2002年から週刊ヤングマガジンにて連載中の松本光司の漫画作品。
33巻で終わりかと思いきや最終章に突入し、「彼岸島 最後の47日間」で完結。
・・・と思いきやまさかの第三章に突入した。「彼岸島 48日後...」が、現在連載中である。
<本編>
第一部 全33巻
第二部 最後の47日間 全16巻
<番外編>
彼岸島 兄貴編
<手引書>
彼岸島 手引書 零
彼岸島 手引書 無限大
一年中彼岸花が咲き乱れる孤島、彼岸島。
この森と海しかない島には、 血液感染する不可解な病気により、凶暴な力を得た吸血鬼達が跋扈していた。
兄の消息を追い、この島へ上陸した主人公・明達は、異形の怪物達の恐怖に晒される……!
というのがメインのあらすじだが、ホラーなのは最初の数巻のみで以降は吸血鬼バトルシュールギャグマンガだったりする。
森と海しかない小さな孤島だったはずが、物語が進むにつれて明らかに島が巨大化(炭鉱、隠れ里、砂丘、教会、五重塔etc.)していったり、異常なまでに都合よく武器や食料や燃料やエンジンが見つかったりと突っ込みどころ満載。
仲間や村人だけでなく、物理法則や設定、描写、常識、ツッコミ役などがたびたび行方不明になるのが彼岸島クオリティ。キン肉マンに通じる何かがある。
怪物の跋扈する島に取り残された恐怖感や、邪鬼のグロテスクさなどは確かなものなのだが、それ以上にそこかしこの台詞回しや描写に拭いきれないシュールさがあり(狙ったギャグがむしろ面白くないあたりに天賦が感じられる)、ギャグともホラーともアクションともつかないその魅力は一言では語れない。
雅様萌え。あとなんかどのキャラも常にハァハァしてる。
この手の作品では珍しいことに銃器の類がほとんど登場しない。代わりに活躍するのは刀剣、弓矢、丸太。
これらはありとあらゆる場面に都合よく登場するため彼岸島の特産品なのだろう。最近では、島に自生しているという説も出てきている。
特に丸太は攻撃、移動、防御、建材など広い汎用性を持つ便利アイテムであり、彼岸島世界の住人達(やられ役のモブ村人含む)は、皆凄まじい膂力の持ち主であるため、数メートルもある丸太で互いに殴ったりブン投げたりする。
そのあまりに不条理な光景が読者に衝撃を与えたため、「彼岸島といえば丸太」「彼岸島はホラーサバイバルスタイリッシュ丸太アクションシリアスギャグ漫画 」とまで言われる。あと豚汁。
毎回前回のあらすじに数ページを割いてくれるので毎週読まなくてもなんとかなる。
大作ゲームが発売される時期に限って、なぜか取材休載をよく取るが、何の関連性も無いと思われる。
2005年にPSPでゲームがナウプロダクションから発売されている。
『かまいたちの夜』にそっくりな雰囲気のノベルゲームで、たまにアクションパートが挿入される。
実のところ、あまり評判が良くない。公式ページの恐るべき貧乏臭さも光る。
2010年には、実に60億円の予算をかけて、微妙な日韓合作体勢で映画化された。
監督は、正直日本人には誰のことやらわからないが、韓国ではエンターテイメント映画で一定の成功を収めているキム・テギュン。脚本は『BECK』などの大石哲也。他、何故かエグゼグティブ・プロデューサー名義で、アイドルグループ2PMのイ・ジュンホが参加している。
ちなみにこの予算は宣伝費を含めた額なので、実際の制作費は20~30億円と推測される。それでもアジア映画としてはかなり高いが。
2013年10月からは、MBS製作で連続ドラマ化される。
総監督を、エロとグロとシュールの権化である三池崇史が担当する。これ以上彼岸島の映像化に適した人材はいないであろう。テレビに比べ規制の緩い映画版で彼が監督しなかったことが惜しまれる。
主演・明役は、『仮面ライダーウィザード』にて主人公を演じた白石隼也。兄の篤役は、『HK 変態仮面』で主人公を演じた鈴木亮平。
2016年10月からはショートアニメ「彼岸島X」がニコニコ動画等で不定期配信開始。
制作はテトラ。3話までの声優は速水奨が全て担当、以降3話ごとに千葉繁、関智一、山寺宏一といった豪華声優陣(一人)の声優当番制で配信されている。ブルーレイディスクには、朴璐美が全て担当する新規映像が収録された。
その後同じスタッフにより、「あきら」繋がりか石田彰が担当する特別篇が公開された。凄ェ!!
