日産・アベニールとは、1990年~2005年に日産自動車が製造をしていたステーションワゴン型の乗用車である。バリエーションの一部には商用のライトバン仕様も存在した。
車名の由来は、フランス語で「将来」や「未来」から。初代の途中からフランス語で「やあ!」や「こんにちわ」の意味を持つ「サリュー」のサブネームが付いた。過去に存在をしていた、スカイラインやブルーバードのステーションワゴン仕様とライトバン仕様を統合させたのがアベニールである。
ライトバン仕様は初代が「アベニール・カーゴ」となり、二代目が同じボディながらも名称を「エキスパート」として販売がされていた。
1990年に登場。日本仕様のみがアベニールの名称を使用しているが、ヨーロッパ市場では同車格のプリメーラ・ワゴン(初代・P10型のみ)として販売がされていた。エンジンいずれも4気筒で、ワゴンは2000ccと1800ccのガソリンエンジンが搭載をされ、カーゴはガソリンの1600ccとディーゼルの2000ccが用意された。すぐにワゴンとカーゴに4WD車を追加。ワゴンは2000ccエンジンにカーゴはガソリン1600ccに設定をされた。ミッションは5速MTと4速ATが、ワゴンとカーゴ共に用意される。
1993年にマイナーチェンジ。ワゴンに2000ccのディーゼルターボエンジンが追加がされる。1800ccのエンジンがシングルポイントインジェクション方式から2000ccと同じマルチポイントインジェクション化がなされ、パワーアップ化がされる。最上級グレードが追加をされ、皮貼りシート仕様となる。ボディカラーもダークグリーンが追加となった。
1995年にワゴンのみがマイナーチェンジ。「カーゴ」との差別化を図るためにワゴンのリアセクションを大幅に変更がされる。これまでの曲線を効かせたデザインから、直線的なデザインとなる。またリアハッチのガラス部分のみが開くガラスハッチもワゴン全車に搭載をされる。インパネもP10型プリメーラの同じものが採用がされ、運転席エアバックが標準装備化がされる。また4WD車に2000ccのガソリンターボエンジン仕様も追加される。なお、カーゴは従来のデザインのままである。
イメージキャラクターは、前期型が歌手で女優・甲田益也子が起用。1995年からは女優・松嶋奈々子が起用された。
1998年にモデルチェンジ。先代モデルではリアサスペンションが半独立懸架式であったが、このモデルで4輪独立懸架式となる。車名もアベニールのみとなる。エンジンは4気筒の横置き方式で、2000ccはガソリンはNA仕様の他にガソリンターボとディーゼルターボの3種類が用意され、ガソリンの1800ccの4種類が用意された。ミッションは4速ATの他に1800ccにのみ5速MT、2000ccのNA仕様にはCVTが用意される。駆動方式はFFがディーゼルターボエンジン、2000ccのNA仕様、1800ccで、4WDは2000ccのNA仕様とターボエンジンに用意される。カーゴはしばらくは先代モデルを継続生産がされたが、1999年には「エキスパート」として独立したモデルとなる。
2000年にマイナーチェンジ。フロントデザインを変更をされ、インパネも大幅に変更される。ディーゼルターボエンジン仕様と1800ccの5速MT仕様は廃止となる。また全グレードに足踏み式パーキングブレーキに変更される。また、車高を上げタイヤを大径のタイプを入れた「ブラスター」が登場。エンジンはNA仕様の2000ccのみで、FFと4WD仕様が用意される。
2002年にマイナーチェンジ。フロントマスクにあった、アベニールのオリジナルのマークから、日産のCIマークとなり、2000ccのエンジンがSRから、プリメーラにも搭載されるQRに変更をされ、ターボエンジン仕様も廃止される。
2005年に日本国内のステーションワゴンの需要低下によりモデル廃止となる。2006年には「エキスパート」もライトバンのADバンと統合をされる。
イメージキャラクターは、前期型のみであるが女優・稲森いずみを起用し、音楽もB'zが採用された。
掲示板
掲示板に書き込みがありません。
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/18(木) 08:00
最終更新:2024/04/18(木) 08:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。