『新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT』とはバンダイのプラモデル企画で生まれたガンダムシリーズの一つでありTVアニメ『新機動戦記ガンダムW』の外伝である。
1997年にプラモデル企画として誕生し、メディアミックスとして漫画版がコミックボンボンでときた洸一版が、コミックジャパンでみずきたつ版が連載された。ただしみずきたつ版は雑誌が1号で休刊してしまい他の雑誌で連載を再開する動きもあったが結局連載が再開することはなかった。そのため漫画版はときた版のみが完結している。
「ガンダムW」の外伝となっているがテレビ本編に登場した人物で今作に登場した人物はレディ・アンやカーンズぐらいで5人のガンダムパイロットは登場しない。
知る人ぞ知るマイナー作品だったが『SDガンダム GGENERATION-F』でシナリオが収録されファンの注目を集めた。
戦闘BGMがWと同じ世界観とは思えない(良い意味で)。
その後のGジェネには長らく登場していなかったが『SDガンダム GGENERATION OVER WORLD』でF以来12年ぶりに復活参戦した。ちなみに復活した理由は「ファンの要望が強かった」からである。
アナザーガンダムオンリーとなる『SDガンダム GGENERATION CROSSRAYS』でも参戦している。
声優はSDガンダム GGENERATIONシリーズ準拠。FとOW以降で一部のキャラクターの声優が変更されている。
声優が2名の表記の場合左がF、右がOW以降の担当声優。
アディン・バーネット - 声:優希比呂
主人公。17歳。ガンダムシリーズ(それも主人公)には珍しい熱血な性格。ガンダムジェミナス01のテストパイロット。
「オレがキメるぜ!」が口癖。兄を超えることが目標だがパイロットとしての技量はまだまだ未熟。
物語が進むに連れ、ガンダムのパイロットとしての自覚と責任に目覚めていく。
オデル・バーネット - 声:津久井教生
アディンの兄。23歳。冷静沈着な性格。パイロットとしての実力はかなり高く、ガンダムジェミナス02のテストパイロットを務めている。序盤でOZプライズに落とされるも潜入、敵地で新型ガンダムを作り上げる等、TV本編の5博士に負けないチート開発者で死亡フラグクラッシャー。エピローグで結婚した。
ルシエ・アイズリー - 声:池澤春菜
アディンの幼なじみでMS制御システムのプログラマー。意地っ張りな性格のためアディンとは喧嘩が絶えないがお互いに好意を寄せている。
ドクター・ペルゲ - 声:麦人
ガンダムジェミナス含むG-UNITを開発した天才科学者。そしてOZプライズを招き合流、今回の騒動を起こした諸悪の根源。その目的は自ら産み出したガンダムがどれほど戦えるか試したい狂人である。自身が死後は巨大戦艦「グランシャリオ」を地球に落とす制御プログラムを発動させる等本作屈指のド外道である。
外伝「ガリアレスト」にて「ウイングガンダムゼロ」を予め知っていた事が判明。ドクターJ達の同志であった事を匂わせている。
ロッシェ・ナトゥーノ - 声:堀川亮 / 柿原徹也
星屑の三騎士(スターダストナイツ)のリーダー。リーオーの改修機で専用MS「レオス」に搭乗する。
騎士道精神の信奉者。後に成り行きでMO-Ⅴに協力することになり、ガンダムL.O.ブースターに搭乗することに。
外伝「ガリアレスト」で、没落貴族出身でOZプライズリーダーにまで登りつめた努力家という設定が追加された。味方化するイケメンにだけ許された後付けである。
クラーツ・シェルビィ - 声:二又一成 / 津田健次郎
スターダストナイツの一員・・・だがヴァルダーがOZプライズを乗っ取った際にロッシェらを裏切った。
「寒い」「自滅」が特徴。
ブルム・ブロックス - 声:松尾銀三 / 稲田徹
スターダストナイツの一員。ヴァルダーに楯突いたため殺されてしまう。汚いアルゴ
ヴァルダー・ファーキル - 声:小杉十郎太
「暗黒の破壊将軍」の中二病すぎる異名を持つ冷酷な性格のOZ上級特佐。トレーズ・クシュリナーダをライバル視しており、トレーズと渡り合えるのは自分だけと豪語している。人物的にも技量的にもヴァルダーはとても閣下に敵いそうにないが
ルーナ・アルモニア - 声:島津冴子 / 花澤香菜
OZプライズの一員でMO-Ⅴにスパイとして潜入した。可憐な美少女でアディンと悲恋を演じることになる。
最終決戦で味方の砲撃により死亡したと思われたが生還し、エピローグにも登場した。
