少年の夢を乗せた新幹線は、
シンカリオンにチェンジする!

『新幹線変形ロボ シンカリオン』とは、タカラトミーから発売されているロボット玩具シリーズ、および2018年1月6日から2019年6月29日までテレビ放送され、2019年12月27日に劇場公開されたアニメ作品である。
概要
ジェイアール東日本企画・小学館集英社プロダクション・タカラトミーの3社によって2015年に立ち上げられたプロジェクトで、タカラトミーの「プラレール」の玩具シリーズである。そのため同社の玩具シリーズ「トミカ」のロボット玩具・トミカハイパーシリーズと対になる存在ともいえる。
なお、プラレールのクロスメディア企画としては、2002年放送の「電光超特急ヒカリアン」以来となる。ただし、「ヒカリアン」とは違い、基本リアル頭身のデザインである。
企画の始まりは、小学館集英社プロダクションから「新幹線をロボットに変形させる」というアイディアがジェイアール東日本企画に提案されたこと。そこからシンカリオンの前身である「Project E5」が2014年の東京おもちゃショーで公開された。その後タカラトミーが企画に参加したことでプラレールをベースとした商品展開が進められ、JR東日本からの許諾を得られたこともあり実在する新幹線のネーミングが使用できるようになった。その後、上記3社が何度も検討することでデザインを大幅に変更し、プロジェクト発足へと結びついた。
JR東日本監修のため、当初はE5系はやぶさ、E6系こまち、E7系かがやきといった東北新幹線などのJR東日本管区の車両しか登場しなかったものの、700系、N700系、500系、800系といったJR西日本、JR九州、そしてJR東海の管区内の車両も次第に追加されていった。
登場キャラクター
メインキャラクター
- 速杉ハヤト(はやすぎ ハヤト)
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- CV:佐倉綾音
- 本作品の主人公。シンカリオン E5はやぶさの運転士。大宮在住の小学5年生。11歳。
「新幹線超進化研究所・大宮支部」に所属。新幹線の操縦士になることが夢で、乗るのも見るのも大好き。「俺は『時間と言った事は守る男』だからね!」が口癖で、責任感も強く、「新幹線を好きな奴に悪い奴はいない」が信条。いわゆる鉄オタ(乗り鉄)で、たとえ話に新幹線をやたら使う。各地の新幹線に遭遇するとハイテンションで叫び、思考と言動が臨界点以上まで達してしまうことも。父親想いの純粋な子供であり、シンカリオンに乗ったきっかけも父の力になりたかったからである。適合率96.5%と非常に高い適合率を叩き出している。
後にシンカリオン E5はやぶさ MkIIの運転士となる。
- 名前の由来は搭乗機でもある「はやぶさ」からという説と特急「はやとの風」(JR特急列車表定速度ワーストを争っている)からという説がある。
- 男鹿アキタ(おが アキタ)
- CV:沼倉愛美
- シンカリオン E6こまちの運転士。秋田出身の小学5年生。11歳。
「新幹線超進化研究所・大宮支部」に所属。スポーツのビームライフル競技では全国レベルの腕の持ち主で、ビームライフル選手権で世界一になることが夢。銃マニアでもある。先祖代々マタギの家系。クールな性格で自分の気持ちを素直に表現することはあまりない。冷静沈着なうえに物事の理解が早く、「話は読めた」が口癖。実は甘党。普段は標準語で話すが、同じ東北出身のシノブと話す際は秋田訛りになることも。適合率85.6%
- 名前の由来は秋田県男鹿市及びJR男鹿線。
- 大門山ツラヌキ(だいもんやま ツラヌキ)
- CV:村川梨衣
- シンカリオン E7かがやきの運転士。金沢出身の小学5年生。11歳。
「新幹線超進化研究所・大宮支部」に所属。建設会社の長男で、自称「金沢の土木王」。トンネルやお堀のような建築物が大好きで、地形マニアでもある。義理堅い性格の熱血漢であり、何かにつけて四文字熟語を使いたがるが、間違ってることもしばしば。「全くもって○○だ!」が口癖。アイドルユニット「スーパー・スパイス」の大ファンでもある。気合いが空回りすることも多いが、運転士たちのムードメーカーとなっている。適合率84.5%。
- 名前の由来は北陸新幹線が通る富山県と石川県の県境に位置する大門山から。
- シャショット
- CV:うえだゆうじ
- シンカリオン E5はやぶさのために開発された車掌ロボット。
普段の口調は車掌さん風であり、KY気味であるがマスコット的な一面を持つハヤトの相棒。だが、戦闘になると厳格でシリアスなキャラクターに変わり、ハヤトをサポートする。ハヤトたちと行動する際は、ハヤトの愛用品のリュックに融合し、一般人から気づかれないようにしている。最新型の自立思考プログラムを内蔵しているため、人間と同じような感情がある。開発者にもぶたれたことはなかった。
- 上田アズサ(うえだ アズサ)
- CV:竹達彩奈
- 大宮在住の小学5年生。ハヤトのクラスメイトであり、今話題の人気ユーチューバー。
「JSが初めて○○してみた」というタイトルの動画をネットに投稿。好奇心旺盛で、動画のネタになりそうなものには何でも飛びつく性格。時にトラブルを巻き起こすこともあるが、世話好きで面倒見がいい。同じマンションに住んでいるハヤトとは幼馴染の間柄。投稿した動画の再生回数を増やしてユーチューブで世界制覇することが夢。シンカリオンの存在を知ってからは超進化研究所へ出入りするようになり、運転士達のまとめ役を買って出る。
- 名前の由来は北陸新幹線上田駅と特急あずさの由来である梓川。
シンカリオン運転士
- 月山シノブ(つきやま シノブ)
- CV:吉村那奈美
- シンカリオン E3つばさ及びシンカリオン E3つばさ アイアンウイングの運転士。山形県出身の10歳。
「新幹線超進化研究所・山形支部」に所属。代々続く忍者の家系で自身も忍者の修行中。月山流忍術を使った変幻自在の戦いを得意としている。山奥の一軒家で暮らしており、人知れず里や山を守っている。口数は少ないが、自分の役割は常に理解しており、的確な状況判断と戦術眼に優れている。一人称はオラ。大宮支部に定期的に滞在しており、ハヤトたちと行動を共にすることが多い。性別は♂。
- 名前の由来はかつて山形県で運転されていた急行「月山(がっさん)」から。
- 清洲リュウジ(きよす リュウジ)
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- CV:逢坂良太
- シンカリオン N700Aのぞみの運転士。運転士の中で唯一の中学生。愛知県名古屋市出身の14歳。
「新幹線超進化研究所・名古屋支部」所属。京都で速杉ホクトから直接の指導を受けている。空手を幼いころからやっており、有段者。命令優先の現実主義者であり、当初はハヤトたち小学生運転士との共闘を拒否していた。ハヤトたちに冷徹に振る舞う一方、入院中の母を見舞う際は優しい表情を見せている。他の運転士よりも高い戦闘力を持つことから、ハヤトにとって目標であり、超えるべき壁となる。
