映画刀剣乱舞とは (エイガトウケンランブとは) [単語記事]

本項ではメディアミックス作品について記述しています。
原作であるブラウザゲーム『刀剣乱舞』については
個別記事をご参照ください。

任務、織田信長　暗殺──

「映画刀剣乱舞」とは、DMMゲームズ（DMM.com）とニトロプラスによる刀剣育成シミュレーションゲーム『刀剣乱舞-Online-』を原作とする映画である。

2019年 1月18日に公開。

2020年 1月11日、ゲーム五周年記念トークイベントにて続編の制作が発表。公開は2021年を予定。

概要

2018年 3月7日、東宝より製作が発表。メディアミックスにおいては先行して2.5次元（ミュージカル/舞台）が展開されていたが、初の実写映画化となる。

キャストが発表されたのは三日月宗近、山姥切国広、薬研藤四郎、へし切長谷部、不動行光、日本号、骨喰藤四郎、鶯丸の8名。
うち５名は舞台『刀剣乱舞』のキャストが続投。日本号役に岩永洋昭、骨喰藤四郎役に定本楓馬、鶯丸役に廣瀬智紀が新たにキャスティングされた。

監督は耶雲哉治、脚本は小林靖子。
耶雲哉治はCM、MV、映画「暗黒女子」にて監督を務めたほか、映画館ですっかりお馴染みとなったマナームービー「NO MORE 映画泥棒」のディレクターである。
小林靖子はテレビアニメ「灼眼のシャナ」「ジョジョの奇妙な冒険」のシリーズ構成や、特撮ドラマ「仮面ライダー電王」「烈車戦隊トッキュウジャー」の脚本で知られており、それぞれが映画に向けてのコメントを発表している。

公開前の動き

2018年 10月31日、ポスターおよび追加キャストが解禁。
織田信長役に山本耕史、羽柴秀吉役に八嶋智人が出演する事が発表。両氏からもコメントが発表された。
同日、前売券（ムビチケ）、オリジナルグッズ付き前売券、上映劇場一覧が公開。

2018年 12月4日、関連書籍として同作のコミック・小説・フォトブックが発売される旨が発表。
コミックは上下巻、大柿ロクロウが担当。また小説は脚本を基に時海結以が執筆、通常版とストーリーを易しくノベライズしたジュニア文庫版の２種類となる。

2018年 12月20日、予告編ムービーが解禁。
主題歌は西川貴教の「UNBROKEN（feat.布袋寅泰）」で、作曲およびギターを布袋寅泰が務める事が発表。両氏のコメントも発表された。

2018年 12月22日、日テレプラスにて特番『『映画刀剣乱舞』裏側スペシャル～銀幕の刀剣男士～』が放送。
主にスタッフ・キャストのインタビューで構成され、映画の見所の他、キャストによる裏話やオフショットなども盛り込まれている。

2018年 12月25日、『「映画刀剣乱舞」大展覧会』を東京・京都・愛知の三都市、およびロケ地となった安土城を擁する伊勢忍者キングダムにて開催すると発表。映画で使用された衣装・小道具のほか、再現セットやフォトスポットが展示。記念グッズが販売された。

2018年 12月26日、映画公開を記念して2019年 1月3日～1月17日の間、ADトレインがJR山手新新型車両（E235系・1編成）で展開されると発表。
期間中は車内の中吊り広告が映画一色になったほか、デジタルサイネージにて特別映像が放映された。

2018年 12月27日、25分の特番『「映画刀剣乱舞」徹底解剖スペシャル』が「GYAO!」にて配信開始。
同日、完成披露試写会がTOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催。上映終了後にキャストと監督が登壇して舞台挨拶を行った。キャストは役柄に合わせたタキシード姿でレッドカーペットに登場。撮影中の裏話などが披露され、会場が笑いに包まれる一幕も。
なお舞台挨拶とアフタートークの様子はLINE LIVEで配信され、最終的に視聴者数は40万人を突破。後日ダイジェスト版が配信されている。

2019年 1月1日より「GYAO!」にて本編映像が特別に独占配信。

2019年 1月9日、耶雲監督が製作に携わる「NO MORE 映画泥棒」と本作のコラボが発表。3話構成となっており、1週毎にエピソードが更新され、上映冒頭に特別映像が流れた。同日、初日・2日目の舞台挨拶が決定。

公開後の動き

2019年 1月31日、ニコニコ生放送にて特別番組が放送。
耶雲哉治監督をはじめスタッフが生出演してのトークの他、プレミアム会員向けの視聴パートでは様々な撮影秘話が語られた。

2019年 2月5日、全国の映画館で2月11日に応援上映の開催が決定。当該上映が予約可能となった直後にTOHOシネマズの予約サイトがアクセス過多でサーバーダウンするという椿事に見舞われつつ、主要な会場は軒並み満席となった。
応援上映当日は刀ミュでお馴染みペンライトやうちわを持参する者あり、（鳴り物は持ち込み禁止なので）口で法螺貝を真似する者あり、桜や藤の造花を振って応援する者あり、様々なレポートがSNS上で報告され、好評を博した。→Togetterまとめ
これを受けて上映期間の拡大、および応援上映の再度開催が決定。

2019年 3月2日、爆音上映・マサラ上映で知られる兵庫県尼崎市の映画館「塚口サンサン劇場」にて、特別音響上映、および応援上映が開催。チケットは即日完売した。
応援上映は公式サイトのレギュレーションに沿って鳴り物持ち込み禁止だったが、担当者のはからいと好奇心により、法螺貝を持った参加者が複数参加。劇場前で鳴り響く法螺貝の音を合図に入場開始となり、盛況のうちに応援上映は終了した。→Togetterまとめ

2019年 3月14日、台湾の映画配給会社「天馬行空」がFacebookにて台湾での上映を行うと発表。公開は4月19日。

2019年 3月20日、Blu-ray/DVDの発売が告知。発売日は2019年 6月19日。
豪華版にはキャスト9名による撮り下ろしダイジェストビジュアルコメンタリーのほか、「NO MORE 映画泥棒」コラボ全３話、メイキング・イベント映像、映画公開記念特番などが収録される。
またオリジナル特典つき法人別バンドル商品も9種類発表。詳細は公式サイトを参照。

2019年 4月15日、5月17日から2週間限定・全国76館で4D版（4DX/MX 4D）にて上映。併せて「NO MORE 映画泥棒」コラボ全３話も上映。

2019年 6月5日、DMM.comにてデジタルセルが開始。詳細は配信サイトを参照。

あらすじ

西暦二二〇五年、歴史の改変を目論む歴史修正主義者によって、過去への攻撃が始まった。
時の政府により歴史の守護役を命じられた審神者さにわは、かつての刀剣を目覚めさせた。歴史修正主義者が送り込む、時間遡行軍と戦うために。人の形をとったそれらを、“刀剣男士”という。

天正十年六月二日　京・本能寺。
明智光秀が織田信長を襲撃した“本能寺の変”に、歴史改変の魔の手が迫っていた。
燃える寺から信長を逃がし歴史を変える、そんな時間遡行軍の計画は、刀剣男士たちの活躍により打ち砕かれた。
ところが、無事任務を終えて帰還した彼らに届いた「織田信長生存」の一報。
本来の歴史に戻すため、刀剣男士たちは織田信長暗殺を目的に再び過去へと出陣するのだった。
どうやって信長は生き延びていたのか、怪しい動きをする影、そして立て続けに歴史介入をしてくる時間遡行軍。彼らの本当の狙いに気付いた三日月宗近は…
正しい歴史とは何か。“守るべきもの”を守る戦いが、今始まる！

（公式サイトより）