戦闘員とは、
のいずれかを指す。
戦争している軍隊の構成員のこと。ただし軍隊に入っていないゲリラ・民兵・傭兵を含み、事務職・衛生兵・神父牧師(軍隊の宗教者)は含まれない。つまり、戦争や紛争で実際に戦う人々。対義語の非戦闘員、民間人とは区別される。
先進国家では戦闘員とはすなわち公的機関に属する軍人等であるため、日常的に使用される表現「民間人」も「非戦闘員」とほぼ同義で使用されることがある。ただし、「民間」に限った表現では「軍属や公務員であるが戦闘員ではない人」を取りこぼしてしまう。また、レジスタンスやゲリラ、テロリズム組織や犯罪組織、特撮ヒーローや悪の組織などにおいては、公的機関に属さない民間人であっても戦闘に参加する場合がある。
1899年に採択されたハーグ陸戦条約においては軍隊の構成員の他にも、一定の条件を満たせば民兵や義勇兵も交戦者としての資格を得る。条件とは「責任を持つ指揮官が存在している」「遠くからでも判別できる固有の徽章をつけている」「武器を見えるように所持している」「その他戦争法規を順守する」の4つからなる。
民間人に紛れたゲリラや、降伏したと嘘をついて攻撃する行為、衛生兵を装って攻撃するなどは、横行すると戦闘員と非戦闘員の見分けができなくなり非戦闘員が攻撃される原因となるので禁止されている。このため、交戦者の要件を満たさないゲリラ等は非合法戦闘員とされ重罰に処されるのである。
基本的には近代の戦争は戦闘員同士でしかやってはいけないことになっているが、第一次世界大戦で総力戦の概念が出てくると敵の物資製造工場を破壊し補給を断つなどの目的で後方への空爆なども行われるようになる。この流れは第二次世界大戦ではさらに拡大し、イギリスは首都ロンドンがドイツの空爆やV2ロケットによる被害を受け、日本は全国でアメリカの空襲による大きな被害を受けることになる。これらの攻撃により非戦闘員・民間人にも大きな被害が生じた。
また、ゲリラ戦の概念も広がり、強国に対する弱小国の抵抗法として世界各地で行われるようになった。民間人に紛れたゲリラなども登場したことにより、結果的にゲリラと非戦闘員の区別が難しくなってしまい、ベトナム戦争などではゲリラを殲滅するために村を丸ごと焼き払うなどの行為も行われるようになった。
21世紀の現代では戦争は国家対国家ではなく国家対テロ組織という非対称戦争が主なものになっている。
テロ組織は前述のゲリラ戦術を使うことが多く、ゲリラとの区別がつかないために発生する非戦闘員の被害はなくなっていない。また、アメリカ軍の周囲に被害を出さないで狙った目標だけを攻撃するというピンポイント攻撃も実際には効果に限界があり、非戦闘員の巻き添えによる被害や誤爆による被害を完全は防げていない。
また、テロリスト側も攻撃を仕掛けやすいという理由でソフトターゲットである民間人に対してテロ攻撃を仕掛けることが増えており、その最大の被害を出したのが911同時多発テロである。その後もロンドンやパリなど主要都市でテロ組織などによるテロで非戦闘員への被害は相次いでいるほか、中東でも自爆テロの脅威は衰えていない。
特撮、アニメ、その他で敵の下級の戦闘要員のことである。通常はザコである。
多くの場合、同じコスチュームに身を包み、大量にわらわらと出てきてすぐにやられる。代表的なものとして仮面ライダーのショッカー戦闘員が挙げられる。基本的には個別の名前が出ず、主たる怪人との戦いの前座、かませである。
設定上は組織の最下層に位置していることが多く、怪人を中心とした作戦のサポート役として働く。もちろん組織の作戦の実行過程で多くの犯罪行為も犯しているわけだが、現代においては何かと同情されることも多い。
ここでは、「昭和ライダーシリーズ」「平成ライダーシリーズ」における戦闘員やそれに相当する怪人などをまとめておく。所属組織にカッコが付いているものは、組織だった行動がない、或いは少ない怪人たちを怪人の分類で表示してある。
例えば上記のショッカー戦闘員の場合、改造手術を受けていたり、クローン技術を使って生み出されていたりと、常人以上の能力を持つとされている。
しかし、仮面ライダーには散々に吹き飛ばされ、上司からの扱いは消耗品扱い、話の展開によりヒーローではなくそのサポート役の一般人に負けることもある。その他の組織の戦闘員もおおむねこれに準じており、時にその姿は笑いや悲哀を感じさせるものになっている。
そのような戦闘員の悲しい立場を題材にした二次創作なども盛んであり、「男なら、負けるとわかっていても戦わなねばならないときがある」の画像のようなカッコいい戦闘員の姿もよく見られる。
掲示板
51 ななしのよっしん
2024/02/28(水) 21:03:33 ID: PgOxHIGF4I
怪人に昇格したリンシーは、リンリンシーと呼ばれ、目隠しと帽子を取る事が許される。
52 ななしのよっしん
2024/09/16(月) 10:57:00 ID: y8bJY39Oip
元祖正義の味方の月光仮面の最初の敵は国際スパイ団で自身も自動拳銃を使う
またそれ以前にも以後にもスパイアクションやヒーローアクションはあるから雑魚戦闘員が銃撃して主人公が叩きのめす参考はあるはずで、その上で銃のない演出を採用した作品が生まれると言う事は無理ではないけど手間の割りにいまいちという事なのかもしれない
53 ななしのよっしん
2024/10/01(火) 22:26:35 ID: bvm87sQVAo
ガヴの戦闘員であるエージェント、ザコ敵じゃないどころか怪人枠よりも立場が上で戦闘に長けているという点で既存の作品とかなり違う存在だなと思う
記事に書くとしたらこんな感じ?
『グラニュート怪人よりも戦闘能力が高く、バイトである彼らよりも立場が上の存在という、既存のザコ敵としての戦闘員とはかなり違った存在である』
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/12(木) 00:00
最終更新:2024/12/12(木) 00:00
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