2018年2月にサンセイR&Dよりパチンコ「CR彼岸島」が発売。
通常のパチンコと同じ楽しみ方が出来る左打ち「明ルート」と、完全告知パチスロの様な楽しみ方が出来る右打ち「師匠ルート」を搭載という、パチンコでも前代未聞の変則機。
実写ドラマ版を主軸としているが、原作漫画の絵も多数収録されている。この台の演出だけ見てると物凄くシリアスなホラーアクション漫画と勘違いしそうになる。
ちなみにどこでも丸太が出てくると大チャンスとなり、極めつけは左下の吸血鬼の頭から飛び出してくる丸太役物。「みんな!丸太は持ったな!」演出もある。
店内で配られる紹介・解説の小冊子に松本先生の宣伝用描き下ろし漫画もあり、相変わらずシュールさ抜群で、パチンコをやらない人も一見の価値はあり。
宮本明 (みやもと あきら)
この作品の主人公。物語を作る事が得意で、それが転じた予知能力のようなものがある。しかしそんな設定は忘れられた。
兄である篤を憎んでいるかもしれないなどと言いつつ実際に会うとそんな事すっかり忘れるツンデレ。
当初はナヨナヨした文学青年と言った感じだったが、8ヶ月修行してからは明らかに10年は歳をとった外見と化した。
鉄格子を素手で捻じ曲げ巨大生物を一刀両断するなど、ベルセルクの主人公になっても通用しそうな戦闘力と、負傷した状態で大量に吸血鬼の血を浴びているのに幸運にも感染しないでいるという超人的な力を得ており、読者の間では、とっくに吸血鬼と化している疑惑がある。その為か、邪魔な吸血鬼の神父を「ポイッゴーン」する程の腕力を持つ。
現在は抵抗組織最強の戦士兼リーダーとして戦っている、日本全土が雅によって崩壊した際は、彼を追って東京へ向かう。
詳しくは宮本明(彼岸島)の記事を。
丸メガネ(と雨合羽)が特徴の明の兄。婚約者の涼子の両親に挨拶する為に彼岸島に訪れた際、雅を開放してしまった。つまり、島を劇中で襲っている悲劇の原因となったひとり。
登場時点で既に修行後の明並に強く、序盤最強のキャラクター。
得意な武器は薙刀だが持ち運びに不便なため基本的に丸太で吸血鬼と戦う。丸太は常にその辺に転がってるしね。
成績優秀だが明に抜かれる事を恐れており、良好ながらも複雑な兄弟仲だった。
作中随一の戦闘力の持ち主として中盤にかけて無双の活躍ぶりを見せ、雅をも追い詰めたが、二度目の戦いで明を逃がすために敗北。吸血鬼化し、明と戦い死亡した。
加藤 (かとう)
明の友人。吸血鬼に囚われの身となった時に初めにトイレをし、そのキャラクターを確立させた。
本名は三村政和 (みむら まさかず)だがケンちゃんとよく悪さをしているのでこう呼ばれるらしい。
明らの集まるプレハブを持っている。
ケンちゃん
明の友人。バンドをしておりギターが下手。商店街メンバーのリーダー格でユキと付き合っている。愛車の名前はジミヘン号。
主人公パーティの重要な仲間だが、プライドが高く単純。ここを冷につけこまれて暴走し「卒業旅行」という嘘の理由で同級生たちを同行させ、無駄死にさせた張本人である。本名は斉藤ケン。
後に吸血鬼化してしまったが雅の配下にはならず、一緒に囚われたユキを逃がすために脱走を試みる。大量の吸血鬼に囲まれた要塞の中からの脱走は困難を極め、追い詰められてしまうが、そこで吸血鬼化による身体能力の向上があったとは言え、自らの心臓を抉り出してもなお動き続け、単身ユキだけを逃がして自らは壮絶に立ち往生するという作中有数の見せ場を貰った。
西山 (にしやま)
明の友人。見ての通り頭がいい。
文房具屋の息子で、いついかなる場合でもセロハンテープや味噌などを持ち歩いている。
豚汁や爆弾を作る事が得意で、主人公達の好物である。孤島でのサバイバル生活にしてはやけに大量にかつ何度も作っているが、おそらくは味噌も野菜も豚肉も島に自生していると思われる。
