新沢基栄とは (シンザワモトエイとは) [単語記事]

新沢基栄とは、漫画家である。

概要

1980年に読切『３年奇面組参上』でデビュー。元々は妹の影響で少女漫画志望だったらしく、初期の作風にその片鱗がうかがえる。初連載作である『３年奇面組』は途中で『ハイスクール!奇面組』と改題、1987年まで7年に渡って連載が続いた。連載後期にアニメ化されたほか、近年になって舞台化もされている。

続く1988年には「週刊少年ジャンプ」で『ボクはしたたか君』の連載を始めるが、腰痛が悪化したため休載が続き、1990年に未完のまま連載終了となっている。それ以降は「Vジャンプ」に短期連載をしたり、読み切りを描いたり、短編集を出すなどするものの、長らく本格的な連載はない状態だった。

1999年から2000年頃に『帰ってきたハイスクール!奇面組』シリーズを発表、2001年から「月刊少年ガンガン」にて久しぶりの長期連載となる『フラッシュ!奇面組』を連載開始した。しかしまたも腰痛が悪化し、2005年 6月号の掲載を最後に未完のまま連載終了となった。

現在は「大人の科学マガジン」で学習漫画を描いたり、地元新潟県の祭りに協力したり、舞台の監修などをしたりして過ごしているようである。

作者は高校の頃、同級生と遊びでやった相撲が原因で、腰を痛めている。

また、『3年奇面組』連載時にコタツを机にしての執筆をつづけるなど、その後の執筆活動が腰痛を悪化させてしまう。この腰痛が原因で『ハイスクール!奇面組』の連載を続ける事が困難となり、当時の編集部との話し合いの結果、完結することとなったという経緯がある。

その後も『ボクはしたたか君』『フラッシュ!奇面組』を連載しているが、いずれも休載→再開断念となってしまった。