日本エアコミューター(日本エアコミューター株式会社、Japan Air Commuter)とは、日本の航空会社のひとつである。
日本航空(元々は旧・日本エアシステム)の子会社(鹿児島県奄美市なども出資する第3セクター)である。当初は親会社と異なり世界的な航空連合「ワンワールド(oneworld)」に加盟していなかったが、2020年10月25日に同じJALの子会社である北海道エアシステムとともに加盟した。
通称JAC(ジャック)。
日本エアコミューター Japan Air Commuter |
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| ICAOコード | JC |
| IATAコード | JAC |
| コールサイン | COMMUTER |
| アライアンス | ワンワールド |
| 保有機材数 | 14機 (2018/1現在) |
| ハブ空港 | 鹿児島 |
| 就航地 | 14都市 (2018/1現在) |
1983年12月に運航を開始。鹿児島県の奄美群島のコミューター路線を運航するため、旧・東亜国内航空(TDA)(→日本エアシステム→日本航空)と鹿児島県名瀬市(→奄美市)など奄美群島の市町村が出資する第三セクターとして設立。
元々は奄美群島を中心に路線があったが、日本エアシステムから西日本のローカル線の移管を受け、九州地方・中四国地方・大阪国際空港(伊丹)発着路線を中心に徐々に路線網を拡充していった。1994年には但馬飛行場(但馬空港)の開港に伴い、同飛行場への路線を伊丹空港から開設。JACは鹿児島県市町村出資の第三セクターであったためか、兵庫県から機材の無償貸与などの手厚い支援を受けた。後にこの路線は「但馬修行」として航空ファンの間で知られることとなる。
その後日本エアシステムは日本航空と経営統合し、JACはそのままJALの子会社となった。
2000年代に入り日本航空は経営が悪化、それに伴い2007年には北海道までの路線(松本~新千歳)を運航することとなった。
機材は2018年1月現在はSAAB340型機、DHC-8-Q400型機、ATR42-600型機の3種類である。かつてはドルニエ228型機、YS-11型機も使用していた。JACは国産旅客機のYS-11型機を日本で最後まで運航していた航空会社としても知られる(2006年に退役)。
2010年のJALの経営破綻により、松本~新千歳線などJACにおいても路線網の見直しが図られた。その後2015年以降からは、JACからJ-AIRへの路線移管により、JACが運航する路線網は急速に縮小しつつある。2017年にはとうとうJACの金城湯池であった、奄美空港・徳之島空港発着路線までJ-AIRへの路線移管されることとなった。
2018年7月からは那覇空港への路線を開設。奄美空港から徳之島空港と沖永良部空港を経由して那覇空港まで運航する路線となる。路線網の縮小が続いている中では久々の新規路線開設となる。
2019年10月に九州地方の地域航空路線を持続可能なものにするために発足した地域航空サービスアライアンスに参加。
2020年10月25日、航空連合のワンワールドに加盟。また、運送の共同引受が開始され、全便がJAL便として運行されるようになった。
2022年10月30日、先述の地域航空サービスアライアンスの取り組みにより、系列を越え全日本空輸(ANA)とのコードシェアが開始された。
将来的にはATR42型への機種統一とJ-AIRへの路線移管が更に進むこととなるため、設立当初の奄美群島発着路線を中心に運航する形に回帰することとなる。
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最終更新:2025/12/09(火) 15:00
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