新造人間キャシャーン 単語

227件

シンゾウニンゲンキャシャーン

4.3千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

新造人間キャシャーンとは、吉田原作1973年タツノコプロ制作SF TVアニメーションである。

かつてはTV版、OVA版がニコニコで配信していたが、2015年4月30日をもって終了してしまった。

監督 笹川ひろし
音楽 菊池俊輔
制作 タツノコプロ
製作 吉田
話数 35話

概要

ロボットの脅威から人々を守るため自ら人間の身体を捨てて機械の身体となった主人公キャシャーンの悲哀を多く描いているなど、かなりシリアスストーリーで多少子供向けとしては難しい作品ではあったが、キャシャーン手なアクションシーン人気が高かった。 しかし、当時の社会背景スポンサー倒産などの理由によって、放送回数が短縮され35話となった。「キャシャーンがやらねばがやる」というナレーションは有名である。

派生作品

あらすじ

TV版

覚めたアンドロイド・BK-1は自らをブライキングボス名乗り、人類に宣戦を布告。 ロボットによる大軍隊「アンドロ軍団」を組織し、全世界へ攻撃を開始した。
BK-1の生みのである東博士息子也は、人の体を捨て新開発された機械のボディと融合。 強戦闘力を持つ「新造人間」へと生まれ変わった。
キャシャーンと名を変えた彼は、ロボットフレンダー、幼馴染少女ルナと共に、 人類の平和を取り戻すためアンドロ軍団に戦いを挑む。

――「新造人間キャシャーン」公式チャンネルより

OVA版

人類に反旗を翻したアンドロイドブライキングボス率いるアンドロ軍団は、 その圧倒的戦によって世界の大半を制圧。,
人間ロボットに支配されるという、暗の時代が到来していた。
そんな中、人々の希望素手ロボットを破壊し、 人類を解放に導くという救世主キャシャーン」の噂であった。

――「キャシャーン公式チャンネルより

実写版

そこはアメリカが存在しない世界。大東亜連邦共和遺伝子工学の権威・東博士は人体のスペアパーツを可とする新造人間開発に勤しんでいたが、その結果生まれたブライは人類に宣戦布告博士は、自分に逆らい戦場に赴いて戦死した息子也を新造人間としてよみがえらせた…。

