怪盗Xとは、
何年か前に突然世界に出現した謎の怪盗。その被害総額は数兆円とも言われるが、何よりも恐れられているのは犯行現場から必ず一人以上人をさらっていくことであり、後日現場にさらわれた人間の全てが詰まった、血に染まった赤い箱が届くことである。彼の一番の謎は誰一人その姿を見たことが無いという点で、そのため未知を現すXと、不可視(invisible)を現すIを合わせた、怪物強盗X・I(サイ)と呼ばれるようになった。
その正体は人間の突然変異とも言うべき存在で、その細胞は常に変異を続けている(病名的には「癌」とされる)。その変異の方向を操作することでいかなる人間にも変身することが可能で、同時に常人離れした怪力と強靭な体力を持つ。また、脳細胞すらも変異してしまうために常に記憶を失い続けてしまう。そのため自分が誰なのかもわからず、作った人間の中身が全部詰まった美術品を盗んだり、人間を解体して中身を箱に詰めて観察することで、自分の正体を探ろうとしている(普段は便宜上少年の姿をとっている)。魔人であるネウロに興味を抱き、彼を殺して中身をみるために幾度となくネウロに挑戦を仕掛ける。また、アイや蛭(大菅依)など、彼に魅了されて協力者となったものもいる。
※以下ネタバレ注意
実は新しい血族の当主「シックス」のクローンに改造を施した実験隊「験体11」。性別は♀。シックスのもとで基本実験を終えた後、変異細胞の経過観察や社会適応のデータをとるために社会に送り出され、5、6年経ってから回収される予定だったが、彼がアイと手を組んでしまったために行方がわからなくなり、アンドリューに変装したシックス直々に回収され、再びモルモット生活に戻ることになった。
その後はシックスに再教育を施され、忠実なるシックスの娘「XI(イレブン)」として生まれ変わる。元々持っていた類稀なる観察力は極限まで向上し、他人の顔を見ただけでその脳内に流れる電流(記憶)を読み取れるまでになっており、「気配全てが本人と寸分違わない」状態にまで変身できる。また、パワーも大幅に向上している。
しかし、弥子に「弥子の脳内の恐怖の記憶を読み取って数々の犯罪者に化けた際に、弥子が最も恐怖を感じた怪盗Xにだけ化けなかった」ことを看破され、弥子に誘われるまま彼女の記憶を読み取り、かつての相棒アイを思い出したことで怪盗Xとしての自我と記憶を取り戻し、シックスに反旗を翻すも、体内に仕掛けられていた爆弾を起爆させられ、致命傷を負う。そして最期に笹塚に変身し、ネウロと絶対に泣かないと約束した弥子を泣かせることで、ネウロに勝利して死亡した。
アニメ版ではシックスが登場していないため、大幅に設定が変わっており、弥子の父・桂木誠一と魔女セレンの間に生まれた子供という設定になっている(そのため、弥子とは異母兄妹)。また、弥子の父親を殺した真犯人でもある。
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最終更新:2025/01/21(火) 15:00
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