散り椿とは、葉室麟原作の時代小説、及びそれを基にした映画作品である。
監督は、ベテランカメラマンの木村大作が務めている。
散り椿は、V6の岡田准一主演で2018年9月に映画化が予定されている時代劇。原作は、「蜩ノ記」などを手掛けた葉室麟である。今作でメガホンをとった木村大作にとっては、初の時代劇作品となる(カメラマンとして時代劇に参加してきたことはある)
主人公の瓜生新兵衛は、病気で瀕死の妻を抱えていた。彼には、過去に不祥事を告発したために藩を追われた苦い過去があった。しかし、妻が「藩に戻って新兵衛の親友だった男を助けてほしい」という。その願いを聞き入れ、新兵衛は藩へと戻る。しかし、その男は、親友であると同時にかつて妻を取り合ったとう因縁の過去があった。
複雑な思いを抱えつつも藩に戻った新兵衛を待っていたのは、西島秀俊演じる、出世した親友の采女だった。そこで発覚する過去の不祥事の真実とは・・・。
今作は、「蜩ノ記」で監督をつとめた小泉堯史が脚本をつとめ、監督は木村大作である。彼ら二人は、あの黒澤明監督の元で共に切磋琢磨した仲間である。その二人がタッグを組むのだから面白くないわけがない。しかも、普通、時代劇はセットを用いるのが普通だが、今作はオールロケーションで撮影されている。これも監督の木村大作のカメラマン出身ならではのこだわりといえよう。
アクションに定評のある岡田准一に西島秀俊、演技派俳優の緒方直人や池松壮亮が脇を固める。「世界のクロサワ」の弟子たちの総決算と言える今作。特に初の時代劇に挑む木村大作には、大いに期待したい。
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最終更新:2024/04/20(土) 05:00
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