搾精とは、
である。本記事では双方について述べる。
生物のオスから、何らかの手段で精液を強制的に搾り出すことを指す。
学術的な場においては、魚類の養殖などについて記述する際にのみ稀に用いられる。これは魚類の人工授精の場において精液を採取する際、実際にオスの魚の精巣部分を搾るようにして精液を排出させるためであろう。
雄ニジマスを対象に,一旦搾精後適宜間隔をおいて再び搾精をしたところ,4~8日後には初回とほぼ等量等質の精液が得られることが判明した。
河口から上流方向数km範囲内に設置されたトラップでふ化放流事業用に捕獲された親魚のうち,採卵・搾精後の個体を河川ごと雌雄それぞれ13~31尾供試した。
一方、その他の学術分野、例えば家畜の畜産関連や、医療(不妊治療など)目的における人間の精液採取の関連においては、「搾精」という用語はほぼ用いられず、むしろ「採精」という用語が用いられる。魚類の場合と異なり実際の手技が「搾り出す」というわけではないために「搾精」という言葉がイメージに合わないためだろう。
また魚類について述べる場合でも、「搾精」よりも「採精」という言葉の方がよく用いられるようである。
搾精は「さくせい」と読む。そのためか、同じ読みの「作成」「作製」と記すつもりで、「搾精」と誤って漢字変換してしまう人がいるようだ。
上記のように、限られた文脈で稀にしか用いられないはずの言葉であり、通常ならばパソコンやスマートフォンの変換で「さくせい」と打っても「搾精」の文字は出てこない。
だが「搾精」という言葉を何らかの理由で用いた人は、「さくせい」と打って「さく」を「搾」に、「せい」を「精」に漢字変換し、「搾精」と言う単語を出すこともあるのだろう。魚類の養殖について調べていたのかな?
そしてその変換内容をパソコンやスマートフォンの漢字変換機能が学習してしまったものと思われる。
仕事などのフォーマルな目的のメールなどにおいて、誤った変換のまま送ってしまいそうになる人も居るようだ(→"メール" "作成" "搾精" - Twitter検索 / Twitter)。
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https://twitter.com/DLsite/status/958259584371539968
そんな悲しい事態に陥らないためにも、「さくせい」と打ってから「搾精」と変換させようとする行為は避けるべきである。「しぼる」(搾る)、「さくしゅ」(搾取)、「ざーさい」(搾菜)で変換しても「搾」の字は出せるので活用しよう。例えば「ざーさいのせいずい」と打って変換すれば「搾菜の精髄」と出るはずなので、この五文字から目的の二文字以外を削ればよい。
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最終更新:2024/04/20(土) 08:00
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