最近ではバズーカ砲と捕獲用ネット弾を自作するに至った。
明の友人。明の妄想話を聞くのが好き。
気弱な正確な為いじめられ、篤に助けられる事もあったが篤には忘れられていた。
序盤、明達に見捨てられ吸血鬼達の栄養分にされそうになり、彼らへの信用を失った。
一度は合流するも脱出の際にはぐれ、その後、雅に吸血鬼にされ、さらには亡者と化して明の前に現れた。
明との戦いの中で正気を取り戻すも、再びそれを失う前に彼の手で葬られた。
明が始めて手にかけた友人であり、彼が大きく成長するきっかけとなった。その後も魂だけの存在として明を見守っている事が明らかになっている。
明の幼馴染。ケンちゃんと付き合っているが明も好き。
吸血鬼を弓一本で倒す腕前を持つ。
明は当初、彼女への劣情に苛まれ、ケンちゃん達に対して複雑な感情を抱いていたが、中盤あたりからどうでもよくなった感が見て取れる。
レジスタンスのリーダーで、巨体と怪力を持ち丸太を自在に操る。
法衣を着てはいるが異様な巨体の持ち主で不気味な仮面で顔を隠しており、見た目からして明らかに人間ではなかったが、吸血鬼一族の生き残りであったことが後になって判明した。
本名は青山龍ノ介(あおやま りゅうのすけ)。いつも仮面を被っている。
島に昔から居た、純粋な吸血鬼一族の生き残り。五十嵐の実験の副作用で人間と変わらない見た目を得て村の一員となり、住職や村長になった。しかし、人間としての生活を楽しんでいるうちに雅が復活し村も守れず、一か八かで雅から感染した吸血鬼の血を体内に注入し、アマルガムとして力を得た。
篤が雅を解き放ったのは自分が目を離していたせいだと考えており、島中の人間達をまとめ抵抗組織を指揮していた。
吸血衝動を幾度にも渡って強引に押さえ込んでいたせいで、終盤とうとう邪鬼と化して暴走した。
チワワ様を食い殺すと言う戦果を挙げるも、最期には、強靭な精神力で邪鬼の本能を押さえ込み明たちを助けたが、雅に殺された。
明に無駄にエロいアプローチを仕掛け、ケンちゃんの性格に気づいて彼を利用し、商店街の関係者たちを島に呼び込んだ、謎の多いしたたかな女性。
後に彼女の行動の理由は全て明かされた。彼女の正体は師匠の娘(ただし血は繋がってない)であり、篤を慕っていた。彼が弟について話すのを聞き、明なら自分達を助けてくれると考えて、商店街で彼らと接触したのだった。
以後、明達の味方となったが、最後は吸血鬼化した篤に殺されてしまった。
冷の妹で人質として捕らえられていたが明に助けられる。
普段は気の利くが車の運転は荒く、また運転中は性格も多少荒くなる。
明に気があるらしい。
吸血鬼ウイルスの感染を免れた村人たちによる抵抗組織。いくつもの隠れ里を形成しそこで暮らしている。なぜかみんな忍者的な格好をしている。基本的にやられ役。たくさんやられるがどこからともなく出てくる。
レジスタンスの一人だったが母親が感染し吸血鬼化、そして邪鬼「あしなが婆さん」になってしまった為レジスタンスを裏切り、雅軍の邪鬼使いとなる。あしなが婆さんが明に葬られた後はレジスタンスに復帰。
初めは油断させるのを目的にタオル一枚という格好をしていた。しかし気に入った為、一時は服を着ていたが、以後もあえてそのスタイルをしている。
彼岸島の吸血鬼らの頭領。髪が白いなどの特異体質で吸血鬼一族からも忌み嫌われていた。設定も外見も、どことなく1部のDIOにそっくり。
明治時代の写真にもその姿があるが、そのときから現在と同じド派手な格好をしてるすごい人。
五十嵐の実験の結果、3人の吸血鬼の血を得たアマルガムと化し、不死身の体となった。
またこいつは血を吸うだけでなく、積極的に人間を捕食している。
