星の母

星の母(Star Mother)とは、クトゥルフ神話TRPGにおける怪物の名前である。

概要

クトゥルフ神話TRPGのシナリオ由来の存在。外なる神のくせしてPC達とのガチ対決を前提に調整されているやべーやつである。
ソースブック『キングスポートのすべて』に収録されている。

別名〈幽霊船の女神〉。後述の人食い部族は〈グワンダアク〉(G'wanda'ak)と呼んでいた。彼女の現在の名前はこれを直訳したもの。

彼女は地球に落下した下級の異形の神の幼生である^[1]。
幼児くらいの大きさの黄緑色をした石の塊で、顔はないものの、いわゆる「石器時代のヴィーナス」に似ている。
この石は、1730年代まではカリブの人食い部族に崇拝されていたのだが、いろいろあってマサチューセッツ州のとある港町近海の古い沈没船で眠っている いた。

この怪物は鉛筆ほどの太さの索条を大量に自分の住処に張り巡らしており、この寄生植物のような根と触手によって船を潜水・浮上させることができるという。彼女が自力で補修した箇所(例えば船の帆)は、黄緑色の粘着性の膜で覆われ、これは暗いところで光る。ただし大砲は修理不可で邪魔だったので海中に投棄している。
他の能力としては霧の創造、ゾンビ(というか骸骨)の創造と操作がある。また、周囲の苦痛と死、狂気から力を吸収しいくらでも強くなることができる。

なお、かつてこのアメリカの港町にいた邪教団は、彼女と同じ輝きを放つ「何か」を崇拝していた。また、彼女の体組織の破片はどこかの海底に根付いて、再生体として成長する日を待っているかもしれない(シナリオ中でその可能性が明言されていた)。

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登場シナリオ： 『地獄の船／Dead in the Water』 － ケビン・ロス (ケヴィン・A・ロス)

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関連項目

• マーティン浜辺の恐怖 - ソニア・グリーン&ラヴクラフトの小説。同じ街で数年前に起こった事件という設定
• クトゥルフ神話
• 外なる神
• 異形の神の幼生

脚注

1. *この街のどこかには『外なるもの』というそのまんまの名前をした魔道書が存在し、その中に正体のヒント(だけ)が書かれている。