- 後にシンカリオン ドクターイエローの運転士になる。
名前の由来は愛知県に実在している城跡清洲城から。通称7時20分の男。
- 発音ミク(はつね ミク)
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- CV:藤田咲
- シンカリオン H5はやぶさの運転士。北海道札幌市出身の11歳の少女。
「新幹線超進化研究所・北海道支部」所属。普段はメガネをかけている。勉強も得意な委員長タイプで特技は剣道。ストイックな性格で、ハヤトに対して辛辣な態度で接したこともあった。青函連絡船記念館摩周丸のことが好きで、屋上で日課として竹刀で素振りをする鍛練を欠かさず積んでいる。何でも完璧にこなせるかに見えるが、実は乗り物酔いしやすいという弱点を抱えている。
- クリプトン・フューチャー・メディア株式会社がリリースした人気バーチャル・シンガー「初音ミク」が、シンカリオン運転士として11歳の姿で登場したキャラクターである。
「シンカリオン キャラクター人気投票」では1位になっている。
- 大空レイ(おおぞら レイ)
- CV:松井恵理子
- シンカリオン 800つばめの運転士。北九州市出身。運転士の中では最年少の9歳。
ロボット工学の分野に詳しい超天才児。元々「新幹線超進化研究所・門司支部」に所属しており、自身が乗り込むシンカリオンの開発にも携わっている。真面目で素直な性格で、「○○っす!」が口癖。父親がJAXAに勤務していることもあり、将来の夢は宇宙飛行士。そのために必ず食事中に牛乳を摂取している。ハヤト達3人に対し先輩小学生運転士として強い憧れを抱いており、「師匠」と呼んでいる。
- 霧島タカトラ(きりしま タカトラ)
- CV:市来光弘
- シンカリオン N700みずほの運転士。鹿児島県出身。12歳。
「新幹線超進化研究所・門司支部」所属。一人称は「おい」。実家が料亭を営んでいることもあり、料理が得意。実家の仕事にとても誇りを持っており、将来の夢も料理人。口調は丁寧で、義理堅く、懐の深い性格であるが、古き伝統に拘り意固地になる事もあり、当初五ツ橋兄弟と対立する原因になった。
名前の由来は宮崎県と鹿児島県の境にある霧島連峰。
- 五ツ橋ギン(いつつばし ギン)、 五ツ橋ジョウ(いつつばし ジョウ)
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- CV:合田絵利
- 山口県出身の11歳の双子の兄弟。兄のギンがシンカリオン 700ひかりレールスター、弟のジョウがシンカリオン 700のぞみの運転士。
「新幹線超進化研究所・京都支部」所属。一人称は「わし」。実家は漁師で、自身も釣りが得意。天然ものの魚が好物で拘りが強い。ギンは「ぶちおもしれえ」、ジョウは語尾に「~っちゃ」と付けるのが口癖。漁業の競争の激しい瀬戸内海側の出身のため、他にはない新しいことを取り入れることを好む。
名前の由来は山口県岩国市の錦川に架かる錦帯橋の別名「五橋」。
- 清洲タツミ(きよす タツミ)
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- CV:日野佑美
- リュウジの弟である愛知県名古屋市出身の12歳。
兄と同じく空手の実力者で、東海地区大会で優勝する程の腕前。やんちゃで明るく、社交的な性格。食欲が非常に旺盛。リュウジの背中を追いかけており、強くなろうという思いを持つ。
リュウジがドクターイエローに乗り換えたことで運転士が不在となったシンカリオン N700Aのぞみを引き継ぎ、「新幹線超進化研究所・名古屋支部」所属の運転士となる。
新幹線超進化研究所
- 速杉ホクト(はやすぎ ホクト)
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- CV:杉田智和
- 主人公速杉ハヤトの父親であり、「新幹線超進化研究所・大宮支部」の指導長。
かつては新幹線の運転士だった。表向きは大宮にある「鉄道博物館」の職員であり、当初は家族にもそう伝えていた。 某アニメの総司令とは違い、息子を危険な目に遭わせる葛藤を持ちながらも、ハヤトとの信頼関係をしっかりと築いている。「新幹線超進化研究所・京都支部」の立ち上げのため京都へ転勤となった後は、適合率が高い子供達を指導しながら自分も訓練を積み、シンカリオン 500こだまの運転士となる。
- 名前の由来は特急「北斗」。
- 三原フタバ(みはら フタバ)
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- CV:雨宮天
- 「新幹線超進化研究所・大宮支部」の新人オペレーター。ホクトが転勤した後は指導長代理に就任。
主にシンカリオンの運転士たちのサポートを担当する。仕事に対して真面目な性格だが、運転士たちや指令長の言動に振り回されることも。研究所の中で一番若いこともあり、運転士たちと行動を共にすることが多く、メンタル面のケアも担っている。出水が不在のときは戦闘の指揮を執るなどハヤトたちと共に成長し、彼らを強く信頼している。美人ではあるが、私服が少しアレ。趣味は各地のローカルヒーロー巡り。
- 名前の由来は山陽新幹線三原駅。
- 出水シンペイ(いずみ シンペイ)
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- CV:緑川光
- 「新幹線超進化研究所・大宮支部」の指令長。
シンカリオンの運用を中心に様々な指示を出す責任者であり、ハヤトをE5はやぶさに乗せる事に対するホクトの苦悩も知る反面、人使いが荒く何を考えているのか分からない一面もある。学生時代の先輩でもあるホクトと共に10年前の巨大怪物体出現以来シンカリオンを開発し続けた中心人物。指揮官としては有能であり、いち早くエージェントの存在にも気付いていた。日本の歴史に詳しく、日本の食文化への造詣も深い。
- 名前の由来は九州新幹線出水駅と同管内を走る特急「いさぶろう・しんぺい」号より。
- 本庄アカギ(ほんじょう アカギ)
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- CV:古島清孝
- 「新幹線超進化研究所・大宮支部」のオペレーター。
巨大怪物体のコードネームを命名すること、敵の特性や行動パターンの解析、運転士の体調管理、新たな適合者が現れた地域の特定が主要な役割となっている。冷静沈着に任務をこなすが、どこか頼りない一面も持つ。研究所が総出で旅行に行った際は、いつも留守番役にされてしまう。フタバに片思いしている残念なイケメン。
名前の由来はJR東日本が運航する特急列車あかぎ。
- 小山ダイヤ(オヤマ ダイヤ)
- CV:天﨑滉平(8話)、観世智顕
- 「新幹線超進化研究所・大宮支部」のオペレーター。
