後藤ひとりとは、漫画『ぼっち・ざ・ろっく!』の主人公である。
「絶対コミュ症を治して ギターヒーローの私としての力を発揮するんだ!」
2月21日生まれ。秀華高校1年生(物語開始時点)。結束バンドのギターおよび作詞担当。あだ名は「ぼっちちゃん」。身長は156cm、体重は50kg。
生まれつきの根っからの陰キャ。初対面の人とは会話どころか目を合わせることすらできず、青春エピソードを見聞きすると青春コンプレックスが発動する。押し入れやゴミ箱の中といった暗くてジメジメした場所が好き。勝手に脳内で感情が変化するせいではたから見ると情緒不安定に見える。事あるごとに陰キャ思考にやられて顔面が崩壊している(紙やすりや接着剤で毎回直しているらしい)。自己肯定感が低いくせに承認欲求は強く、少し褒められるだけでその気になるほか、動画サイトやSNSでの反応を気にしすぎるあまり破滅することもある。陽キャに対してはトラウマを持ちつつも、心の中では自分もああなりたいという思いが捨てられずにいる。その思いからか結束バンドの4人で写真を撮ったときには大量に印刷して押し入れの壁一面に貼り並べている(虹夏や喜多がこっそり見た際にはドン引きされていた)。
普段の表情の暗さと姿勢の悪さから忘れられがちだが、外見はスタイルの良い美少女。山田リョウからバンドの宣伝目的でスク水のグラビア写真を公開しようと(冗談で?)提案されたことも。巨乳であり、虹夏や喜多からは胸に冷たい視線を向けられたり、海水浴で砂に埋められたときは逆に胸を真っ平らにされたりと妬まれることもある。原作者による、ひとりのタピオカチャレンジ成功のイラストが存在する(チャレンジに失敗した虹夏と喜多からは八つ当たりのような言葉を投げられている)。
ちなみに作者は当初ひとりを明るい美少女キャラで描くつもりだったらしいが、担当編集の意向でこんなキャラにされてしまったとのこと。
陰キャっぷりは家族公認である。作詞中に陽キャの気持ちになろうと無理してテンションを上げたところを母親に見つかった際には、悪霊のせいだと思われお祓いを提案された挙句塩をまかれてしまった。父親とは家庭内カーストの最下位争いを繰り広げている。妹に至ってはおもちゃ扱いされる始末である。
そんな彼女が陰キャを脱しようと一念発起したのは中1の頃。テレビで見たバンドを陰キャの自分でも輝ける場所だと憧れ、父親からギターを借りて練習するようになる。1日6時間の練習を続けた末、中3の頃には一流の腕前に。その頃から「ギターヒーロー」の名前で動画サイトに投稿し、高い再生数を記録するまでに至る。
しかし陰キャゆえ誰にも声をかけることができず、人前で演奏する機会がないまま中学を卒業。高校は過去の自分を知っている人がいない県外の(通学に片道2時間かかる)学校を選択。高校ではバンドに誘われるのを期待してギターを背負って登校するも、ことごとく滑り傷心状態に。そんなときに背中のギターを目にした伊地知虹夏から結束バンドの臨時サポートを頼まれ、急遽ライブに参加することに。
初めてのライブに期待を膨らませるひとりだったが、いくらギターが上手でもコミュ症ゆえにバンドだと周囲と合わせられずド下手になってしまうことが発覚。おまけに客からの目線が怖いため段ボールの箱を被ったまま本番で演奏するというみじめな結果に。コミュ症を治してリベンジするべく、結束バンドに本格加入する。結束バンドではギターのほか、演奏中に自分の歌で青春コンプレックスを発動しないために、作詞も担当している。
最初のうちは自分のバンド人生を満足させるために始めた結束バンドだったが、活動を通してバンドメンバーの心の奥底に触れていき、バンド全体のことを考えるようになっていく。ギターヒーローとしての実力を見抜かれてひとりのみがデビューできる話を持ちかけられた際には、悩み抜いた末に個人ではなくバンドとして結果を残すことを選択した。ギタリストとして結束バンドを最高のバンドにし、その中でひとりにしかできない演奏……「ぼっちざろっく」を人々に聴かせられる日も近いかもしれない。
まんがタイムきらら公式Twitterが配布している公式素材集。後藤ひとり(一部他キャラ含む)による陰キャ発言を切り取ったコマをまとめたもので、ぼっちちゃんみたいな陰キャが多いTwitterとの親和性は高い。本作の知名度向上にも一役買っている……かもしれない。
現在多数配布中 → 第1弾・第2弾・第3弾・第4弾・第5弾・第6弾・以降
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最終更新:2024/10/14(月) 14:00
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