恭とは、中国語圏、日本の人名である。
漢字として
- 意味
- うやうやしい、うやまう、つつしむ、へりくだる、うけたまわるという意味がある。〔説文解字〕の本字は𢙄で〔説文・巻十〕に「肅(つつ)しむなり」とある。
- また供と通じて、そなえる、という意味がある。
- 字形
- 形声で声符は共。共は両手にものをもって捧げるという字で、共は恭の初文。金文では恭や供の意味で使われている。
- 音訓
- 音読みは、キョウ(漢音)、ク、クウ(呉音)、訓読みは、うやうやしい、つつしむ。名のりに、すみ、たかし、やす、ゆき、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 恭惟・恭悦・恭賀・恭己・恭謹・恭勤・恭敬・恭倹・恭謙・恭行・恭肆・恭粛・恭順・恭純・恭承・恭人・恭遜・恭睦・恭黙・恭容
異体字
- 𢙄は、〔説文〕の本字。
- 𢚈は、〔正字通〕の本字。
- 龏、龔は、金文で恭の意味で使われる字。
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最終更新:2024/03/28(木) 19:00
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