同期である本庄のオペレーションの補佐をおこない、忘年会では2人で余興をおこなってスベっている。論理的に状況を把握・分析する能力に長けている。基本的に冷静沈着な人物だが、唐突に使命感に燃え感情を露わすることも。メガネの下の素顔は少女漫画のようなキラキラした目をしている。
- 三島ヒビキ(ミシマ ヒビキ)
- CV:長谷川暖
- 「新幹線超進化研究所・大宮支部」の女性研究員。
敵勢力の解析、シンカリオンの強化の研究をおこなっている。研究所には立ち上げから所属する最古参メンバーの1人で出水からの信頼が厚く、隠密に「黒い粒子」の解析も担当していた。有明方面でのイベントに出没し、とある本を入手している。
- 小田原キントキ(オダワラ キントキ)
- CV:北沢洋
- 「新幹線超進化研究所・大宮支部」のベテラン整備士。
ぶっきらぼうで口が悪く、頑固だが、腕は確かで、シンカリオンの損傷具合を見ただけで運転士の癖を見抜ける職人肌。「鉄道ジャーナル」で特集記事が掲載されるほどその筋では有名人。昔は整備長の役職に就き、若い頃のホクトや出水を指導しており、2人がいまだに頭が上がらない人物。
- 山口ナガト(ヤマグチ ナガト)
- CV:伊原正明
- 「新幹線超進化研究所・大宮支部」の整備長。
主にシンカリオンのメンテナンスを手掛けている。厳つい強面の大男だが、子供たちとは気さくに接している。任務には実直な熱血漢。小田原キントキの弟子であり、師匠を肩車して行動することも。
- 久留米ミドリ(クルメ ミドリ)
- CV:遠藤沙季
- 「新幹線超進化研究所・大宮支部」の女性医師。
泣きぼくろがセクシーな容姿。シンカリオン運転士の治療や健康管理をおこなう。初めてハヤトを診察した際は、触診や図太い注射を刺している。プライベートでは相当の酒豪らしい。
- 倉敷ヤクモ(クラシキ ヤクモ)
- CV:辻井健吾
- 科学経産省の官僚であり、超進化研究所・総合司令部の依頼でシンカリオンの調査をおこなっている。適合率・鉄分・ナノマシンなどを海外の研究機関に協力を依頼するための橋渡し役を担っている。フタバの4歳年上の幼馴染であり、親が決めた婚約者。アズサからは「無駄にイケメン」と呼ばれている。父親のイズモは日本を代表する一流企業「クラシキ重工」のCEO。
- 東スバル(あずま スバル)
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- CV:山寺宏一
- 「新幹線超進化研究所」の最高責任者である総合指令部の総指令長。
若くして要領の良さと才覚で異例の速さで昇進し、総指令長に就任。周りからは厳格な人間であると認知されているが、それはあくまで表向きの顔。素は大袈裟だが軽く話し掛けるなどフラットな性格でまるでハヤトをそのまま大人にしたような大の鉄道マニア。執務室内のロッカーにSuicaのペンギンを相棒として内緒で飼っている。作中唯一鉄道知識でハヤトと対等に話せる人物。東京駅で偶然出会って仲良くなったハヤトたちにはあえて正体を明かさないことにしている。
運転士の関係者
- 速杉サクラ(はやすぎ サクラ)
- CV:清水理沙
- ハヤトの母親であり、ホクトの妻。
普段は優しいが、怒らせると恐い。ハヤト曰く、お父さんより強い。一見、恐妻ではあるが、夫と息子が危険な任務に就いていることを知らされても、すべてを受け入れた上で影ながらサポートする良き妻、良き母親である。相当筋金入りの歴女。
名前の由来は新大阪駅~鹿児島中央駅間で運行されている新幹線さくら。
- 速杉ハルカ(はやすぎ ハルカ)
- CV:金魚わかな
- ハヤトの妹であり、ホクトとサクラの娘なわけで。
語尾に「~と思われ」「~なわけで」と説明口調で話す癖があると思われ。家族の趣味趣向、行動パターンは完全に把握しており、兄の鉄オタぶりに対し「変態レベル」と呆れているわけで。基本ポーカーフェイスで感情を表に出さないが、母の雷落下レベルのお小言は恐れていると思われ。
名前の由来は関空特急はるかと思われ。
キトラルザス
エージェント
- ビャッコ
- CV:細谷佳正
- 「巨大怪物体」を出現させる謎の敵エージェントの1人。
エージェントの中でもっとも冷静で、俯瞰的にシンカリオンを観察している。戦略的に物事を考える人物であり、苦手なものをぶつけることで人がどう克服するかを調査しようとする。
黒い粒子を纏い、巨大怪物体化した姿は、プレートアーマーを装着した騎士のような外見で、蛇腹剣を装備。地底世界に住まう巨獣サラマンダー・ゾラを伴って戦いを挑む。
- ゲンブ
- CV:マックスウェル・パワーズ
- 「巨大怪物体」を出現させる謎の敵エージェントの1人。
人間の文化や考え方に強い興味を持ち、様々な敵を送り込んでシンカリオンを試そうとする。エージェントの中でいち早く人と人を結びつける鉄道に興味を示すようになる。
自ら黒い粒子を吸収して巨大怪物体化した際は、怪力による格闘戦を得意とし、頑丈な装甲に加えて攻撃を加えられる度に防御力が向上する能力を持つ。
- セイリュウ
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- CV:真堂圭
- 「巨大怪物体」を出現させる謎の敵エージェントの1人。ブラックシンカリオンの運転士。
少年のような見た目をしており、人類の叡智を過小評価しながらも、シンカリオンに対して強い興味を持っている。人と直接戦うことでのみ人の進化の理由が導き出せると考え、イザから使用を禁じられていたブラックシンカリオンに自ら乗り込み、シンカリオンたちと対決。圧倒的な力を見せつける。当初は、何を考えているか分からない側面があったが、シンカリオンとの戦闘、そしてライバルとなるハヤトの「君もシンカリオンのことが好きなんじゃないの?」という問いかけをきっかけに気持ちに変化が見られるようになる。
- スザク
- CV:渡辺明乃
- 女性の姿をしたエージェントの1人。
人の心の弱さ、脆さをつき、操る能力を持つ。「弱点を作り、その弱点を徹底的に攻める」ことが自らのスタイルと自負するなど狡猾な作戦を練ってくる。人間の姿に変身して人間の世界に入り込むことも可能で、他のエージェントを人の姿に変身させることもできる。人の感情について調査をし、感情を支配することで人を支配できるという考えを持つ。
前世代のエージェント
- トラメ
- CV:高階俊嗣
- 10年前に人類と戦っていたエージェントの1人。
ゲンブ以上の巨体でメタボ気味。10年前人類の前に初めて現れた巨大怪物体ファーストエネミーに搭乗し襲撃をかける。好戦的な性格で人類を見下していたが、シンカリオンを手にした人類の進化に驚かされることに。群を抜いて戦闘能力は高いが、頭の出来はイマイチ。
- ソウギョク
- CV:山内健嗣
- 10年前に人類と戦っていたエージェントの1人。
背中に薄紫の骨格翼のようなものが生えており、白と黒の仮面のようなものを被った得体のしれない容姿をしている。紳士的なしゃべりをするのが特徴。何を考えているかわからない策略家。しかも、仲間を手駒として平然と利用し、自分の手を汚さず高みの見物をするような狡猾な作戦を得意としている。