が、なぜかGジェネFのプロフィールでは死亡(ソリスも同様)と書かれてしまう。
復活参戦したGジェネOWでは修正された。そしてまさかの花澤枠。
ソリス・アルモニア - 声:冬馬由美 / 甲斐田裕子
ファンキーな髪型したルーナの姉。コロニーの破壊工作員として育て上げられたがガンダムのパイロットには選ばれずヴァルダーに拾われる。そのためヴァルダーに忠誠を誓っている。(ルーナも同様)アディンにガンダムのパイロットとしての覚悟を説く。「ガリアレスト」にて、ルーナより先に目覚めDユニットのAI戦闘プログラムの構築に協力した事が描かれた。
ソリス姉ちゃん。
シルヴァ・クラウン - 声:津久井教生
アスクレプオスを駆る銀仮面の男。一体何者なんだ・・・
GジェネOWとCRではプロフィール、シナリオ共に正体がオデル・バーネットと即バレされてしまう。
前半主役機体。ガンダムF90、ストライクガンダムのように様々な用途に応じてパーツを換装する「G-UNIT」と呼ばれる換装システムを搭載し開発された。しかし現在のところ地上用、宇宙用オプション、L.O.ブースターしか登場していない。またパイロットの精神状態によって機体性能を一時的に向上させる「PXシステム」を搭載している。この「PXシステム」を発動させるためには相当の才能、訓練、パイロットに合わせた調整が必要不可欠。
装甲材質はガンダニュウム合金を使用しているため防御力は高い。武装はチャージショットを可能とするアクセラレートライフルやビームソードと比較的標準。(W世界のガンダムとしては珍しい凡庸な装備である)カラーリングは白を基調としている。
後にときた洸一が作画を担当した「ガンダムEXA」で陸戦重装ユニットや大気圏内高機動ユニット等が登場した。後者はロボット魂との連動企画でフィギュア化されている。
ジェミナス01に高機動強化ユニット「システム03LOB」を装着させた形態。武装が変更され主武装がアクセラレートサブマシンガンになり、両肩のリフレクターシールドに装着されたスラストビームキャノンにより長距離への攻撃も可能になっている。読みは「エルオーブースター」。パイロットはアディンだが後にロッシェが搭乗する。
ロブスター。
ジェミナスの2号機。基本性能に違いはないが識別のため青色に塗装されているのが1号機との違い。
OZプライズの攻撃により大破、捕獲されてしまう。2号機は奪われるのがお約束。
捕獲したジェミナス02に追加装甲、強化パーツを装着させた形態。接近戦モードへの変形機構を備えており、水中から宇宙まで高い戦闘力を発揮することが可能。武装はビームソード、ラピッドショットの他に接近戦モード時に特殊兵装「バイソンクロー」が使用可能。もちろん「PXシステム」も装備されている。搭乗者はロッシェ→オデル(シルヴァ)
ズゴックガンダム。
アスクレプオスの発展型として開発された機体。アスクレプオスよりさらに性能が上昇している。
本体はアスクレプオスとほぼ同じだが外装がかなり変わっており、専用の剣を装備してたり。その最期は・・・ パイロットはクラーツ。
ハイゴッグガンダム。
コロニーの5博士が開発したヴァイエイトの改修機。ビームキャノンとジェネレーターが2基ずつ装備され、さらに攻撃力が増加した。ベース機は青色だが本機は紺色のカラーリングになっている。ちなみに紺色のカラーリングは「ガンダムウォー」以後であり以前は黒と赤のカラーリング。パイロットはソリス。
コロニーの5博士が開発したメリクリウスの改修機。プラネイト・ディフェンサーがさらに増加され、攻撃にも使用可能になった。ベース機は赤色だが本機は白いカラーリングとなっている。パイロットはルーナ。
OZの対ガンダム用兵器として開発された機体。が、その対ガンダムはトレーズが開発したガンダムエピオンと言われている。両肩のユニットは遠隔操作ビーム兵器となっており、オールレンジ攻撃が可能。また変形も可能。
PXシステムは搭載されていない。パイロットはヴァルダー。
ジオングガンダム。
後半主役機体。OZプライズに身を隠していたオデルが試作可変MSにバーネット兄弟の父親が開発したプラズマエンジン、ジェネレーターを組み合わせて製造した機体。武装にはビームランサーの他にバスターメガ粒子砲、ハイパーメガ粒子ランチャーと攻撃力が非常に高い。MA形態、中間形態(アサルトモード)に変形することができ、高機動戦闘を行うことも可能。パイロットとの神経接続によって機体を制御する「MSCS(精神同調型操縦システム)」を搭載しており高機動時の負荷を軽減する。両肩のリフレクトシールドにより攻撃(特にビーム系)を無力化し「PXシステム」も搭載しているため死角はない。ちなみに出力は18,945kW となっており同世界のウイングガンダムゼロの5倍以上
