戦空の歌姫とは (センクウノウタヒメとは) [単語記事]

戦空の歌姫とは、動画制作者ミルPによるiM@S架空戦記のシリーズである。

概要

　一行で表すなら・・・。

「円卓コンビがエストバキアをフルボッコするアイドル達は戦わないアイドルコンバット」

一番の特徴はアイドルがアイドルの仕事をしていること。彼女たちは海外公演という形でグレースメリアに来ているので・・・間違っても戦闘機のってコンサートなんてことはしない。その代りに、エメリア空軍の皆さんなど本職についている方々が解放戦の前線に立つ。しかし765 エンジェルもアイドルで戦っているので、応援してあげてください。

　次の特徴はエースコンバットZEROつながり。765プロのプロデューサーが円卓の鬼神ことサイファー、エメリア空軍のガルーダ1が片羽の妖精ことラリー・フォルクだったりとZEROの登場人物や設定が物語の根幹にかかわっている。というか制作者いわく、エースコンバットZEROのアフターストーリーだし。さらに、アイマスパートのアイドルたちの立ち絵はほとんどが動くアニメーションで、その仕草とセリフのシンクロ率には定評がある。

　そのほか、戦闘中の無線は嘘字幕を交えたフルボイス、戦闘無線の台詞回しの巧みさ、ブリーフィングや戦闘中のBGMがエースコンバットZEROの物、サイファーが無線で喋る、エスコン ZEROの名台詞がちょろっと出るなど、エスコンファンにうれしい要素もある。

なお、エースコンバット6でのエ・エ戦争開戦は2015年だが、登場人物の都合上、動画内では2000年になっている。

ストーリー

<<撃て、臆病者！>>

<<C’mo ooo ooon!!>>

　―ベルカ戦争終結から5年。2000 年8月1日、エメリア共和国首都グレースメリアは建国記念祭、そして765プロ海外公演の熱気に包まれていた。夜空にうちあがる花火、響く歌声と歓声。そんな空を哨戒飛行する航空部隊の中に、右主翼が赤いストライクイーグルが一機。

<<サイファー、噂には聞いていたが新しい仕事でもうまくいっているみたいだな>>

　しかしその翌日、エストバキア連邦が宣戦布告。首都奇襲攻撃の混乱の中、サイファーと音無小鳥、如月千早はグレースメリアからの脱出に成功するも、ほかのメンバーは市内で散り散りになってしまう。エメリア軍と合流することに成功したサイファー一行は軍上層部から反攻作戦に加わるよう要請される。それに応じ、相棒とともに再び空を飛ぶサイファー、自分も基地で何かできることはないかと考える千早、占領下のグレースメリアで孤軍奮闘する765プロの面々。この動画はそんな彼らの解放への戦火である。

登場人物

765プロダクション

サイファー　搭乗機…F-15E ストライクイーグル（サイファーカラー）: 765プロのプロデューサー。その正体は5年前のベルカ戦争で活躍したガルム隊一番機、即ち円卓の鬼神。相棒をこの手で墜としたことを思い詰めていたところで、765プロの高木社長の目にとまり、765プロダクションに拉致スカウトされる。戦場を離れて5年たっても軍人としての勘は衰えず、エストバキア軍の空襲の際には的確な判断でグレースメリアからの脱出に成功。そしてエメリア軍の要請で反攻作戦に参加する。765プロの海外公演を実現させるなど敏腕プロデューサーである一方、反攻作戦では5年のブランクを感じさせない戦いっぷりを見せる。コールサインはガルム1、TAC ネームはサイファー。
如月千早: 765プロ所属のアイドル。グレースメリア観光時にサイファーと偶然会ったところでエストバキア軍の空襲に遭い、ともに首都を脱出する。エメリア軍の保護下にあるが、まじめな性格ゆえ、基地で何かできないかと思い詰める一幕も。
天海春香: 765プロ所属のアイドル。グレースメリア観光時にエストバキア軍の空襲に遭う。オカマなガイドのことをあからさまにオカマと言い放ったりと腹黒い。
萩原雪歩: 765プロ所属のアイドル。グレースメリア観光時にエストバキア軍の空襲に遭う。気が弱いが、ガイドの暴走を止めたり、春香とガイドの喧嘩を仲裁したりと忙しい。
星井美希: 765プロ所属のアイドル。グレースメリア観光時にエストバキア軍の空襲に遭う。空爆を「映画のワンシーン見たいで迫力があった」と言うなど、相変わらずのゆとり。だけど避難所生活にすぐ慣れたり、適応能力は高い。
菊池真: 765プロ所属のアイドル。グレースメリア観光時にエストバキア軍の空襲に遭う。三浦あずさ、高木社長とともにホテルで軟禁状態にあるが、兵士を倒して外に出ようなど、強硬な発言がちらほら。
三浦あずさ: 765プロ所属のアイドル。グレースメリア観光時にエストバキア軍の空襲に遭う。ホテルで軟禁状態にあり、他のメンバーのことをしきりに心配している。
水瀬伊織: 765プロ所属のアイドル。グレースメリア観光時にエストバキア軍の空襲に遭う。他のメンバーの情報を得るためにガイドとともに「メイドカレー喫茶」をグレースメリア市内に開く。しかし遠慮なく客を罵ったりと「いおりんの罵倒」は健在である。
高槻やよい: 765プロ所属のアイドル。グレースメリア観光時にエストバキア軍の空襲に遭う。水瀬伊織とともに「メイドカレー喫茶」をひらく。店の売りは「お肉がしっかり入っているカレー」。普通じゃないの？と、つっこんではいけない。
秋月律子: 765プロ所属のアイドル。グレースメリア観光時にエストバキア軍の空襲に遭う。ほかの仲間の情報を得ようとエストバキア軍の保護下に入り、情報部のヴォイチェック中佐のもとに潜り込む。
双海亜美＆真美: 765プロ所属のアイドル。グレースメリア観光時にエストバキア軍の空襲に遭う。占領軍のエストバキア軍軍人に気軽に声をかけたりと能天気な双子。
音無小鳥: 765プロの事務員。サイファーと昼食に出ていたところでエストバキア軍の空襲に遭い、ともに首都を脱出する。プロデューサーにはさかんにアプローチをかけているが、たいてい妄想で終わったり、それでタイミングを逃したりする。この動画内では年齢が設定されており、独身にじゅうわなにをするやめくぁせｄｒｆｔｇｙふじこｌｐ（ｒｙ。
高木順一朗: 765プロの社長。サイファーを拉致スカウトした張本人。基地司令いわく「特殊な経歴」がある人物。
765プロ専属ガイド: 765プロの面々がグレースメリアを観光する際に社長がつけたガイド2名。高木氏の知り合いらしいが、片や上半身裸のインド人、片や中華風オカマと外見ではロクな方じゃない。しかし、いざという時には頼れる人。