- カイレン
- CV: 増田俊樹
- 10年前に人類と戦っていたエージェントの1人でリーダー格。
トラメやソウギョクを従え、キトラルザスが降臨するに値する環境を探していたが、地球をかつて彼らが繁栄していた元の状態に戻す以外選択肢はないと結論づけた。歯向かうものには容赦はない残忍な性格。人類とは戦う以外に道はなく、人類を廃するしかないという危険思想に偏っており、冷静なビャッコが強い焦りを感じるほど危険視していた存在。
指導者
- ドクター・イザ
- CV:うえだゆうじ
- キトラルザスを統率する指導者的な存在であり、エージェントたちを束ねている。
その姿は白い装束を纏う年老いた長髪白髪の男。セイリュウにブラックシンカリオンを与えた人物。エージェントたちに対し、種族を滅びから救うために「戦い」「移住」「変革」の3つの道を提示する。
謎のキトラルザス
- キリン
- CV:浪川大輔
- カイレンとの戦いの後、ハヤトたちの前に現れた地上に暮らす新たなキトラルザス。
イザが「もう一人いる」とその存在を示していた。キトラルザスで最初に地上に降りた先遣隊。「謎の新幹線」や再び現れた巨大怪物体とも関係があり、戦いをビルの一室で眺めている。
「謎の新幹線」が変形したブラックシンカリオン オーガの運転士。
シンカリオン
新幹線超進化研究所が、日本の最先端テクノロジーが集結する新幹線技術を駆使し、巨大怪物体の未知なる脅威に対抗するために開発した新幹線車両から変形する対巨大怪物体用のロボ。ただし、運用するためには各車両ごとに適合する運転士が必要となる。
さらに詳しい説明は各機体の個別記事を参照。
- シンカリオン E5はやぶさ
- 全長:26.5m
- 重量:100t
- 運転士:速杉ハヤト
- 本作品の主人公機。車両モードは「E5系はやぶさ」。新幹線超進化研究所が初めて開発したシンカリオン。脚部のスラスターが特徴で、大ジャンプと空中での高速機動が可能。ウイングを背中に装備することでその性能はさらに強化される。脚部にあるツメも強力。武器は超スピードと強力な剣の技で圧倒する「カイサツソード」。最大の必殺技は胸部ユニットからビームを放つ「グランクロス」。高い適合率を持った運転士とシャショットを媒介としたインターロックが無ければ動かすことができない。
- シンカリオン E5はやぶさ MkII
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- 全長:27.5m
- 重量:125t
- 運転士:速杉ハヤト
- E5はやぶさの後継機であり、その能力が大幅にパワーアップした新機体。適合率100%以上の者が運転するシンカリオン。車両モードの「E5系はやぶさ」からE5はやぶさ MkIIと鳥型サポートメカ「上空探査機ハヤブサ」に変形する。さらに、他のシンカリオンとオーバークロス合体することで2体で協力して戦うこともできる。武器は「カイサツブレード」。長くて切れ味の鋭いブレードでどんな相手も一刀両断する。必殺技は2つの砲塔から発射され、パワーも2倍の「デュアルグランクロス」。
- シンカリオン E6こまち
- 全長:25m
- 重量:95t
- 運転士:男鹿アキタ
- 車両モードは「E6系こまち」。E5はやぶさに続いて起動したシンカリオン。脚部のホイールで地上を高速移動し、障害物が多い場所や狭い場所でもスピードを落さないことから地上での運動性能は随一。武器は高速で動きながらも2丁拳銃で正確に敵を攻撃できる「フミキリガン」。長距離の敵を狙い撃ちできる「ライフルモード」、両肩に装備することで「キャノンモード」に変化することができ、多彩な攻撃方法が特徴となっている。射撃用スコープ「ナマハゲゴーグル」を頭部に装着することで正確に敵を狙い打てるとともに敵の弱点を解析できる。
- シンカリオン E7かがやき
- 全長:26m
- 重量:110t
- 運転士:大門山ツラヌキ
- 車両モードは「E7系かがやき」。第3のシンカリオン。シンカリオンの中でも抜群のパワーを誇り、脚部にはどんな荒地でも最大の力を発揮できるクローラーが搭載。スピードでは他の2体に劣るものの、装甲が熱いため敵の攻撃をものとしない防御力を誇り、豪快な格闘戦を得意とする。武器はE7系の台車をベースとして開発され、どんな相手も貫くほどの威力を誇る「シャリンドリル」。ただし、非常に重量があるため、E7系のパワーがないと扱いが難しい。
- シンカリオン E3つばさ
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- 全長:25.0m
- 重量:95t
- 運転士:月山シノブ
- 多彩なカラーリングを誇る「新幹線E3系つばさ」をベースに開発された変幻自在の戦いを得意とする忍者シンカリオン。機動性能が高く、素早い動きと忍術ベースにした様々な体術で敵を翻弄する。武器は近く敵も遠くの敵も攻撃が可能の「フミキリシュリケン」。
- シンカリオン E3つばさ アイアンウイング
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- 全長:25.0m
- 重量:95t
- 運転士:月山シノブ
- 新幹線超進化研究所が極秘で開発したE3つばさの兄弟機。クレアツルスとの戦いでE3つばさが出動不可能となったため使用されることとなった。必殺技は、刃の形を鋸歯状にすることで破壊力が向上したフミキリシュリケンを強大化させることで命中率も増加させた「真・フミキリシュリケン」。塗色は、明るい銀色と灰色の2色の塗り分けに緑色の帯を配した旧塗装バージョン。
- シンカリオン N700Aのぞみ
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- 全長:通常時26.5m/アドバンスドモード時27.5m
- 重量:通常時100t/アドバンスドモード時140t
- 運転士:清洲リュウジ→清洲タツミ
- 車両モードは「新幹線N700Aのぞみ」。最新・最速・最良をコンセプトに誕生したN700系をさらに進化させたN700Aの機能を活かしており、様々な場面においてハイレベルな活躍を見せるシンカリオン。リニア・鉄道館の地下深くに基地を持ち、スペックを活かした類まれな格闘能力で敵をなぎ倒していく。一対一での戦闘に持ち込んだ場合には、周囲に「デュエルモード」と呼ばれる特殊バリアを展開して戦闘性能を向上させて闘いに臨む。ノーマルモード時の必殺技は両手首から伸びた刃で斬りつける「エアロダブルスマッシュ」。
- また、変形システム「アドバンスドモード」により、その性能はさらなる高みへ。左腕の「クルマドメシールド」で敵の攻撃を防御し、右腕の「アドバンスドアーム」から放たれる「ドラゴンナックル」でどんな堅い装甲も打ち破る。
- リュウジの弟のタツミが運転士になってからは、アドバンスドモードではなく、基本形態のまま二本のツインロッド「マクラギヌンチャク」による打撃戦主体のスタイルとなる。
- シンカリオン H5はやぶさ
