星色のおくりものとは (ホシイロノオクリモノとは) [単語記事]

星色のおくりものとは、TAKUYO 製作の女性向け恋愛アドベンチャーゲーム（乙女ゲーム）である。

概要

プレイステーション2版が2007年 11月8日、PSP版が2008年11月27日に発売された。

原画は藤間麗。

TAKUYOの作品で一番眼鏡率が高い作品かと思われる。

ソラユメと同系統で話に力を入れており、シリアスで感動できる作品となっている。

ストーリー

舞台は、東北地方にある、廃校寸前の高校。

生徒は主人公を含めてわずか3人。3人が揃って卒業する次の3月で、廃校になることが決定しています。

小さな村であるがゆえに、物心つく頃からずっと一緒に過ごしてきた3人。

進路をどうするのか。この村に残るのか、多くの人の後を追って街へ出るのか。

互いのコトが気になって、あまりに近すぎて、うまく前に進めない幼なじみたち。

7月7日、七夕。星降る丘の上。

由本桜衣は寝そべりながら、瞬く星空を眺めていました。

辛いことがあったとき、悩みごとがあるときには。

彼女は夜にこっそりと家を抜けだして、ひとり、丘の上で星を眺める。

それが幼なじみたちにも秘密の、彼女なりの眠れない夜の過ごし方でした。

と、そこへ、突然、人影が現れます。

「なにを、されているんですか？」

壁をつくらない静かな微笑みをたたえながら。

無数の星のまばたき。

青葉薫る夏風。

切なく七夕の星が瞬いて、どこまでも綺麗な夜でした。

次の日。

桜衣は丘の上で出逢った男の人のことを、幼なじみ達に話します。

しかし。

「夢でも見てたんじゃねーの」

と、一笑に伏せられる始末。

にわかには、信じてもらえませんでした。

そして。

夏休みも終わり、残暑厳しい二学期の始まりの日。

突然現れた、季節はずれの『転校生』。

それはあの七夕の夜、星祭りの夜に出逢った人でした……。

素朴な風景を舞台に、たったひとりの女の子と星を巡る青春の恋の物語が始まります。

（公式サイトより）

主な登場人物

由本桜衣（よしもと　あい）　※名前変更可
好奇心が服を着て歩く幼なじみ3人の中のリーダー格。
困っている人を見ると無視することができない。
学力は３人の中で最も高く、進学校に進むこともできたが村に残った。

稲船隆志（いなふな　たかし）CV：水島大宙
 夏休みが終わった9月、3年生の2学期という季節はずれの時期に転校してきた。
桜衣とは七夕の夜、星降る丘の上で会っている。
性格はのほほんとした天然系で怒っている姿を誰も見たことがない。
しばしば不思議な発言を繰り出し周囲を困惑させるが、本人にまったく自覚がない。

鳴滝誠悟（なるたき　せいご）CV：岸尾だいすけ
 桜衣の幼なじみ。誰とでもそつなく付き合えるクール系。
性格もクールでサラっとキツイひと言をお見舞いするが、時折熱い一面を見せることも。
部活動は陸上部に所属。走り高跳びでは県内随一の成績を記録している。
クラスメイトの中では一番落ち着いており、あまり自分からは喋ろうとしないが、桜衣だけはかなり甘やかしている。

明戸紳（あきと　しん）CV：真殿光昭
 桜衣の幼なじみ。
基本的には明るく面倒見がよいものの、人見知りで、手先は器用だが内面不器用な性格。
桜衣をからかっては誠悟にやり込められてしまう。
趣味は写真を撮ること。

鳴滝宗哉（なるたき　そうや）CV：平川大輔
 桜衣たちの担任教師で、桜衣にとっては幼なじみの頼れるお兄さんでもある。
露骨に主人公びいきの言動をとることが多く、男子生徒の間から非難の声があがることも。
大学時代、都会に出て一人暮らしをしていたが、卒業後なぜか村に戻ってきた。
その当時のことは誰も知らず、本人も決して語ろうとしない。