エメリア空軍

ラリー・フォルク　搭乗機・・・F-15E ストライクイーグル（ピクシーカラー）: エメリア共和国空軍東部防空軍第8航空団第28飛行隊ガルーダ隊の1番機。アヴァロンダム上空でのサイファーとの一騎打ちに敗れ、ベイルアウト。その後いろいろあって、エメリア空軍に入った模様。シュトリゴン隊8機と１機で互角に張り合うなど相変わらずの凄腕の一方で、意気消沈している千早をフォローしたりとやさしい一面もある。
パトリック・ジェームズ・ベケット　搭乗機・・・F-16Cファインティングファルコン（クロウ隊エンブレム付き）: エメリア共和国空軍東部防空軍第8航空団クロウ隊の3番機。アヴァロンダム上空でピクシーのレーザー攻撃をくらって撃墜されるも、奇跡的にベイルアウトし、生還した模様。ベルカ戦争時と変わらぬメンバーでクロウ隊として飛んでいる。本人はピクシーに撃墜されたことを知らない様子。ちなみに、愚民であると思わせる発言がちらほら見られる。コールサインはクロウ3、TAC ネームはPJ。今回は基地に気になる人がいるらしい。
マーカス・ランパート　搭乗機・・・F-15E ストライクイーグル: エメリア共和国空軍東部防空軍第8航空団第28飛行隊ガルーダ隊の2番機。自分の性癖で妻子に逃げられたり、連れ戻した翌日の奇襲攻撃で一家離散したりと災難の多い人。コールサインはガルーダ2、TAC ネームはシャムロック。
ゴーストアイ　搭乗機・・・E767（AWACS): エメリア空軍 AWACS ゴーストアイの管制官。本名は相変わらず不明。英語音声のみの登場なので、日本語版ＣＶの美声は聞けない。
フレディ・デュラン　搭乗機・・・F/A-18E ホーネット: エメリア共和国海軍第2空母航空団第2戦闘攻撃飛行隊隊長。作戦中でも気楽にジョークを飛ばす明るい人柄。コクピットに雪歩のサイン入り写真を飾ったり、初対面の千早に「結婚してくれぇぇ」など、その紳士っぷりをいかんなく発揮している。TAC ネームはアバランチ。
ダニエル・ポリーニ　搭乗機・・・F-16Cファイティングファルコン: エメリア共和国空軍東部防空軍第8航空団第15飛行隊隊長。アヴァランチとはよく一緒にいる、よきツッコミ役。TAC ネームはウィンドホッパー(Windhopper)。これは動画内の設定で間違いではない。念のため。
TALISMAN SYSTEM: エメリア軍が無人戦闘機用に開発しているAI。プログラムをいじれば有人戦闘機にサポート用AIとしても搭載できる。その能力は敵戦力の脅威判定から自機武装の選択、攻撃のサポートにパイロットからのさりげない呼びかけへの応答など、かなりのレベル。Talismanは守護神という意味なので、ネーミング的に間違ってはいない。