明や篤と幾度と無く激闘を繰り広げているが、首を落とされても生還する強靭な生命力で生き延びている。
現在は吸血鬼の血を持った蚊を本土にばらまく計画の最終段階にあり、それを止めようとする明達と最後の戦いに臨もうとしている。
邪鬼使い(おにつかい)
知性を持たない邪鬼を制御する手段を持つ一部の吸血鬼。
雅の脳波干渉のような直接的かつ絶対的な操作ではなく手段はそれぞれ。
最初に登場した邪鬼使いは老人の吸血鬼で、邪鬼の脳に直接物理的な苦痛を与えるというアメとムチで言う事を聞かせていた。爆弾付きの弓矢で爆死。
後に他にも邪鬼使いに相当する人物は現れるが、いずれもこの老人吸血鬼のような苦痛による支配ではなく、邪鬼になってしまった人物と強いつながりがあった者の言う事だけなら分かる、邪鬼の行動原理にその人物を護る意識が残っている等、邪鬼とセットの人物がメインとなる。
隊長(たいちょう)
雅親衛隊の隊長で、権蔵らを使い明を襲うがあっさり倒されてしまい、明を雅の居る五重塔へ案内することに。
五重塔に逃げ込むが強力な邪鬼であるチワワ様と共に閉じこめられてしまった為、雅に辿りつくまで明と協力する事となった。
まり子に襲われ下半身を失うが明のお陰で助かり、リュックに入って移動を始める。
褒められると照れる他、泳ぎが得意で若い頃は「河童の隊長」と呼ばれた。
現在明との間に奇妙な絆があり、二度にわたって彼と共闘したが、明によって義手の刀で首を斬られ死去。
斧神(おのがみ)
雅の右腕。ヤギの覆面を被った、処刑人のような姿をした巨大な吸血鬼。他の吸血鬼には「最も凶暴な吸血鬼」と称される。
本名は村田藤吉。篤と共にレジスタンスに所属しており、彼と同等の実力を持っていたが、吸血鬼化してしまう。
それを利用し雅軍に入り、雅を暗殺しようとするが逆に雅に懐柔された。
師匠と同じくアマルガムで巨体と怪力を持ち、巨大な斧や鉄球を軽々と扱う。
明の高い実力に敬意を表し、正々堂々の戦いを挑むなど、高潔なところがある。
覆面の下には複数の目や口が入り混じったような不気味な素顔が隠されており、時折本人の意思とは関係なく山羊のような寄生が発せられる。
最期は瀕死の状態で吸血鬼達に素顔を晒す事になり、「妖怪」呼ばわりされるも、明によって手厚く葬られた。
ある意味この物語の主役の、吸血鬼ウイルスに感染した島の人達。雅に忠誠を誓っている。
吸血鬼の血が普通の人間の体内に侵入することで感染し誕生する。生きてる人にも死体にも感染する。
極初期では血が入っても吸い出せばセーフだったが、彼岸島に来たあたりから、体内に入った時点で即アウトに変化した。明が何リットルも浴びても平気でいる一方、ケンちゃんは目に一滴入っただけで感染しており、血の影響の詳細は適当今尚正確には不明。
彼岸島に古来より存在した吸血鬼は、温和で人間と共存関係にあったが、劇中の吸血鬼は、凶悪なアマルガムである雅によって誕生したため、 凶悪。普通の人間の数倍の怪力を持つ。吸血鬼になった直後は理性が無くなり、まさにゾンビの如く人間を襲うが血を飲むと理性が戻るようになる。吸血鬼になると倫理感が麻痺するのか残虐な行為に躊躇が見られなくなる。雅に忠誠を誓いたくなる作用があるわけではないが、大体雅に忠誠を誓っている。一定期間血を飲まないと邪鬼か亡者になる。
なぜかほぼ例外なくオッサンで、なぜかほぼ例外なく笠と手袋とゴム長の農民ルック。孤島ってだけで、舞台は現代の日本のはずなのだが……。
吸血鬼らしく犬歯が発達しており、血に飢えると目が赤くなったりする。その唾液には麻酔作用があり、牙から体内に唾液が侵入すると、筋肉や感覚が麻痺してしまう。
彼らにとって血は栄養源ではなく、邪鬼への変化を抑えるための薬である。そのため、食事自体は人間と同様である。