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- 全長:26.5m
- 重量:100t
- 運転士:発音ミク
- 新幹線E5系はやぶさを踏襲した「H5系はやぶさ」が車両モード。北海道に配備されており、シンカリオン E5はやぶさのスピードや空中での機動性はそのままに、ボディやカイサツソードに内蔵された「YHS:ユーバリ・ヒート・システム」で、寒い場所でも活躍することができる。E5はやぶさとの外見の相違点としては、オレンジ色のボディカラーが挙げられる。
- シンカリオン 800つばめ
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- 全長:26.5m
- 重量:95t
- 運転士:大空レイ
- 2種類のウイングが特徴的な、ダブルウイングシステムを搭載した空中戦を得意とするシンカリオン。背中に装着した大きな「スワローウイング」が長時間の滑空を、燕尾のような「サブウイング」が空での姿勢制御を可能にし、空中戦での強さはシンカリオンの中でもトップクラス。武器は必殺の矢で華麗に敵を射抜く「パンタグラフアロー」。運転士の大空レイが開発に携わっている。
- シンカリオン 500こだま
- 全長:27.0m
- 重量:120t
- 運転士:速杉ホクト
- 車両モードは「500系こだま」。史上初の4両で変化する初のシンカリオンであり、新幹線500系こだまの性能をフルに活用した攻撃型のシンカリオン。全車両電動車の高出力を活かして全身から大量のミサイルを発射することが可能。また、後尾車両はミサイルシールドに変形し、敵の攻撃を撃ち落とし、一斉発射で攻撃に転じることができる。使用武器として「シンゴウスピア」を装備しており、槍として使用することができるほか、ライフルモード・メイフルモードへ変形させることが可能。不測の事態に備え、"大人でも操縦できるシンカリオン"として試験的に開発が進められていた。
- シンカリオン E5×500
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- 全長:31m
- 重量:180t
- 運転士:速杉ハヤト、速杉ホクト
- E5はやぶさと500こだまの2体がクロス合体した5両合体シンカリオン。それぞれの機体に秘められたパワーを最大限に引き上げるとともに、大人と子供が力を合わせることでハヤトの適合率を飛躍的に上昇させる。必殺技の「超グランクロス」は、通常のグランクロスを上回る大出力の粒子ビームを発射する。
- シンカリオン 700のぞみ
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- 全長:19.0m
- 重量:45t
- 運転士:五ツ橋ジョウ
- 車両モードは700系のぞみ。トリニティ合体を目的として作られた「シンカリオン 700シリーズ」のうちの1機。初の1両だけで変形するシンカリオンであり、バランスタイプとして性能が調整されている。使用武器は「Shinca」を折りたたみ式長剣にした「シンカブレード」。
- シンカリオン 700ひかりレールスター
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- 全長:19.0m
- 重量:45t
- 運転士:五ツ橋ギン
- 車両モードは700系ひかりレールスター。「シンカリオン 700シリーズ」のうちの1機で、1両車両だけで変形する。使用武器は踏切をモチーフにした「カンカンガン」。遠距離からの狙撃に優れており、正確な狙撃で仲間をサポートする。
- シンカリオン N700みずほ
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- 全長:19.0m
- 重量:45t
- 運転士:霧島タカトラ
- 車両モードはN700系みずほ。「シンカリオン 700シリーズ」の1機。パワーに優れており、そのパワーを活かした攻撃を得意としている。武器は、動輪型鉄槌「ドウリンハンマー」。
- シンカリオン トリニティー
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- 全長:28m
- 重量:140t
- 運転士:五ツ橋ジョウ、五ツ橋ギン、霧島タカトラ
- シンカリオン 700シリーズの3体が合体することによって実現した初の3両合体シンカリオン。性能は謎に包まれているが、トップクラスの性能を持つと噂されている。必殺技は各車両先頭部の連結器カバーを開いて粒子ビームを同時に発射する「トリニティーストライク」。威力はグランクロスを大きく上回る。
- シンカリオン ドクターイエロー
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- 全長:35m
- 重量:255t
- 運転士:清洲リュウジ
- 車両モードはドクターイエロー。全シンカリオンの中でも全長と重量の数値が最も大きく、史上初の5両で変形するシンカリオンであり、初の検測車型のシンカリオン。変形可能な「レーザーウェポン」を装備。接近戦では剣状の「レーザーソード」、ガン形状の「レーザーブラスター」に変化させ、あらゆる敵に対応が可能。また、周囲に小型のバリアを張る「ケンソクレーザーシールド」も展開可能。頭部には相手の弱点などを探る「レーザースキャン」を搭載されており、一撃で相手を撃退する攻守共に圧倒的な力を持ったシンカリオンである。
- シンカリオン E5×ドクターイエロー
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- 全長:38m
- 重量:275t
- 運転士:速杉ハヤト、清洲リュウジ
- E5はやぶさとドクターイエローがクロス合体した最強形態であり、初の7両合体シンカリオン。E5×500の弱点だったエネルギー消費の問題を解決すべく超進化研究所名古屋支部と京都支部が共同で開発した。運転士であるハヤトとリュウジの適合率の誤差が0.2%以内でなければならない大きな制約はあるものの、合体後の戦闘能力は圧巻。必殺技は「超グランクロス」をさらに上回る大出力の粒子ビームを発射する「ウルトラグランクロス」。
- シンカリオン 923ドクターイエロー
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- 全長:26.5m
- 重量:100t
- 運転士:速杉ホクト
- 車両モードはドクターイエロー。従来のドクターイエローと違って2両で変形し、500こだまと同じく大人でも運転できるように開発されている。位置づけとしては、ドクターイエローの後継機というよりE5はやぶさ MkIIとのオーバークロス合体に対応するための機体である。使用武器は変形可能な「レールガン」。接近戦では銃形態の「レールガン」を剣形態の「トロリブレード」に変形させることで、あらゆる敵に対応が可能。頭部にはドクターイエロー同様相手の弱点などを探る「スキャンアイカメラ」が搭載されており、移動する相手を追尾することもできる。
