日産・ウイングロード(WINGROAD)とは、日産自動車が1996年から製造・販売をしているステーションワゴン型の乗用車である。タイ王国で現地生産をしている小型ピックアップトラックの名称でもあるが、ここでは日本国内で販売されている方を取り上げる。
車名の由来は市街地からアウトドアまで、ライフエリアの大きな広がりをイメージさせる英語の「翼(WING)」と「道(ROAD)」をかけあわせた造語で、日産の小型乗用車・サニーをベースにしている。名称は七代目ブルーバードのステーションワゴン仕様の名称でもあったが、小型ステーションワゴンのサニーカルフォルニアとADワゴンを統一させる意味でウイングロードの名称となった。
現在の日産車の中で唯一のステーションワゴンでもある。
1996年に登場。1990年に登場をしたサニーカルフォルニアとADワゴンを統一をし、リアデザインを大幅に変更をさせて新モデルとして登場。マツダにもOEM供給で、ファミリアワゴンの名称で1998年まで販売されたモデルでもある。現在はライトバン仕様のみ供給中ある。内装は七代目サニーのインパネを流用している。
エンジンは、4気筒で1800cc1500ccガソリンエンジンと2000ccディーゼルエンジンの3種類が用意され、
駆動方式もFFと4WDの選択が可能で、1800ccが4WDのみとなり、1500ccはFFと4WDが、
ディーゼルエンジンはFFの組み合わせとなる。また1500とディーゼルでは5速MTと4速ATの選択も可能で、1800ccは4速ATのみとなる。
1997年にはマイナーチェンジ。フロントデザインを変更し、オーディオとエアコン操作部の位置を変更し使い勝手が向上をした。
イメージキャラクターとして、女優・江角マキコと芸人・ナインティナインを起用。1996年の『FNSの日』での視聴者クイズの景品としてウイングロードが贈られている。
1999年に初のフルモデルチェンジをする。9代目サニーをベースに用意されてエンジンは従来の1500ccに加え、高性能の2000ccが用意された。ミッションも5速MTと4速ATに加え、2000ccにはスポーツモード付きのCVTが用意された。
駆動方式は当初はFFのみであったが、すぐに1800ccの4WD車もライアップに加わるようになる。
2001年にマイナーチェンジ。ライトバン仕様のADと差別化を図るために内外装を大幅に変更。P12型プリメーラを意識をしたデザインとなる。エンジンも2000ccはプリメーラと同じ形式のエンジンに変更をされるが、スポーツモードCVTはそのまま起用。この大幅な変更により、販売台数が伸び、販売台数で常に20位内に入って来るほどのヒットモデルとなった。
2002年に1500ccのみに用意されていた5速MT車は廃止となった。
このヒットのおかげで、三代目モデルに移行するまで常に特別仕様車が登場をしていたほどである。
2005年にモデルチェンジ。ベースをサニーからティーダラティオとし、曲線を利かせたスタイリングとなった。エンジンを1500と1800のガソリンエンジンのみとなり、ミッションもFFにはCVTを4WDには4速ATを起用。1800ccのみにマニュアルモード付きCVTとなる。
2007年にステーションワゴンのステージアが廃止されて以後は、日産車で唯一のステーションワゴンとなる。
2008年に一部改良。グレードの追加及び排ガス規制をクリア。
2012年に一部改良。後席中央部のシートベルトが追加される。
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最終更新:2024/04/19(金) 21:00
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