当初は吸血鬼一人ひとりが強大な敵であったが、邪鬼という上位互換が登場したあたりからやられ役が定着し、集団で襲えば大体勝てるようになり、修行後の明に至っては刀の一振りで2,3人がまとめて屠られる事も珍しくない雑魚と化した。
また、問答無用で明達を追い詰める恐怖の敵であったが、隊長など、人間に理解を示す者も少しだけ現れている。
邪鬼(オニ)
血液を摂取できなかった吸血鬼の成れの果て。
まるで怪獣や巨人のように体が肥大化し、恐るべき能力を会得する。劇中では、二足歩行の巨人、水棲の半魚人、ムカデとおっぱいと女の合体した何か、人のゲロが大好物の巨大な赤ん坊、ひたすら母乳を誰かに与え続けようとする何かなど、そのバリエーションは様々。
基本的にグロいが、造形が初見のインパクトに振り切りすぎててギャグの域に達している者が多い。
その一方、知性は失われ、動物のように本能的な(特に食欲に忠実な)行動をとるだけの存在である。
基本的に人間では歯が立たない恐るべき怪物で、知性もないため会話なども不可能。そのため、一般の吸血鬼からも恐怖の対象として見られている。
ただし雅は脳波干渉(サイコジャック)でこれを操る事ができ、一部の「邪鬼使い」と呼ばれる吸血鬼も脳波干渉とは違う限定的な手段ながらも邪鬼の行動をある程度制御できるため、場所によってはただの怪物に留まらず、決戦兵器のような扱いをされている所もある。
物語初期では吸血鬼が邪鬼になったり亡者になったりという描写が多くみられたが、中盤以降は既に変態し終わった邪鬼が出るのみで、吸血鬼が変化するのという描写が見られなくなっている。
亡者(モウジャ)
邪鬼のなりそこない。すべての吸血鬼が邪鬼になるのではなく、変化に耐えられなかった者は亡者と化す。
いくつもの顔が体から浮かび上がって肥大化した醜い怪物。特殊な能力は持たないが、一様に高い再生能力を持ち、切断攻撃をいくら受けても、膿を撒き散らしながら無限に再生する。
対処法としては、丸太(重要)ですりつぶすように攻撃して行動力を削った後で燃やすしかない。
人間どころか吸血鬼からも忌み嫌われており、普段は森の中で虫を食べながら集団で暮らしている。
吸血鬼が、別の吸血鬼の血液を体内に取り込んだもの。
通常、別の吸血鬼の血液を取り込むと多くの場合破裂して死亡してしまうが、それを耐え抜いた場合は通常の吸血鬼を遥かに超える力を持った特異な個体に変化する。雅を始めとして、部隊のリーダーなどを任されている吸血鬼はアマルガムである事が多い。
破裂に耐え抜くことが出来ても、副作用で身体が大きく崩れて変質してしまう事が多い。雅の部下として登場しているアマルガムは全てそのパターンで、いずれもおぞましい外見に成り果てている。金剛のみ整った体つきをしているが、これは自ら彫刻刀で削り落として形を変えた結果であり、アマルガムになった直後は他のアマルガム同様におぞましい外見をしていた。
『48日後…』では東京で生み出された数百体のアマルガムが殺し合いを行い、生き残った五体が「雅の息子」と呼ばれる幹部として君臨している。彼等は実力の高い順から長男~五男の呼称を与えられている。現在判明している個体は姑獲鳥(五男)、蟲の王(四男)、豹丸の三体。
大日本帝国陸軍の軍医中佐。左から右に文字を書く。
太平洋戦争の最中、彼岸島の吸血鬼一族を研究し、最強の兵士団を作る事を目的に、彼岸島に上陸した(極秘任務の割には大勢つれていたが)。
吸血鬼の一族を捕獲する時に雅と出会い、彼の人生は狂わされる事となる。
お国の為には如何なる犠牲も惜しまず、微塵も罪の意識を持たず凄惨な実験を繰り広げた。
そのうち、部下の不注意から吸血鬼の血液に別の吸血鬼の血液を注入すると反応することを発見。
吸血鬼化させたモルモットで実験したところ、巨大な化け物と化した後に爆発して死亡。
