認する等してからコメントすることをオススメする。
元々は、
というのが、弱音ハクの作者であるCaffEin氏の当初の設定であった。しかし、同氏が初期に描かれてた弱音ハクは”売れないシンガーソングライター”という設定であったため、これが見るものによって”Vocaloidを扱うプロデューサー”であったり”Vocaloidの類ではないか”と、どちらのキャラクターとも捉えられる表現であった。その後、ニコニコ動画やピアプロのユーザーの間での認識では、弱音ハクは作り手より歌い手なのであろうという声が強くなる。結果として弱音ハクは”Vocaloidの一種”であるという変化した設定が定着していく。
結論から言うと私は正直どっちでもいいと思ってます。
だって落ちこぼれVocaloidのほうが動かしやすいだろうし、オリジナルのマスターも設定できますからね。
あと、初音ミクがこれだけブームになったのは、公式設定が少ないためにみんなそれぞれ勝手に想像したからというのが大きいでしょう(って言われてますね)。
ということでハクもそれに倣って、みんな勝手に想像してくれということにしておきます。
……と異を問わないコメントをしている。また弱音ハクそのものについては、
ニコニコにうpされているのをハクは知らない。
いや、むしろ自分でうpしてるのかもしれない。
そして「ツマンネ」といわれて落胆。
……と、同氏のブログ上で表現している: 弱音ハクの立ち位置 | CAFE-LOG
Vocaloidキャラ化された弱音ハクの在り方に付いてのCaffEin氏からの回答の一つが「Silent World」/「CAFFEIN(カフェイン)」の漫画 [pixiv]である。
はじめにVocaloid亜種としての弱音ハクは『か細く頼りない歌声(時にはロボ声とも)とその自虐的な性格が災いして、いつまで経ってもメジャーデビューすることができずに一人寂しくヤケ酒を飲んでいる』といった感が強く印象付けられている。このキャラクター設定の見解は現時点おいても有効に主張されており、この初期の設定に忠実な作品群も少なからず投稿され続けているようである。
しかし次第に、ユーザーの間で作り上げられていったVocaloid各々のキャラクター設定が、変化し肉付けされていくように、弱音ハクもその例に倣うように、ユーザー達の手による別のキャラクター設定が確立してきている。もちろん千差万別の捉え方があって然るべきだが、現在ユーザーの共通認識として多く知られている弱音ハクの印象は、次のように言い表すことができる。
上記にあるような弱音ハクのキャラクターが変化していった要因として多大な影響を与えたのが、3Dアニメーション制作ソフトMikuMikuDance(以下MMD)の存在である。それは、MMDやMMD-band editionに於いて弱音ハクモデルが、MMD職人をはじめとする動画制作者達の手によって、多く活躍している様が自然とユーザーに受け入れられているからである。
MMDでは、あにまさ氏によってモデリングされた弱音ハクがVer.3.01以降のMMD付属モデルとして正式採用されている。他のキャラクターより体格が大きく、ダンスが映えるとされている。それはスタイルの良さや後ろに束ねた長髪がなびく様などのモーションの表現がプラスに働くからと考えられ、MMDを用いた動画に弱音ハクが数多く採用されていることからもうかがえる。またメインのみならずバックダンサーとして採用されることも多く、非常に優秀であるようだ。
そしてMMD Ver.5で搭載された物理エンジンの実装により、そのMMD動画制作者の多くがハクモデルの胸部に物理演算情報の実装を実行するものと予想される。何故ならばハクの豊かな胸にそれを実装することが、3Dモデルのリアルな胸のどたぷんをじっくり堪能して自然な挙動の研究に最も適していると考える事ができるからである。
2009年後半頃からダンスのみならず、ついには武道・武術をも体得し、とりわけ中国武術の見事な演武を披露する動画で散見できるようになってきた。[3]
MMD-band editionの作品群では単なる脇役ではなく、バンドのリーダー的存在として採用される例が数多く見られる。それはバンドの構成員として公式なボーカロイド達に混じって、あえて亜種であるハクが採用されていることからも伺い知ることができる。そしてハクが担当する楽器は多岐にわたり、時には間奏のソロなどで派手なアクションを伴う演奏をきっちりとこなすなど、制作者には動画や曲における重要なキャラクターの1人として位置づけられ、その期待に十分に応えているようである。
MMD-band editionでのハクは基本的に楽器の演奏に専念し、歌を伴う場面は多くない。せいぜい初音ミクのボーカルにコーラスとして重ねるといった程度だった。しかしマイゴッドPが制作した動画は、ハクが歪ませた声で朗々と歌詞を読み上げる場面が存在し、コメントから見事なデスボイスの持ち主と評された。非公式でありながら歌が上手に歌えないというキャラクター設定と相まって、同動画を視聴したものに少なからずとも衝撃を与えた。[4]
また「
のダンスモーションをトレースする動画が見受けられるのも彼女の特徴である。元々人間離れしたマイケルのダンスを
トレースするのは容易ではないことは想像に固くなく、未完成であっても高い評価を受けている動画も少なくない。
SEGAが開発・発売した初音ミクを用いたゲーム、初音ミク -Project DIVA-において、亞北ネル共々出演している。
グットスマイルカンパニーからねんどろいどぷちで販売されている。
以前派生キャラをピアプロに投稿するなというお達しがあったらしいという事はどっかで話しましたが、その際の理由が「クリプトンのものでないので責任が持ちきれない」という理由だったんですね。
なので今回著作権がどこにあるかというのが明確になった事によって、ピアプロに投稿してもよくなったということですか?と聞いてみたら、ピアプロで公式に許可を出したわけではないので、「投稿OK」ではなく「投稿については特に問題ない」ということにしてくれ、だそうです。
以前は「クリプトンのものでないので責任が持ちきれない」という理由で、
ピアプロへの投稿は控えるようにという公式見解があったが、CAFFEIN氏と
クリプトン間で二次著作物についての契約が交わされたため、黙認という形で
投稿が可能になった: 弱音ハクのガイドライン | CAFE-LOG
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最終更新:2024/10/13(日) 23:00
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