文とは、文法用語で、完結した意味をもつ、一つ以上の語の連なりである。また以下のことを表す。
- 文(もん) - 昔使われていた通貨単位。
- 文(ふみ) - 手紙のこと
- 文(あや) - 模様、入墨のこと
- 文 - 地図で学校を表す記号。よく電信柱に貼ってあったりする。
人名
名前
日本、中国語圏の名前である。日本では女性の名前としてメジャーである。ふみ、あやと読む。
架空のキャラクター
漢姓
文姓は中国、朝鮮で多く見られる。
日本の苗字
かざりと読み、鹿児島県奄美地方に見られる。
諡号
漢字として
- 意味
- 模様、まだら、飾り、入れ墨、文書、公文書、文章、韻文、文字、学問の、筋道、善い、美、飾る、(紊と通じて)乱れる、(忞と通じて)つとめる、という意味がある。彣は文彩の意味の繁文。
- 字形
- 人の全身形に胸に入れ墨をいれたところの象形。白川静は、入れ墨は聖化するためもので朱などを使ったとしている。
- 〔説文解字・巻九〕には「錯(まじ)はれる畫なり。交文に象る」とあり、交わる文様の象形としている。ほかに衣服の襟元の象形説(加藤定賢)、織物の文様の象形説(藤堂明保)などがあるが、甲骨文・金文の字形から入れ墨とされる。
- 音訓
- 音読みはブン(漢音)、モン(呉音)、訓読みはふみ、あや、かざり。名のりに、あき・いと・とも・のぶ・のり・ひさ・ひとし・ふむ・み・や・やす・ゆき・よし、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校1年生で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 部首
- 文は部首である。彩り、模様に関することを表す意符として用いられる。
- 声符
- 文を声符とする漢字に吝、汶、忞、旻、紊、紋、蚊、虔、馼、閔、斌などがある。
- 互換文字
- ⽂はUnicodeにおいて文と互換とされる字で、部首としての文を表す。
- 語彙
- 文案・文意・文運・文化・文学・文芸・文献・文庫・文語・文豪・文言・文字・文才・文彩・文書・文章・文飾・文身・文人・文体・文通・文徳・文筆・文武・文法・文房・文明・文様・文理・文林
関連項目