『戦律のストラタス』(せんりつのストラタス)とは、コナミデジタルエンタテインメントから発売されたプレイステーション・ポータブル(PSP)用アクションアドベンチャーゲームソフトである。
近未来の東京を舞台とし、「ミーム」と呼ばれる生命体の地球侵略により人類が絶滅の危機に瀕した中、戦いに身を投じる青年を描いた作品となっている。
西暦2058年、人類は未知の敵「ミーム」による攻撃を受けていた。ミームによる侵食・同化によって人類は滅亡の危機に瀕していた。
そんな中、ミームに一部侵食された人間を集めた対ミーム機関「帝特六機」の戦闘部隊に欠員補充として半ば強引に所属させられた主人公の「九断征四郎」。
何を守るのか、なんのために戦うのかーそれすら分からないままであった彼だが戦いの中で様々な経験や出会い、別れを繰り返して少しずつ人間として成長していく。
九断征四郎
本作の主人公。ミームに侵食されて隔離されていたが脱走し、そこで帝特六機と出会い所属させられることになる。命という妹がいたがミームの侵食によって亡くしており、また自身も侵食された「汚染者」として政府によって隔離されていたこともあり他人に対して斜に構えるような性格になってしまった。しかし本来は素直で優しい心を持つ。戦闘時には刀を使い、対特異点兵器の戦術殻「アラバキ」のパイロットも務める。
鷹乃巣禊
帝特六機の司令で鷹乃巣公爵家の令嬢。まだ高校生ではあるが対ミーム戦の先頭に立って指揮する。八神拓海という帝特六機に所属する恋人がいたが彼は序盤にある理由で廃人化してしまっている。征四郎との仲は初めは険悪であったが・・・
東剛弘
六機直属戦闘部隊の隊長で、征四郎の上官に当たる。質実剛健な軍人で彼の性格は征四郎に大きな影響を与えた。拳とショットガンを用いて戦う。
↓ネタバレ
彼はどうやっても生かすことはできない。これはプロット当初から決めてあったことだという。
笹原七海
征四郎と同じく戦闘部隊に所属する隊員の一人。見た目はヤンキー系女子だがとても面倒見が良い。また柔道の腕前も相当なもの。戦闘ではサブマシンガンを用いる。
宇佐美洵
同じく戦闘部隊の隊員。童顔だが実際は征四郎よりも年上。常に笑顔を絶やさずに飄々としているがかなりのマイペースで人の話をまるで聞いていないこともしばしば。戦闘時にはナイフを駆使した戦いをする。
茅ヶ崎蒼太
以前はたこ焼き屋をしていたがミーム汚染者であることが発覚し、人員不足の折に帝特六機に編入させられた。へらへらとした性格だが良いムードメーカーになっていることも。武器は手榴弾を使う。
ジリア・ベシカレフ
人員不足になった帝特六機に配属された北方民族の女性。口の悪さは天下一品で他人の事をよくハゲ呼ばわりする(一番デコが広いのは彼女だが)。戦闘時には高火力の対戦車ライフルを使用する。
イグナート・ベシカレフ
ジリアの弟で同じく六機の戦闘員。大柄だが細やかな性格で姉の行動に頭を痛めている。武器は大斧。
森本ひより
禊の同級生だが本当は禊の監視役兼ボディーガードでもある。どんな時もおちゃらけており悲しさや辛さといったものを感じさせない。武器は二丁拳銃。
一八式CO
ミームが本部を襲撃した際に死亡したが、サイボーグとして復活した少女。ある条件を満たすと使用可能に。ゲーム中屈指の戦闘力を持つ。
黒犬
禊の護衛を務める男。常に無口で他人を睨むような表情をしている。禊の祖父、鷹乃巣巌との間で何らかの関係があるようだが・・・
対ミーム用に開発された帝特六機の切り札である巨大人型兵器。
人々を奮い立たせるシンボルとするために人型に作られたという経緯がある。
機体には人工筋肉が使用されており、そのため戦闘時には三段階に機体が変化していく。
第一段階:アイドリングモード
機体が稼働したばかりであり、各部位でエネルギーの生成が開始されている。
第二段階:ドライヴモード
機体が本格稼働を開始し、本来のポテンシャルが発揮される状態である。
第三段階:エクスプロージョンモード
人工筋肉の活動がピークに達し、細胞の活性化・分裂・壊死が急速に進む。
高エネルギー粒子を用いた兵器が使用可能になる。
ゲーム内では敵に攻撃を当てることでテンションゲージが増加しこれらのモードへと徐々に変化していく。そしてテンションゲージが最大になると機体が限界に達し活動不能、敗北となってしまう。