――「CASSHERN」生放送ページより

主な登場人物

キャシャーン東鉄也) - 西川幾雄OVA草尾毅タツノコ VS. CAPCOM小野大輔
この物語主人公アンドロ軍団される世界や、ブライキングボスある意味生み出してしまったことを責められ続ける父親の姿を見続け、フレンダーが誕生したことをきっかけに新造人間キャシャーンになることを決意する。そこから彼の人であることをやめ、いつ自分の終わりが来るかもわからない孤独な戦いが始まったのであった。
アンドロ軍団と戦うことのできる数少ない存在ではあるが、存在としては人間よりもどちらかといえばその敵であるアンドロ軍団の方に近く、また自分の父親を危険にさらさないためにも正体を隠さねばならず、時には自分の使命との前の人命の選択に苦しむといったことも。しかし、その一方でブライキングボスともほぼ互に戦えるほどのを手にし、自分のエネルギーをほとんど使い果たすことで発射できる「破壊光線」などの必殺技も。
ただし彼には最大の弱点があり、それは燃費がとても悪いこと。動太陽エネルギーなので太陽を浴びなければ彼のエネルギーが補給されず、戦闘の際はすぐにエネルギーが切れてがよく見えなくなるなどフラフラになりピンチになってしまうのがある意味毎回のお約束である。
フレンダー - 加藤昭二(声優ではなくイシダプロの音スタッフ
キャシャーン相棒であるロボット也の飼い犬であったラッキールナアンドロ軍団から守るために死んだ際、ラッキー記憶を電子頭に埋め込んで作られた。
そのためロボットになっても以前と同じように也、もといキャシャーンと固いで結ばれている。ロボットとしては火炎放射や牙、攻撃のほかに「フレンダジェット」、「フレンダカー」、「フレンダマリン」、「フレンダタンク」の四形態に変形することができる。(鎧武士「どういう原理なんだ…?」)
キャシャーンエネルギーが異なるので永久的に動くことができ、たびたびエネルギー切れを起こすキャシャーンピンチを援護する姿が見られる。とはいえフレンダーがピンチに陥ることもあり、お互いにカバーしあいながら厳しい戦いを続けていく。
ルナ - 塚田恵美子(OVA冬馬由美
博士也が人間だった時の人。上博士の形見であるMF(マグネチックフィールドを片手にキャシャーンと共に戦う。也がキャシャーンに姿を変えても献身的にそのそばに付き添って共に戦っていくが、彼女自身は生身の人間であるためたびたびそのことが障害に。またアンドロ軍団に当然狙われており、ある意味キャシャーンとのを試される場面も多い。
彼女が頭に装着(?)している装飾がなにかは、作中では最後まで明らかにならない。(OVA版では外すシーンもあったが)
彼女の持つMFロボットの電子頭破壊するものであるが(そのため電子頭部に当てなければ実は効果がない)、作中では演出的なものなのかロボット全体が消滅することが多い。
光太郎 - 山内雅人OVAキートン山田
キャシャーン父親である博士キャシャーン誕生直後にブライキングボスにさらわれたため、彼の救出もまたキャシャーン的の一つである。
味方サイドも敵サイド大本をたどれば大抵の場合彼にたどり着き、またどうしてこんなことやったんだという研究内容も多いため、本人はいたって善良な人格者であるが視聴者からマッド扱いされることもしばしば(そのせいなのかOVAでは…)。
ワニー(東みどり) - 武藤礼子OVA高木早苗
キャシャーン母親。夫とともにアンドロ軍団にさらわれたが、息子であるキャシャーン支援するために東博士によって原子レベルまで分解された生体データにされ、一家が買っていたペットロボットのスワニーの電子頭の中に収納された。なぜかスワニーをブライキングボスがとても強く着しているため、アンドロ軍団っただ中でキャシャーンスパイのような形で働く。
キャシャーンとは逆に月の光を浴びないとみどりとして会話をすることができず、その結果大概の場合重要情報に伝達されるのでキャシャーンは自分の苦手な間に戦闘することに。
ブライキングボス - 内海賢二
アンドロ軍団の首領で、元は東博士に作られた公害処理用ロボットBK-1。上述のとおり落を浴びてある種暴走した形に(OVAでは…)。通称はブラキン
圧倒的な人間を征する一方で、スワニーに対してやたらと着を示したり、なんとなく人間のまねをしてみたりといささか可笑しみのある部分も(接待ゴルフはともかくソープて…)。
OVA版では声優が共通しているが(というかSinsでも)、原作でのコミカル要素は全くなく中の人も相まって某拳王様のような格を漂わせている。
バラシン - 立壁和也(現たてかべ和也)(OVA菅原一)
博士製のアンドロ軍団の三体の幹部の一体で軍事部長。その役割のため前線に出ることが多いが、粗暴な性格のため基本的に多数の兵士での押しくらいしかせず、キャシャーンたちに全滅させられて逃げ帰る、という場面がしばしば描かれる。Sinsにもゲストとして登場する。
アクボーン - 仲木隆司田口(第4話のみ)(OVA二又一成
博士製のアンドロ軍団の三体の幹部の一体で製造・技術部長。たいていの場合は後方で新制作している。残な性格ではあるがどこか間が抜けており、ブライキングボスからバカボーンと呼ばれてしまったことも。
OVA版ではとてもかっこよくリファインされており、原作と違ってやたらと大物感が出ていたがあっさり退場してしまった。
サグレ― - 加藤修(OVA天野由梨
博士製のアンドロ軍団の三体の幹部の一体で情報部長。何かとどこか間の抜けた感のある三幹部の中では、各地にスパイロボットによる諜報網をり巡らせており、キャシャーンたちをたびたびピンチに追い込むなど活躍の機会が多い。
上述の声優部分を見ると明らかな通り、OVA版ではなぜかグリ女性化されており(というか実写版でも)、三幹部の中で一複数回に出演した。ただし、何故かSinsには一再登場しなかった。
ワルガーダー
第8話から登場したロボットフレンダーに対抗するには野獣しかないということで、とても固い金属であるマーケン製でフレンダー同様変形機までついている。
それまで無敵であったフレンダーに対抗しう物語を通したライバルではあるのだが、後半になるにつれその回の新ロボットの性テストで対戦相手にされぼこぼこにされるというかませ犬的な役割に…。
ロボット兵
アンドロ軍団の一般兵で、アニメにおける量産型ロボットの初期の例である。一番知名度の高いロボの他、物語が進むにつれて次々と新しい量産機が作られキャシャーンたちを苦しめる(ピエロボットなど一回限りのものもあるが)。でも何が的でこんなロボット作ったんだというロボも結構いるような…。
ルッツェ\(`д´ )ブラキン!だけしゃべる意志のない機械…、というわけではなく一体ごとにきちんと自があり話すこともできる。そのため裏切って人間側につくものも。
圧倒的な世界を征するアンドロ軍団ではあるが、量産型であるためブラキンたちと構造が違うのか、初めてアンドロ軍団ロボットを倒した存在がフレンダーになる以前のラッキーであるように、うまく戦えば一般人でも撃退することができる。そのためキャシャーン一行以外にもその話のゲストキャラにやられることもしばしばある(や重機にまで)。

主な楽曲

関連動画

関連静画


関連生放送

タツノコ劇場での配信、およびそれに伴うニコニコアニメ名作劇場での放送とは別に、2013年将棋戦の際にTV版、OVA版、実写版一挙放送された。



関連項目

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/04/24(水) 06:00

ほめられた記事

最終更新:2024/04/24(水) 06:00

スマホで作られた新規記事

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP