復活パターンとは、ミスをした際に決まった位置に戻される(いわゆる戻り復活)タイプのゲームにおいて、その名の通り「復活」を「パターン」化させたもののことである。
パワーアップしていく戻り復活のシューティングゲームやアクションゲームでは、高次面、高次周でミスをすると初期装備か、それに準ずる貧弱な装備で難易度の高い局面を進まなければならなくなるため、ミスをした場所によっては、どれだけ残機が残っていてもワンミスがゲームオーバーと同義であり、事実上ノーミスで進まなければならないことになる。
しかし、相応の腕前が必要ではあるが、ランダム要素の強いゲームでない限り敵の動きや攻撃を把握し、それに対応した行動をすることにより貧弱な状態でも難局を切り抜けることが可能な場合がほとんどで、そのパターン化された一定の動きが復活パターンということになる。
シューティングゲームの愛好者が何の注釈もなく復活パターンについて話をしていたら、それは間違いなくグラディウス(シリーズ)のことと思ってよい。
そのくらいグラディウスを語る上で復活パターンは欠かすことができない要素であり、復活パターンが必要となるゲームの象徴がグラディウスなのである。
グラディウスでは、1000万点でカウンターストップ(得点表示が0点に戻る)ため、1000万点達成が当時のシューターにとっては大きな目標であった。
しかし、難易度が上昇する高次周(全ての敵が打ち返し弾を撃ってくる3周目以降)でミスをすると復活が極めて困難で、特にステージ4(逆火山)やステージ7(要塞)での復活は不可能と思われていたことから、高次周回ではミスをしないことが1000万点達成の最大の鍵となっていた。
これに対して当時のシューターは、研究を重ねて全ての復活地点で最低装備でも抜けられるパターンを開発し、高次周でミスをしても安定して1000万点を達成する事が可能となった。
ちなみに、当時はインターネットはおろかパソコン通信ですらほとんど普及していなかったため、ゲーメストの創刊までは、これらの復活パターンを知るためにシューターが集まるゲーセンに通って上手いプレイヤーのテクニックを盗んだり、仲良くなって教えてもらうというのが一般的であった。
逆に上手いプレイヤーは、そういったギャラリーを背負ってプレイするのが一流シューターの証しで、復活困難な地点でわざとミスをして復活パターンで魅せるプレイをするといった強者も存在した。
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最終更新:2024/04/24(水) 06:00
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