春風(艦これ)とは (ハルカゼとは) [単語記事]

「神風型駆逐艦の3番艦、春風と申します。
司令官様、どうぞお見知りおきくださいませ。」

春風（はるかぜ）とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん」に登場する艦娘の一人である。

春風をお呼びで御座いますか？

2016年 5月3日未明より開始された春イベント「開設！基地航空隊」の最終海域E-7でのドロップ艦として追加された。邂逅する確率は比較的高いが、ボスマスのみでのドロップとなるため、万が一難航した際にはそれ相応の資源の消費を覚悟しておこう。
2021年 7月現在、通常海域の7-3-2でもドロップする。

睦月型の前級である神風型駆逐艦の3番艦である。同時実装された神風同様、和服・袴・編み上げブーツを身に着けた、大正浪漫スタイル。髪型は艦これでは初となるツインドリル。風流な見た目からも分かる通りお嬢様のような性格で、持っている和傘もその印象を強調させている。
また、姉の神風よりも明らかに大きい、駆逐艦としてはかなり厚めの胸部装甲を持っている模様。
改造LVは神風と同様で50と高く、駆逐艦では現状神風と並んでトップ。

提督のことを「司令官様」と呼んでいるが、これは巻雲に続く2隻目である。上述の通り謙虚かつ世話焼きな性格で、放置ボイスでは、春イベで奮闘した提督の疲れを察してか、毛布をかけてくれる。

また、時報ボイスや放置ボイスでは、同じ駆逐隊に所属していた「朝風」が複数回登場しており、本人曰く朝風は大切なパートナーであるようだ。夕食ではイワシ団子や麦飯、菜葉のお味噌汁などを作ってくれるが、他の台詞から察するに川内から教わったようだ。

戦歴をご覧になるのですね。春風がお持ちいたします。

1922年5月16日に舞鶴海軍工廠で起工、1922年12月18日に進水、1923年5月31日に就役。当初の艦名は「第五駆逐艦」で、1928年に「春風」に改名した。就役後は「朝風」「松風」「旗風」とともに「第五駆逐隊」に所属した。
太平洋戦争開戦時には第二二駆逐隊^[1]とともに、名取を旗艦とする第五水雷戦隊に編成された。

1942年 3月1日から始まったバタビア沖海戦では、第五水雷戦隊や第三水雷戦隊などが協同で連合国軍の重巡洋艦「パース」「ヒューストン」の撃沈に成功している。その際春風は煙幕や雷撃などで勝利に貢献したが、至近弾などで戦死者1名と後部マストの折損などの被害を受けた。

1942年 3月10日には第五水雷戦隊は解散し、これに伴い第五駆逐隊は第一南遣艦隊に転属となった。南方方面で護衛などの各種任務に就いていたが、同年11月16日の昼前、スラバヤに入港する直前に触雷し、艦首部の一番魚雷発射管より前部を損失した。因みにこれは、日本側が敷設した機雷であった。その後、仮修理を受け呉海軍工廠にて本修理を受けた。

1943年 8月25日には呉防備戦隊に編入され、本土とパラオ間の船団護衛に従事した。翌年2月9日には第一海上護衛艦隊に編入され、10月24日未明にはルソン海峡で米潜水艦「シャーク」と交戦し、見事撃沈に成功した。潜水艦にトラウマを抱えている駆逐艦娘が多い中で、旧式にも関わらずこのような大きな戦果を上げている。