戦う顔(Battle face)とは、勝負事の際の真剣な顔ということである。また、戦意・覇気そのものやパフォーマンスの優劣を指す。
転じて、プロ野球選手・京田陽太の愛称及び蔑称。ここでは京田にまつわる一連の騒動について説明する。
中日ドラゴンズは落合博満の退任以降、お家騒動や主力選手の衰え・育成の失敗が重なり、2012年を最後にポストシーズンから遠ざかっている。2021年も最早定位置の5位に沈んだ中日は、チームを立て直すべく球団のレジェンド・立浪和義を監督に招聘。立浪はだらけきったチームの雰囲気を一掃すべく、髭や長髪、茶髪等を禁止したり試合中の笑顔を禁ずるなど、規律の引き締めを図った。「戦う顔をしていない」とはこのような状況下で飛び出した、立浪の京田に対するコメントだった。
事の発端は2022年5月4日の横浜DeNAベイスターズ戦。この日の京田は自慢の守備で相手の先制点につながるエラーを犯すなど振るわず、途中交代となる。当時不振を極めていたこともあり、この試合で見限られた京田は試合中に二軍落ちを言い渡され、即刻帰名となった。試合後、京田について記者に質問された際の立浪のコメントがこちら。
「あれだけ結果が出ないと、本人が一番苦しいんでしょうけど、出ている以上はそんなことは関係ない。こっちも気を使って何とかさせようとやってはいたが、もう戦う顔をしていないんで外した」
要するに覇気がなく、低迷するパフォーマンスに改善が見られないという意味で用いられた言葉であり、怠慢プレーや反省の色が見えないことを咎めたものではない。しかし、立浪は一部で「素晴らしい先輩」の異名を取るなど冷徹威厳のあるイメージが先行しており、このコメントも恐怖政治の現れではないかとなんJなどでネタにされた。また、この年は指導者としてほぼ未経験だった立浪の采配が迷走し6年振りの最下位転落を招くと、低迷の象徴として掘り返される出来事となってしまった。
もっとも、京田自身は再昇格後の声出しに於いて「戦う顔をしていなかったら皆さん言ってください」と自虐ネタにしている。だがパフォーマンスは最後まで上がることなく自己最低の成績に終わると、この一件で立浪や球団の不興を買ったかオフにDeNAへとトレードされた。
上述の通り京田自身が2023年から横浜DeNAベイスターズに移籍した為、ニコニコ生放送の野球中継に於いて京田登場時に「戦う顔」「バトルフェイス」「バッフェ」とコメントされるなど定型表現のように使われている。
その後、チームメイトからもバトルフェイス京田と呼ばれていることが判明した。(下記ツイート45秒付近にて)
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/ydb_yokohama/status/1652594253078618113
2024年10月6日のシーズン最終戦に敗れた中日は球団史上初となる3年連続最下位が確定したが、チームと立浪のキャリア(この年で辞任)にとどめを刺したのはよりによって京田の決勝タイムリーだった。
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最終更新:2025/12/10(水) 07:00
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