そのためプレイヤーは「いかに少ない攻撃回数で相手の耐久力を削るか」を考えることが重要になる。
ゲーム内は主に3つのパートに分かれており、この3パートで一つの章を形成している。
基本的なゲームの流れとして①→②→③を繰り返していくことになる。
基本的に戦闘は行われず、他のキャラとの会話や装備のグレードアップ、ステータス強化やアラバキの強化を行える(これらは防衛モードでも可能)。この時は人口カウンター(後述)も減少しないため、プレイヤーは自由に本部内を移動できる。場合によっては他のキャラとの会話イベントが発生することも。
ミームが生み出す「子体」による襲撃が発生したり巨大な「特異点」が出現するとこのモードとなる。
プレイヤーは襲撃されている市街地へと出撃し、ボスである特異点を倒すための様々な情報を入手するためにマップを探索することになる。このモードでは自分(=九断征四郎)の他に二人の隊員を連れて行くことが出来る。それぞれのキャラクターで攻撃手段や移動速度、ジャンプ能力も大きく異なるため様々な攻略が可能。またテンションゲージ(キャラ個別)を溜めることで必殺技を繰り出すことも出来る。
必要な情報を集めたら本部へと帰還し特異点撃破に関する情報をまとめた「上申書」を作成する必要がある。情報が足りなかったり無駄な情報があったりすると上申書は却下されてしまうので、必要な情報を取捨選択することが重要。上申書が承認されると③に移行する。
②で集めた情報をもとにボスである特異点を大型ロボット・アラバキで撃破するモード。
本部で決定した対応手段の元様々な武装で特異点を攻撃、撃破することが目的である。
またこの際にアシストキャラとして一人の隊員を選択可能である。アシストによって様々な効果があるので攻略に役立つと思うアシストを選択しよう。
特異点の撃破に成功したら①→②→③と続いた一つの章は終了となり、次の章が始まる。
勲功値
子体や特異点を倒すと手に入るポイント。お金のようなものだと思えば良い。装備の拡充やアラバキの強化、ステータス強化、アイテム購入などで使用する。また上申書提出の際にも少額の勲功値が必要となる。特定のイベントやマップ上のアイテムボックスからも入手できる。
人口カウンター
画面左上に表示されるカウンター。現時点での日本の総人口を表しており、プレイヤーがダメージを受けると一定の速度で減少していく。直接の影響は無いが特典の解除のためには一定以上の数値でクリアすることが条件となる場合も。勲功値稼ぎとどうバランスを取るかが重要になる。
掲示板
13 ななしのよっしん
2014/11/22(土) 16:50:14 ID: QBhLMoFikn
>>12
itunesでサントラは2000円ぐらいですよ、主題歌は入ってませんけど
主題歌もちゃんとフルで配信されてまっせ
14 ななしのよっしん
2015/01/07(水) 14:11:15 ID: GpY1lxxLqm
敵はフェストゥムみたいに同化してくるが
同化対象の精神的な同意が必要なので人類を精神的に屈服させる為に破壊活動を行うとか
そう言う事情だから人類を奮い立たせる為に人型兵器を作ったとか
設定では光るところがあるんだけどなぁ
15 ななしのよっしん
2019/11/20(水) 10:15:46 ID: mufSEpQZ3v
このゲーム好きだったんだがなぁ・・・如何せんストーリーが6章だっけか?しか無くて、ルートも2つしかないし、変わる点は死亡キャラが生き残るだけでストーリーに差異が無かったから、2週したら飽きるんだよなぁ・・・でもストーリーはかなり良くてアクションもそこまで悪くは無かったと思うぞ
特に各章ごとにOPやED、次の章の次回予告があったのが遊んでた当時、すごい衝撃的で面白かったなぁ・・・
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最終更新:2024/04/18(木) 14:00
最終更新:2024/04/18(木) 14:00
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