怜-Toki- 千里山編 episode of side-A

もしかして→ 咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A

怜-Toki- 千里山編 episode of side-Aとは、園城寺怜を主人公とした麻雀漫画、およびアニメ作品。

概要

『咲-Saki-』のスピンオフ作品。

大阪の強豪校千里山女子に通う園城寺怜らが、　かつて敗れた白糸台高校に勝ちインターハイ優勝することを目指す美少女麻雀物語。

「side-A」の名の通り、全国大会Aブロック側の試合をメインとした物語である（本編の清澄高校はBブロック側）。
全国大会準決勝までは概ねハイライト描写が多く、実質準決勝から本当の戦いが始まる。

関西最強の麻雀名門校、千里山女子高校。園城寺怜はここの麻雀部に所属する2年生だが、3軍に甘んじていた。怜は体が弱く、やがて倒れてしまい一夏を病院で過ごす。病院のテレビで見た夏のインターハイで、千里山は決勝まで駒を進めるも宮永照を擁する白糸台高校に惨敗、全国優勝を逃していた。

インターハイが終わり、怜も学校に通えるようになったある日、彼女は彼女の同級生で憧れの存在でもある清水谷竜華に呼び止められる。会話の中で、インターハイでレギュラーだった竜華は来年のインハイでの雪辱を誓うも、自らの体力面での問題と麻雀の実力に限界を感じている怜はどこか他人事。そのまま去って行こうとする怜を呼び止めて竜華はこう告げるのだった。

『なぁ、怜━━。あんた、うちと一緒に全国行かへんか？』

その時、怜にはとある"異能"とも言える能力が目覚めつつあった。そしてそこから、彼女の麻雀人生は大きく変化していく事となる。

主な登場人物

北大阪代表。全国屈指の激戦区である北大阪地区を11年連続、過去35回制している強豪で今大会では第4シード。昨年は白糸台高校に負けて優勝を逃しており、打倒白糸台高校を目指す。

千里山女子高校

園城寺怜（おんじょうじ とき） - 声：小倉唯

病によって生死の境をさまよって以降、一巡先を見る能力に目覚める。この能力は体力を大きく消耗させるという欠点を持つ。2年生の時から団体戦のレギュラーで憧れの存在の竜華とセーラと共に戦える事の喜びや自らのサポートを率先して行ってくれる他のレギュラーへの感謝の念を胸に、彼女は己の能力の限界を超えて最強の敵・宮永照との戦いに挑んでいく。インターハイでは先鋒を務める。

清水谷竜華（しみずだに りゅうか） - 声：石原夏織

怜の親友で麻雀部の現部長。麻雀の面から私生活の面から献身的に怜を支える。自身も優れた麻雀の実力の持ち主。怜の身を誰よりも案じており、彼女が自らを顧みずに能力を発動するのを必死に止めようとする。
怜と一緒にいる場面が多く、ヒロインポジション。インターハイでは大将を務める。

江口セーラ（えぐち せーら） - 声：能登有沙

元エース。同じ3年生ということもあり、怜や竜華とは特に仲が良い。昨年のインターハイ決勝での自らの不甲斐なさを胸に今年の雪辱を誓う。自らの事よりもチームが優勝する事を何よりも大事に考えている。今年のインターハイでは中堅を務める。

二条泉（にじょう いずみ） - 声：松永真穂

1年生レギュラー。下級生ながらしっかり者で、マイペースな他のメンバーを率先して仕切る姿も見られる。ミニスカートにヘソ出し、脇までカットした制服が特徴的。インターハイでは次鋒を務める。

船久保浩子（ふなくぼ ひろこ） - 声：manami

2年生。眼鏡の似合うチームのツッコミ兼参謀役。高い情報収集能力を持ち、他校の選手の傾向、対策を練る。自身の打ち方もデータを基とするが、相手に不可解な部分があると相手を見ることに没頭しがちな一面も。
怜からは「フナQ」と呼ばれている。インターハイでは副将を務める。

新道寺女子高校

福岡県代表。北九州最強の高校と謳われる。準決勝で千里山女子・白糸台・阿知賀女子と対戦。

花田煌（はなだ きらめ） - 声：新井里美

新道寺女子高校の2年生で先鋒。麻雀の実力は校内トップ5に入らないものの、その驚異的な粘り強さと不屈の精神力を買われてレギュラー入りを果たす。素晴らしいの意味の「すばら」が口癖。

準決勝戦先鋒戦では彼女の前向きな心が、一度は折れかけた怜の心を再び勝負へと繋ぎ止める。怜や宮永照の能力にも気がついており、宮永照を食い止めるために怜とは共闘とも言える関係を作っていく。

阿知賀女子学院

奈良県代表。高速道路のSAで倒れかけた怜を阿知賀のメンバーが助けたことが出会いとなる。インターハイでの再開に竜華は運命を感じているが、2回戦、準決勝では敵校として対戦することになる。

松実玄（まつみ くろ） - 声：花澤香菜

阿知賀女子学院の先鋒で2年生。通称ドラゴンロード。自らの手牌にドラが自然と集まる能力を持つ。
阿知賀のエースだが2回戦では怜の前に惨敗、準決勝でも最終局まで何もさせてもらえず深く苦悩するが、彼女の存在が宮永照によって追い詰められた怜たちに大きな役割を果たす事になる。

白糸台高校

西東京代表。去年、一昨年の優勝校。インターハイ史上初の3連覇に向けて大きな注目を集めている。エースの宮永照を中心として歴代インターハイでも最強のチームとの呼び声も高い。前大会でセーラや竜華は決勝戦で白糸台相手に敗退しており、千里山にとっては因縁の相手でもある。今大会では準決勝で千里山女子・新道寺女子・阿知賀女子と対戦。

宮永照（みやなが てる） - 声：中原麻衣

白糸台高校先鋒を務める3年生。インターハイで個人戦、団体戦ともに優勝を果たした名実ともに高校生No.1プレイヤー。自らの身を顧みずに戦う怜や他校との協力によって照を食い止めようとする花田煌を歯牙にもかけずに卓を蹂躙していく。
本作のラスボスとも言える存在。怜の独白では「チャンピオン」と呼称されることが多い。

もちろん実際は・・・

「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」での余りの怜の主人公っぷりから生まれたネタである。

あくまで視聴者ネタだったはずが、6/26の咲らじでついに公式でもネタにされてしまった。

表記揺れとして、「咲-Saki- 千里山編」「怜-Toki- 千里山編 episode of side-S」などのタグも存在する。（"A"はトーナメントAブロックを指すとされるのだが、阿知賀のAであると考えれば千里山はSになる。）

ネタとはいえ多用やタイミングを考えない使用は不快感を与えるため、TPOを考えて適度な使用を心がけよう。

関連動画

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関連項目

• 咲-Saki- 阿知賀編　episode of side-A
• 千里山女子高校