放課後のカリスマとは、月刊IKKIにて連載中の漫画である。
作者は『逆転裁判』シリーズや『ビューティフルジョー』のキャラクターデザインを担当したスエカネクミコ。
単行本は現在9巻までと、ネット上で連載されていた4コマスピンオフ「放課後のかりちゅま」が発売されている。
全国書店員が選んだおすすめコミック2010で3位に入選した。
あらすじ
クローン技術が発達した近未来で、古今東西の偉人のクローンを集めたセントクレイオ学園が舞台。
セントクレイオでは唯一の非クローンである主人公、神矢史良は、反クローン派テロリストによる「クローン・J・F・ケネディ暗殺」を契機に、クローンたちの間で蔓延する苦悩や、学園の暗部に触れていくこととなる・・・
登場人物
セントクレイオ学園生徒
- 神矢史良(かみや しろう)
- セントクレイオ学園唯一の非クローン生徒。父の神矢先生の仕事の都合で転校してきた。
- 純朴で子供っぽくややファザコン。マリ・キュリーのことが好き。
- クローンではないのでその悩みには無縁であるが、同時に学園では若干の疎外感や劣等感を感じている模様。
- マリ・キュリー
- 史上初の女性ノーベル賞受賞者マリ・キュリーのクローン。
- 本来は化学・物理学における活躍を期待されているが、本人は音楽に興味があるという。
- 史良と神矢先生の計らいで希望通りの進路に進むため転校したが・・・
- ナポレオン
- フランスの英雄ナポレオン・ボナパルトのクローン。ナポレオンの癖に長身。
- 明るく爽やかな性格で史良たちグループの中でのムードメーカー。
- ジャンヌ・ダルク(クローン)のことが気になっている。
- エリザベス
- 「処女王」ことエリザベス1世のクローン。
- オリジナルが未婚のまま生涯を終えたためか、結婚願望が強く少女趣味。
- あまりに執着するので周りにドン引きされることも。
- 一休
- とんちでおなじみ、一休宗純のクローン。ムードメーカーその2。なぜか眼鏡。
- 普段は楽天家でおちゃらけているが一応、禅僧らしく宗教・哲学に関しての考えはある。
- フロイト
- 「リビドー」で有名なジークムント・フロイトのクローン。
- 冷静沈着で頭脳派。しかしそこはフロイト先生。超のつくスケベだったりする。
- 史良とは少しそりが合わないこともある。
- ナイチンゲール
- 「クリミアの天使」の異名をとるフローレンス・ナイチンゲールのクローン。
- 博愛精神が強く、たぶん一番健全にオリジナルと同じ道を辿っている生徒。
- あと巨乳。
- ヒトラー
- 恐らく世界で最も悪名高い独裁者である、アドルフ・ヒトラーのクローン。
- 「僕ほど嫌われているクローンはいない」と自負し、「はみ出し者」の史良に共感し好意的である。ヤンデレ。
- クローン・ケネディ暗殺以来、情緒不安定に陥り『ドリー様』に心酔する。
- ジャンヌ・ダルク
- 「オルレアンの乙女」とも呼ばれるジャンヌ・ダルクのクローン。
- オリジナルが夭折したためクローン・ケネディ暗殺に誰よりも恐怖を抱いて『ドリー様』に傾倒する。
- クールで無表情だが、史良に励まされ次第に心を開くようになる。
- モーツァルト
- 古典派音楽の筆頭・ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのクローン。
- エリート意識が強く、非クローンの史良や偉人クローンとしての道から脱落したマリ・キュリーを見下している。
- その一方、オリジナルの高すぎる壁に焦りを感じ、情緒不安定に。
- 残念ながら下ネタは「かりちゅま」でしか言わない。
- ラスプーチン
- ロマノフ王朝の怪僧、グレゴリー・ラスプーチンのクローン。
- クローン羊のドリーをモチーフにしたお守り『ドリー様』を学園に広め、怪しげな集会を開いている。
- 卑弥呼
- 邪馬台国の女王である卑弥呼のクローン。
- 神秘的な美しさを漂わせる物静かな少女。ラスプーチンと恋仲であり、彼と共に『ドリー様』信仰を主導する。
- アインシュタイン
- もはや天才の代名詞的な大物理学者、アルベルト・アインシュタインのクローン。
- 明るいが喰えない性格をした少年。ラスプーチンの『ドリー様』活動に協力している。
セントクレイオ学園関係者
- 神矢
- 史良の父でセントクレイオの教師。クローンの研究者。
- 史良にはよき父親らしい面を見せるが、何かを隠しているようでもある。
- 黒江
- 神矢の古い友人でセントクレイオの監査。悩み多き生徒たちの良き兄貴分。
- ロクスウェル
- セントクレイオ学園の理事長。死ぬほどウザい。超ウザい。
- 無茶ブリと超理論とハイテンションで生徒、教員含めあらゆる学園の人間に敬遠されている。
- 正直すぎて本来謹むべき様な本心まであけすけに話してしまう。
- 学園が裏で行っている「ある行為」も、特に隠すつもりはないようでぺらぺらと史良に喋っている。
- 「自分は全てのクローンの味方」と主張し、どんなクローンのいかなる行動も肯定する。
電子書籍
既刊1~8巻と、「かりちゅま」が試し読み&購読可能。
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