- ブラックシンカリオン
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- 全長:26.5m/ドラグーンモード時19.5m/バーサーカーモード時34m
- 重量:100t/ドラグーンモード時150t/バーサーカーモード時120t
- 運転士:セイリュウ
- 漆黒の新幹線が「ブラックシンカギア」によって変形した姿。モードシンカリオン時は黒いE5と見間違える程に酷似するが、後尾車両は非対称。シンカリオンと怪物体との戦闘から学習したと思われる武器を備えている。必殺技は胸部からビームを繰り出す「デスグランクロス」。
- モードチェンジにより、竜騎士の姿となる「ドラグーンモード」に変化。火球を連続で放ち突進させる「ドラゴンレールアタック」という必殺技が使える。
- さらに、「バーサーカーモード」という最凶の姿に変化。二本の剣と無数のミサイルを装備し、遠近どちらの敵に対しても圧倒的な戦闘力を持つ。必殺技は「デスグランクロス」を上回る威力を持つ「ヘルグランクロス」。
- ブラックシンカリオン 紅
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- 全長:26.5m
- 重量:100t
- 運転士:セイリュウ
- 運転士の適合率が高まったることで覚醒したブラックシンカリオン本来の姿。通常の3倍という圧倒的なスピードを誇り、武器のダークカイサツソードも、パワーアップした「超ダークカイサツソード」になる。覚醒したことで剣技もバーサーカーモードを凌駕する。
- ブラックシンカリオン オーガ
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- 全長:28m
- 重量:135t
- 運転士:キリン
- 新たに出現した「謎の新幹線」が変形したシンカリオン。今まで登場したブラックシンカリオンとは全く異なり、その力はセイリュウの操縦するブラックシンカリオン 紅と互角以上。
テレビアニメ
2017年10月7日に発表され、2018年1月6日より放送開始。TVアニメのタイトルは『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』。TBS系全国ネット放送にて「アニメサタデー630」第2部(土曜あさ7:00〜TBS系列全国28局ネット)にて放送されている。なお、秋田県は半年遅れ、福井、徳島、佐賀の3県は放送対象外となっている。トミカハイパーシリーズに属する前番組「トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド 機動救急警察」に続き、タカラトミー主導のロボットアニメが再び同じ枠に収まることとなった。
当初は1年間の放送予定だったが、アニメの人気の高さとプラレールシリーズの売り上げの好調さから2019年以降の放送延長が決定。2019年2月9日に開催された「超進化研究所がおくる!冬のシンカリオン感謝祭」において、4月から新シリーズに突入することが発表された。TBS系列で放送されたテレビアニメの放送期間が1年を超えるのは『まんが日本昔ばなし』以来である。
2019年3月7日VFX-JAPANアワード2019にて「テレビ番組アニメCG部門 最優秀賞」を受賞。
平成最後の放送日となった2019年4月27日で67話を迎え、『ゾイド』と並んで平成最長話数のロボットアニメとなった。
2019年5月18日YouTubeにおいてテレビアニメシリーズの最終章突入が発表され、6月29日最終回を迎えた。
2021年1月19日テレビアニメシリーズ2作目となる「新幹線変形ロボ シンカリオンZ」の放送が発表される。放送局はテレビ東京系列に変更。
詳細はこちらの記事を参照→新幹線変形ロボ シンカリオンZ
なお、「この番組はフィクションです」。
ストーリー
スタッフ
協力
北海道旅客鉄道 (1話-76話) |
東日本旅客鉄道 (1話-76話) |
東海旅客鉄道 (1話-76話) |
西日本旅客鉄道 (1話-76話) |
四国旅客鉄道 (35話※配信版のみクレジット有り) |
九州旅客鉄道 (1話-76話) |
ジェイアール東海エージェンシー (1話-76話) |
ジェイアール西日本商事 (1話-76話) |
Google (1話-76話) |
鉄道博物館 (1話-76話) |
交通新聞社 (1話,41話) |
関根屋 (3話) |
京都鉄道博物館 (10話,17話,23話,30話,34話,35話,46話,58話,59話,60話,76話) |
テレビユー山形 (10話) |
しまだフーズ (12話) |
日本レストランエンタプライズ (12話,25話) |
クリプトン・フューチャー・メディア (15話,16話,18話,19話,26話,27話,47話,50話,64話,74話,75話,76話) |
キングレコード (17話,31話) |
カラー (17話,31話) |
グラウンドワークス: (17話,31話) |
リニア・鉄道館(19話,28話,38話,39話,40話,54話) |
九州鉄道記念館(21話,22話,36話,56話,60話,61話,62話) |
箱根湯本 えう゛ぁ屋(31話) |
国立科学博物館(37話) |
(C)さかざきちはる/JR東日本/dentsu(53話,54話,56話,60話,63話,76話) |
富士山れんげの会(65話) |
黒松本舗 草月 (66話) |
放送局
テレビ放送
配信
(※1)2018年9月26日から水曜6:00配信に変更。
(※2)2018年9月26日から水曜21:00配信に変更。
主題歌
オープニングテーマ
- 「進化理論」
(第1話 - 第76話)
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - Coffee Creamers / 編曲 - Soma Genda
- 歌 - BOYS AND MEN
- ※第1話,第64話,第76話ではエンディング曲として使用。
エンディングテーマ
- 「Go One Step Ahead」(第2話 - 第25話、第76話)
- 作詞・作曲 - 村上佳佑 / 編曲 - シライシ紗トリ
- 歌 - 村上佳佑
- ※配信版の一部は第2話 - 第26話。
- 「I WANNA BE WITH YOU」(第26話 - 第38話)
- 作詞・作曲 - TETSUYA / 編曲 - Jun Suyama、TETSUYA
- 歌 - TETSUYA
- ※配信版の一部は第27話 - 第38話。
- 「Go Way!」(第39話 - 第51話)
- 作詞 - すぅ / 作曲 - すぅ、クボナオキ / 編曲 - クボナオキ
- 歌 - SILENT SIREN
- ※第76話では挿入歌として使用。