同じ実験を吸血鬼一族で行う事に。しかしそれは一族の間でタブーとされていた。
結果一族の吸血鬼は死亡していくが、雅のみ耐えて生き残り、強大な能力を手に入れる。
不安を感じた五十嵐は有能な部下に血液を分離させる501ワクチン(五十嵐の名前から命名)を作らせた。
ワクチンの定義からはだいぶ外れる薬ではあるが効果のほどは確かで、これを使うと雅の不死身の力をだいぶ減衰させられるのだが、雅が裏切り暴走、実験の結果感染力を持った吸血病に部隊は壊滅した。
一族の生き残りの龍ノ介と協力し、どうにかワクチンを注射するが殺すのを惜しみ封印する事に。
その後炭鉱で吸血鬼と化した兵士に襲われ自らも吸血鬼化、以後60年間閉じ込められる。
長い時間によって言動も異常になりつつも、501ワクチンで人間に戻れると思い込むことでなんとか正気を保っていた。そんな中五十嵐は明らと出会い、重症の明をユキの血との交換条件で救う。
騙す事もありながらも案内役を努め、どうにかワクチンの下へ辿り着くも、同じくワクチンを狙っていた篤に首を切り落とされ殺されてしまう。
人間に戻り再び平和な国の為に尽くすという夢も絶たれ、軍人の鑑から吸血鬼への転落人生は幕を閉じた。
篤の婚約者で、島の出身者。
死んだと思われていたが吸血鬼化していて家族に襲いかかり、篤に包丁で滅多刺しにされて殺された...と思われていたが精神に異常をきたしつつも生きていた。明と会ったときには記憶を失いつつも正気。
警察官であり、親に叱られる事より懲戒免職を選んだ結果ポンに拳銃を盗まれる。
ベースマン
彼のベースは破損しつつも本土に辿り着いたことが手引書で明らかになった。
本土で吸血鬼に腹部の皮を食いちぎられた。吸血鬼は血を吸うだけで食べたりする設定ではないのにも関わらず。
吸血鬼の強さアピールのために出されたと思われる。
吸血鬼ウイルスに感染した犬。吸血鬼のくせに犬にシロとか名付けちゃう。
吸血鬼ウイルスに感染した熊。吸血鬼のくせに熊にゴローとか名付けちゃう。かわいい。
豚汁の材料になる。その辺から無限に沸いてくるとしか思えない。
島近海でとれる。もしくは森の中に生えている。
「このおにぎりが鮭だからちくしょう!」という名言誕生のきっかけとなった。詳しいことは、言葉で説明しても面白くないので、読んだほうが早い。
ちなみに、いったい何がダメだったのか、単行本ではこの台詞に、「よりによってこのにぎり飯がイクラだから・・・・」という微妙な改変がなされている。
前述のゴローとは別の吸血鬼ウイルスに感染した熊。満腹爺に捕食された。グギャー。
血の池で育成されており、吸血鬼ウイルスを保有する。
血を吸う蚊は卵を持つメスのみだが何故か皆、人を襲う。血を吸われると感染する。
雅の目的は、これを本土にばら撒いて吸血鬼を大量に生むことである。
軽く騙されやがって!
掲示板
1426 ななしのよっしん
2025/04/10(木) 20:05:28 ID: 0oBvvNjeWH
間取りで笑わすな
1427 ななしのよっしん
2025/04/15(火) 14:21:59 ID: fyy9L8l1pp
ハゲの拷問と復活が1話で完結する異常なスピード感と異様なストーリーの遅さが同居してるからちくしょう!
1428 ななしのよっしん
2025/04/18(金) 15:06:27 ID: nR1VNmj6jL
(裏口からこっそり)来客した雅
卑弥呼が何を食べてるのか気になって危険を冒してでも見に行こうとするハゲ
ハ 何だこの漫画おかしいぞ
急上昇ワード改
最終更新:2025/05/01(木) 01:00
最終更新:2025/05/01(木) 01:00
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