(ゼロは3,732kW)ととんでもない機体。これを超えるのは現在ターンタイプの2体のみである。パイロットはアディン。
ビグザムガンダム。
『月刊ガンダムエース』2019年8月号より連載がスタートしたまさかのG-UNIT新作。Gジェネレーション最新作「クロスレイズ」と連動する形で企画がスタートし連載された。作画と同時に本作ではシナリオもときた洸一が担当し、メカデザイナーも当時と同様にアストレイズの面々が参加している。
外伝作品であるG-UNITの更に外伝の話に相当し、本編9話と10話の狭間の時系列となり、工業都コロニーガリアレストを巡る戦いを描く。アルモニア姉妹生存の真実や、原作で数コマしか描かれなかったキャラの活躍、更にジェミナスシリーズの兄弟機等が登場する。本編当時やりたかったが話数制限で出来なかった事を改めて盛ったようだ。
なお、コミックス第1巻には特典としてゲーム『SDガンダム GGENERATION CROSSRAYS』で使用できるコードが付属しており、『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 天空の皇女』の登場機体であるロードアストレイΩとアストレイゴールドフレームアマテラスが先行入手できる。そこはG-UNITじゃないのか
工業都市コロニーガリアレストで何故か先行量産されていたジェミナスパーツと設計図をベースに、「メリクリウス」のデータを持ち入り防御力に特化させたジェミナス。体を覆うパーツに12基ものの「プラネイトディフェンサー」を装備しており、この防御力によってアルモニア姉妹を救い出した。L.O.ブースターに近い高速飛行形態も所持している。後頭部に何故か他の顔が付いている。名前の由来は双子座α星「カストル」。パイロットはガリアレストの青年アルファー・ルートディア。
3号機カスターと共に設計されていた、「ヴァイエイト」のデータを持ち入り攻撃力に特化させたジェミナス。貫通力の高いビーム狙撃を行う事が出来る砲撃タイプ。ジェミナス01や02同様PXシステムを搭載している。カスター同様に高速飛行形態になる事が出来る。こちらもどう考えてもヒートロッドらしい武器が頭部に装備されている。名前の由来は双子座β星「ポルックス」。パイロットは謎の金仮面ゴルド・クラウン。
「新機動戦記ガンダムW BATTLEFIELD OF PACIFIST」に登場した試作MS「スコーピオ」に連なる試作機。スコーピオが「メリクリウス」の装備に近い見た目をしているのとは逆に、こちらは「ヴァイエイト」に近く、大型ビームキャノンを二挺装備。メリクリウス・シェイヴァン同様にプラネイトディフェンサーを利用した拘束「ディフェンサーネット」で敵を捕らえキャノンで貫く。その様は毒が回り敵を動けなくする「蠍」の名を冠する性能を誇る。スコーピオがMSとしての運用が可能となっているのとは違い、こちらには試作AIユニットが背中に搭載されMDとしての運用がメインとなる。G-UNIT本編10話でたった2コマ登場し即戦死した登場したホワイトファングのドルニエ・ナバーロが遠隔操作している。
掲示板
72 ななしのよっしん
2022/11/29(火) 16:57:45 ID: 62yceMGRuQ
ヴァイエイトシュイヴァン&メリクリウスシュイヴァンキット化おめ
グリープ、バーンレプオス、ハイドラのHG(新フォーマット版)発売も期待
73 ななしのよっしん
2022/11/30(水) 09:09:12 ID: osQ5WsPHxm
この勢いだと完全新規のハイドラやグリープは出そう・・・グリープはノーヴィになりそうだが
74 ななしのよっしん
2024/02/03(土) 19:53:36 ID: Wo64KGkfCo
オペレーションガリアレストではない昔の方を読んでみたが、良作だった。読みやすいし、終盤はガンダムW本編の主題を裏付けてる
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/06(金) 11:00
最終更新:2024/12/06(金) 11:00
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