- 「STARTRAiN」(第52話 - 第63話)
- 作詞・作曲 - Saku・天月ーあまつきー / 編曲 - Saku
- 歌 - 天月-あまつき-
- ※第64話では劇中歌としてのみ使用。第74話では挿入歌として使用。
- 「スタートライン」(第65話 - 第75話)
- 作詞・作曲 - ベリーグッドマン / 編曲 - HiDEX
- 歌 - ベリーグッドマン
挿入歌
- 「チェンジ!シンカリオン」
(第13話、第14話、第17話、第23話、第35話、第53話、第54話、第66話、第75話)
- 作詞・作曲・編曲 - 井上裕治
- 歌 - 山寺宏一
- ※元々は玩具版のテーマソングとして制作
- 「残酷な天使のテーゼ」
(第17話、第31話)
- 作詞 - 及川眠子 / 作曲 - 佐藤英敏 / 編曲 - 大森俊之
- 歌 - 高橋洋子
- ※配信版では別のBGMに差し替え
- 「クリスマス・イブ」(第49話、第50話)
- 作詞・作曲 - 山下達郎
- 歌 - 山下達郎
- ※配信版ではインストゥルメンタル版を使用
- 「SOMEDAY」(第58話)
- 作詞・作曲・編曲 - 佐野元春
- 歌 - 佐野元春
- ※配信版では別のBGMに差し替え
- 「Progress」(第69話)
- 作詞・作曲:スガシカオ / 編曲:武部聡志・小倉博和
- 歌 - kōkua
- ※配信版では「スタートライン」に差し替え
各話リスト
エヴァンゲリオン・コラボ
第17話及び第31話は、関連各社協力のもと「新世紀エヴァンゲリオン」とのコラボ回として放送され、アニメファンの間で話題となった。第17話では、運行終了目前となった新幹線500 TYPE EVAが登場し、テレビ放送版のみエヴァンゲリオンのテーマソングがBGMとして使用された。
また、第31話は1話まるまる使った本格的なコラボ回となり、公式ホームページはエヴァンゲリオン仕様の特別版に変化し、予告では葛城ミサト役の三石琴乃がナレーションを務めるなど、放送前から本気度を見せていた。本編でもエヴァンゲリオン主人公の碇シンジがシンカリオン 500 TYPE EVAの運転士として登場。また綾波レイ、惣流・アスカ・ラングレー、洞木ヒカリといったキャラクターも本編に登場。キャストも緒方恵美、林原めぐみ、宮村優子、岩男潤子といったオリジナルの声優が起用されている。
前例のないレベルのコラボに対し、SNSなどでの反応は凄まじく、テレビ放送時のツイッターのトレンドランキングでは、世界中で3位を記録。反響の大きさを受けて本放送の2日後に関東ローカルながら31話の再放送を急遽決定する異例の措置が採られている。(見逃した人保完計画)
映画
2019年6月22日テレビアニメ第75話エンディングにおいて、映画化決定がテロップで発表。さらに最終回である第76話放送後には、ティザービジュアルと特報が公開された。
タイトルは『劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』。2019年12月27日公開。詳細はこちらの記事を参照→新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X(専用記事)
用語集
- 新幹線超進化研究所
- シンカリオンの開発をおこなっている特務機関。10年前に現れた漆黒の新幹線と巨大怪物体に対抗する目的で設立。世界中に支部があるが、一般人には秘密にされている。
- 新幹線超進化研究所・東日本指令室大宮支部
- 埼玉県大宮の鉄道博物館の地下にあり、E5はやぶさ、E6こまち、E7かがやきが所属している。物語の中心となる場所でもある。指令長は出水シンペイ。
- 新幹線超進化研究所・山形支部
- 在来線の線路を利用しているためE5とE7が入線できない山形新幹線の区間をカバーするために設けられた分室。E3つばさが所属。本編では未登場。
- 新幹線超進化研究所・東海指令室名古屋支部
- 愛知県名古屋市のリニア・鉄道館の地下に設けられ、東海エリアを中心にカバーする。エース運転士である清州リュウジが乗るN700Aのぞみなどが所属。指令長は羽島リンドウ。
- 新幹線超進化研究所・西日本指令室京都支部
- シンカリオンの全国配備のため京都鉄道博物館の地下に新設された。大宮支部から転勤してきた速杉ホクト指導長が指揮を執っている。
- 新幹線超進化研究所・北海道指令室北海道支部
- 新函館北斗駅付近の地下にあり、北海道エリアを中心にカバーする。指令長は青函連絡船記念館摩周丸の館長でもある大沼ソウヤ。発音ミクの乗るH5はやぶさが所属。
- 新幹線超進化研究所・門司支部
- 九州エリアをカバーするため、福岡県門司にある鉄道記念館の地下に新設された。指令長は小倉アカツキ。最年少運転士の大空レイが乗る800つばめが配備されている。
- 捕縛フィールド
- 巨大怪物体を閉じ込め、戦闘中に民間人に被害を出さないためのフィールド。日本上空に浮かんでいる人工衛星から発射される。ただし、フィールドを維持できる時間はタイムリミットがある。
- シンカリオン・シム
- シンカリオンの運転士適合者の判断材料として用いられるシミュレータ。スマホやタブレットにインストールできるアプリゲームとして配信し、新たなシンカリオン適合者を見つけ出すために活用されている。
- 適合率
- シンカリオンの能力をどれだけ引き出せるかを数値化したもの。この数値が高い者でないとシンカリオンを動かすことすらできない。なぜか大人より子供のほうが高い数値を出せる傾向にある。
- Shinca
- 超進化研究所の職員に配られるIDパス。研究所に入るために必要な他、シンカリオンの発車、変形の場合にも必要になる。
- 超進化マスコン・シンカギア
- CV:じんぼぼんじ
- シンカリオンの運転席中央にあるコントローラ。Shincaと組み合わせることで発車、変形を可能にする。Shincaをタッチすることでシンカリオン発進時の認証を行い、超進化速度に到達後Shincaをスロットに挿入し「チェンジ、シンカリオン」と叫ぶことで「モードシンカンセン」から「モードシンカリオン」への変形指示を出すことができる。
- 超進化速度
- シンカリオンが新幹線からロボットに変形するために必要な速度。正確な数値は不明だが、時速1100キロを超えている。
- 漆黒の新幹線
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- 新幹線網に突如として現れる神出鬼没の謎の新幹線。その名の通り、車体は黒色で赤い帯が入る。高速で走行しながら車体から放出する粒子によって周りの建造物に作用し、巨大怪物体を誕生させる。
- 巨大怪物体
- 10年前に突如現れた正体不明のモンスターたちの総称で、漆黒の新幹線が放出する黒い粒子によって周りの物体や動物が巨大ロボに変化している。動力源等は一切不明で形態も出現する度に毎回変化している。出現の際に、超進化研究所によってその形態からコードネームが付与される。
