時の封土とは (トキノフウドとは) [単語記事]

時の封土（トキノフウド）とは、Pleiades Company（旧：牧尾屋）が発表した3作目のアドベンチャーゲーム作品である。

時の館に引き続き『「時」シリーズ 3部作の』第2作。

概要

2001年に時の館に引き続き時のシリーズとして発表。開発ツールはJavascriptでブラウザゲームとしての発表であった。

2003年にはシステムやイラストを変更したリメイク企画が立ち上がり、古林を中心としたチームでテキストはほぼ変えずに「HTA」システムに変更したリメイク版2003年公開された。（対応ブラウザはIE、FireFOX／対応OSはWindows系列はXPまで、Linux、FreeBSD対応）

リメイク版が公開された後、原作版の公開は終了したが、Pleiades　Companyの閉鎖後も「時の封土」に関しては公開を続けている。

両親をなくし孤児であった、「僕」はとある村の医師であるマルティーナ先生に引き取られ育てられたが、やがてアメリカ西部の叔父夫婦の先へ移り住んだ。そして10年後、マルティーナ先生が亡くなったと聞き「僕」は急いで駆けつけた。

遺品を整理していたが奇妙な蝋燭を見つけ、火を灯すと別世界に飛ばされた。目をさますと傍らに少女「ラーナ」がおり、飛ばされた世界「時の封土」について語る。

「僕」
主人公で大学生の20歳。家族は叔父夫婦のみで名前は設定されていない。マルティーナ先生は恩人。奇妙な世界に迷い込んだ「僕」は脱出することに四苦八苦することになる。
ラーナ
ヒロイン。年齢は16、17歳前後で金髪の少女。「時の封土」の「忘却の塔」に住んでいる。後に「僕」と行動を伴にすることになる。
マルティーナ先生
　とある村の医師。子供や家族もおらず天涯孤独ではあったが、「僕」を引き取り10年前まで育ててくれていた。村民からは尊敬を集めていたという。物語開始時にはすでに亡くなっている。
森の長老
　「時の封土」の精神の森に住んでいる住人などへ世話役を担っている老人。「離別の橋」へ渡る通行証を発行する権限を持つ。
ラバステーラ
　「時の封土」の精神の森に住む時の盗賊。時を奪われたものは、彫刻のように時間が静止する。時を奪うのはとある理由があるらしく、「僕」を執拗に追いかける。
時の王
　時の封土の管理人。幼染みた考えを持って時の封土を制作した張本人の一人でありその考えが永遠に変わることはない。ただし、出るものは追わず、考えを押し付けることもせず「僕」が元の世界へ戻ることを許可する考えを持つ。