コードネーム |
登場回 |
概要 |
レイルローダー |
第1,2話 |
栃木県片岡駅に出現し、付近にあった鉄道資材が融合 |
マッドフェリス |
第2話 |
福島県郡山市付近にあった廃遊園地のアトラクションが融合 |
フロストツリー |
第3話 |
宮城県名取市付近の雪原そのものが怪物になった姿 |
フロストツリーⅡ |
第4話 |
上記巨大怪物体が進化した姿 |
アイアンスチーマー |
第5,6,65話 |
石川県松任駅前から盗まれた蒸気機関車が怪物体化 |
スターストリーム |
第7話 |
東京湾岸大井車両基地付近の海面から出現。元の姿はヒトデ |
フュリアスフレイム |
第8話 |
新潟県長岡市の古志の火まつりの炎が人の姿に変化 |
マイティクラブ |
第9話 |
岩手県花巻市に出現し、蟹のような姿をしている |
ワイルドボア |
第10話 |
山形県大沢駅付近に出現。片目に傷のある野生のイノシシが変化 |
プログレスクリーナー |
第11話 |
廃品の掃除機に黒い粒子が付着し、巨大化 |
PSYディーバ |
第14話 |
アイドルユニットのお台場ライブ会場の女神型モニュメントが変化 |
ロープスパイダー |
第15話 |
クモと函館山のロープウェイのゴンドラが融合し怪物体化 |
ロープスパイダーⅡ |
第15,16話 |
ロープスパイダーがさらに巨大化し、冷凍用コンプレッサーを搭載 |
ビッグアイ |
第17,66話 |
レンズとタコ焼きが融合し怪物体化。大阪府道頓堀川上空に出現 |
レイルローダー2 |
第20話 |
レイルローダーの強化版。栃木県那須塩原市黒磯付近に出現 |
スカイ・ハイ・ギガブースター |
第21,65話 |
北九州市の遊園地にあるロケットのモニュメントが怪物体化 |
マントル・イーター |
第22,35話 |
桜島の溶岩の岩石が集まって怪物体化。35話では無数の個体数で出没 |
ノブナガスイグン |
第23話 |
伊勢志摩の海中から出現。織田信長が作らせた鉄甲船がモデル |
デヴィリッシュ・セルラー |
第24話 |
アズサのスマホに黒い粒子が付着し誕生した「極小怪物体」 |
インベイジョンプラント |
第28話 |
中京工業地域沿岸部にある工場が怪物体化。3体同時出現の巨大怪物体 |
マリーンハンター |
第29話 |
熱海の海にいたシャチが怪物体化。同じ見た目で2体同時出現 |
マオウ・ノブナガ |
第30,37話 |
本能寺跡に出現。織田信長の兜にスザクが命を吹き込んで怪物体化 |
キングシトエル |
第31話 |
JR熱海駅前に出現。どこか別の世界から現れたような姿をしている |
ガイスト・パンツァー |
第32話 |
豊野駅付近に出現。外観は戦車だが、姿を見えなくする装甲を持つ |
ファーストエネミー |
第33,40話 |
片岡駅上空に出現。10年前初めて出現した巨大怪物体と同型(土偶型) |
ギガントブリッジ |
第34話,67話 |
大鳴門橋が怪物体化。全長340mという驚異的な大きさを誇る。
67話で再登場した際は450mとさらに巨大化しパワーアップ。 |
- リンク合体
- 2機のシンカリオンを合体させて、それぞれの長所を引き出すシステム。E5はやぶさの上半身に、E6こまちまたはE7かがやきの下半身を合体させる形が基本的なパターンとなる。E6こまちが合体した場合はスピード、E7かがやきが合体した場合はパワーがそれぞれE5はやぶさに付加される。ただし、合体のためにはそれぞれの運転士たちが呼吸を合わせることが必要となる。
- 鉄分
- シンカリオンとの高い適合率を見せる運転士たちに共通している要素であり、シンカリオンの力の源となっている。ハヤトたちの戦いによって適合率に関するデータが集まってきたことで、その謎が少しずつ解明されつつある。
- クロス合体
- リンク合体の上位のシステム。E5はやぶさと500こだま、E5はやぶさとドクターイエローが可能。合体方法も通常のリンク合体と同じくshincaを使用する。対ブラックシンカリオンの切り札とされており、機体の強力なパワーを引き出すと同時に運転士の適合率を上昇させ威力も絶大だが、その分機体は大型化して負担も強いられやすい。
- 超進化電動貨物
- シンカリオン支援車両として開発された貨物列車。赤と黒をベースに超進化研究所のロゴが入ったF型交流電気機関車と専用のコンテナ付き貨車で構成。シンカリオンの戦いに必要な物資を現場へと運搬する。
- ウエポンコンテナ
- シンカリオンの武器として開発された特殊なコンテナ。超進化電動貨物に搭載することができる「コンテナモード」から「超進化タイタンパー」に変化することでシンカリオンと合体し、武器として使用することができる。
- トリニティー合体
- N700みずほ、700のぞみ、700ひかりレールスターの3機からなる「シンカリオン 700シリーズ」による合体システム。3機が合体することによって「シンカリオン トリニティー」となる。この合体によって運転士それぞれの負担が軽減され、より長い時間の運転が可能となる。ただし、700シリーズの運転士3人の適合率が同じ値でないと成功しない。
- キトラルザス
- 「地の底より這い上がりし種族」「滅びゆく種族」と名乗っていた敵勢力の名称。ヒトが地上に現れるよりもはるか昔から地球の内部で独自の進化を遂げていた。しかし、ここ数万年の環境の変化によって進化が止まり、滅びの道へと進んでいる。彼らは自らの絶滅を回避するためにヒトを排除して地上に君臨しようとしている。
- 黒い貨物列車
- 漆黒の新幹線にかわる新たな敵の車両。黒い粒子を振りまくだけでなく、牽引するコンテナで地底世界の生物「クレアツルス」を運搬し、地上を襲撃することができる。
- クレアツルス
- キトラルザスが名付けた、地底世界に住まう生物の総称。本来地底世界でしか活動できないが、特殊な装置(黒い大きな丸い球体)からエネルギーを補充することで活動を維持している。黒い貨物列車に運ばれて地上を襲撃する。
- 謎の新幹線
- キトラルザスのリーダー・カイレンとの戦いの終結後に突如として出現とした新しい漆黒の新幹線。新幹線の線路幅である標準軌区間ではなく狭軌区間を走ることができる。かつての漆黒の新幹線と同じく黒い粒子によって巨大怪物体を作り出す。
- オーバークロス合体
- 「謎の新幹線」の出撃後、シャショットに「オーバークロスモード」のプログラムが追加されたことで可能になった新たなるクロス合体。新幹線が侵入することができない狭軌区間に現れる敵に対抗するために飛行能力を獲得した。
- ブラックナンバーズ
- 新たな敵が繰り出す漆黒の新幹線の部隊。顔が銀の鬼のような仮面で覆われており、セイリュウのブラックシンカリオンとは細部が異なっている。それぞれ別個の場所で戦うことでシンカリオンを分散したり、1機のシンカリオンを集中攻撃したりと、さまざまな作戦を繰り出してくる。
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